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VOL.1028 自然界の恩恵を享受する

2023年03月05日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.1028             2023/3/5
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今週の内容__________________________________________________________

・編集長コラム:自然界の恩恵を享受する
・お知らせ:不妊相談会
・編集後記


編集長コラム Mar.2023______________________________________________

  自然界の恩恵を享受する
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春は、植物は芽を出し、花々はつぼみをつけ、地中の虫が動き始める、生命力溢れる時です。人間にとってもこれからの季節は妊娠するにはよい環境であるはずです。

体外受精の治療成績にもそのことが反映されています。イギリスの病院で体外受精を受けた約3,000組のカップルの季節別の治療成績を比較した研究では、5〜9月にかけて実施された場合と11〜翌年2月にかけて実施された場合では、排卵誘発剤の量は前者のほうが少なく、妊娠率も20%と16%で、前者のほうが高かったというのです。

また、ブラジルの病院で実施された1,932組の顕微授精の治療成績を季節別に比べた研究では、受精率が、春が73.5%、夏68.7%、秋69.0%、そして冬が67.9%と、春が最も高く、冬が最も低かったとのこと。

このように、同じ治療内容でも、季節によって排卵誘発剤の量や治療成績に違いがあり、卵巣機能は春に最も高くなることが示唆されています。あらためて、人間は、自然界の影響を強く受けていることを思い知らされます。

そうであれば、自然界に生命力が溢れる季節を迎え、私たちも生活リズムを自然のサイクルにあわせることで、その恩恵を最大に享受したいものです。

そのためのポイントは体内時計をしっかりリセットするということです。体内時計は1日25時間なので、毎日きちんとリセットしなければ、どんどん乱れていってしまいます。

年齢が高くなればリセット力が低下していくのでなおさらのことです。そのため、毎日、意識して体内時計をリセットし、生体リズムを整えたいものです。

体内時計をリセットするポイントは「食事」、「運動」、「睡眠」で、具体的には以下の通りです。

1)毎朝、太陽の光をゆっくり、しっかり浴びる。
「光」は体内時計に強い影響を及ぼします。起床後、すぐに窓をあけて、太陽の光を浴びることで、体内時計が補正されます。

反対に、夜に強い光を浴びることを習慣化してしまうと、生体リズムが確実にずれていってしまいます。

2)夜のメラトニン分泌を活性化させる。
メラトニン分泌が活発になると、良質な卵が育ちやすくなるとの研究報告もありますから、直接的な効果が期待できるかもしれません。

メラトニン分泌を活性化させるための工夫は3つあります。日中にできるだけたくさんの光を浴びておくこと、十分な運動をすること、そして、メラトニンを補充することです。

3)良質のたんぱく質を含んだ朝食を食べる。
朝食、それも、パンとジュースとか、サラダだけというような簡単なものではなく、良質のたんぱく質を含んだバランスのとれた、しっかりした内容の朝食を食べることです。

たんぱく質と糖質を含んだ朝食が体内時計のリセットを促すことがわかっているからです。

以上が基本ですが、さらに、生体リズムを整える生活習慣を挙げます。

◎早寝早起き(毎日同じ時刻に。特に、起床時刻)
◎朝のウォーキング
◎時々、時計を見る

いかがでしょうか?

春は間違いなくやってきます。
あとは、私たちがその恩恵を享受できる状態になっているか、です。

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記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


お知らせ____________________________________________________________

東京都調布市のウイメンズクリニック神野主催の第30回不妊相談会が2023年3月12日の日曜日に開催されます。

院長の神野正雄先生は、情熱をもって不妊治療、特に、高度生殖医療に取り組まれ、高齢による卵巣機能低下が原因の不妊症に対して、独自の考え方と方法で、高い実績を挙げておられる先生です。

当サイトのドクターに訊くでも、「質のよい卵を育むための生活習慣~高齢不妊との正しい戦い方」というテーマでインタビューさせていただき、記事にしています。

神野先生は、現代における不妊の主な原因は、晩婚化によって、お子さん望むようになったときには、女性は、既に、妊娠しづらい年齢に差し掛かっていることが多くなったこと。

また、現代に特有の不健康な生活習慣、すなわち、夜更かし、ストレス、歩かない生活、質の悪い食生活などが、インスリン抵抗性を招き、卵子や精子の質を低下させていることを指摘されています。

抗糖化機能性食品「ヒシエキス」が、ART反復不成功の高齢不妊患者さんの妊娠率を改善することを臨床試験により見出され、国内や海外の学会で発表され、論文にもなっています。

これまでの不妊相談会では、なぜ不妊になるのか、カップルで取り組むべきことはどんなことなのか、高度不妊治療とはどんなものなのかを解説しています。

個別相談も可能です。
※先着5組まで。

◎第30回不妊相談会
日程:2023年3月12日(日)
時間:13:30~15:30
場所:調布市文化会館たづくり 10階 1001学習室
定員:50名
費用:無料

参加希望の方は下記あてお電話でお申込みください。
042-480-3105

・詳細はこちらから
https://www.akanbou.com/seminar/d14bb28433ec699ad7c01a8f04e39262f09af9b9.pdf

・ウイメンズクリニック神野サイト
http://home.j07.itscom.net/ivfjinno/index.html


編集後記____________________________________________________________

春は、間違いなくやってきます。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]     VOL.1028
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:https://partner-s.info/
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