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VOL.368 夏こそ、冷えにご用心!

2010年07月04日

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 妊娠しやすいカラダづくり 
 VOL.368
 2010年7月4日                  
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じぶんたちにあったこたえをだすために・・・

なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"上でのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。


━[今週の内容]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼今週の更新情報一覧

▼今月の特集
夏こそ、冷えにご用心!

▼妊カラ編集室からのお知らせ
プレマタニティビクスDVDで冷えにくいカラダづくりを

▼編集後記


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 今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2010年6月30日 最新ニュース
肥満の女性は体外受精による妊娠後の流産率が2倍になる
http://www.akanbou.com/news/news.2010063001.html
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2010年6月29日 Q&A
夫が無精子症と診断されました
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.tsuji-010.html
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2010年6月28日 最新ニュース
運動習慣と男性の性機能の関係
http://www.akanbou.com/news/news.2010062801.html
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ご質問、ご感想等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


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 今 月 の 特 集
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 夏こそ、冷えにご用心!
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7月に入りました。梅雨ではありますが、暑さは夏本番です。

ただし、いくら、暑くなっても、移動の交通機関でも、仕事場でも、家でも、
快適に過ごすことができます。

ところが、エアコン完備の社会で暮らしていると、かえって、身体の調子が
おかしくなってしまうことがあります。


★夏こそ、身体が冷えやすい!

夏は、カラダの持つ体温調節機能が働いて、どんどん汗をかいて、カラダを
冷やそうとします。

そのうえ、薄着で冷房の効いた部屋で過ごし、冷たい飲み物や食べ物をとっ
て、せっせとカラダを冷やし続けているのです。

さらに、建物の中と外では大変な温度差があるので、体温調節機能が混乱し
てしまって、自律神経のバランスがおかしくなると、ますます、カラダが冷
えるだけでなく、ホルモンのバランスにも影響を及してしまうことになりま
す。

このように、暑い夏だからこそ、カラダを冷やし過ぎて、血液の巡りを悪く
し、代謝の機能を低下させ、"冷え体質"をつくってしまうのです。

つまり、冷えは夏につくられるのです。


★冷えると卵巣の力が低下する

「体温を上げれば健康になる」という本の著者である齋藤先生によりますと、
50年前の日本人の平均体温は、36.8℃だったのが、現代では、なんと、
0.6℃も低くなって、36.2℃だそうです。

そして、体温が1℃下がると免疫力は30%も低下するとのこと。

つまり、今の日本人は、昔に比べて、自然治癒力が弱くなっていると言える
のです。

さらに、齋藤先生、曰く、卵巣で卵をたくさん作り、元気な赤ちゃんを産む
には、女性はおなかをあたためなくてはならないと指摘されます。

つまり、今の日本人は、昔に比べて、妊娠する力も低下していると言えるわ
けです。


★身体が冷えたままで、不妊治療を施すのは順番が逆

身体が冷えていると、卵巣が本来持っているはずの、"卵を育てる力"が低
下してしまうのです。

もしも、身体を冷えていることを自覚しないまま、いくら不妊治療を施して
も、すなわち、卵巣の力が低下しているところに、お薬や注射で卵巣を刺激
しても、その効果には限界があるというわけです。

ですから、まずは、身体の冷えを取り除いて、卵巣の力を回復することこそ
が、正しい順番です。


★そもそも、女性は冷えやすい宿命にある

それにもかかわらず、女性は、もともと、宿命的に冷えやすいカラダになっ
ています。

例えば、血管が細いので、血行が悪くなりやすいこと、また、カラダで一番
熱をつくる筋肉がすくないときているからです。

そのうえ、夏は、"知らず知らずに"、冷えやすい季節です。


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 暑い季節の妊娠しやすいカラダづくりとは?
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★まずは、冷えを自覚することから

知らず、知らずにカラダを冷やしていることはよくあります。

夏に定番の飲み物や食べ物、夏に定番のスタイル、そして、夏場はお風呂に
つからず、シャワーで済ましてしまうことも多いものです。

客観視すると、「そりゃー、冷えるわ」状態。

どんなものを飲んだり、食べたりしているのか、そして、自分の生活パター
ンを書き出してみると、自覚なしに、カラダを冷やしている習慣がみつかる
かもしれませんね。

つまり、身体を冷やしていることを自覚することが大切なのです。


★冷えないカラダをつくりつつ、そして、身体を冷やさない

冷え対策には両輪あります。

1つは、冷えにくいカラダをつくること、そして、もう1つは、身体を冷や
さないことです。

この両輪が回転して、初めて、効くようになります。


■冷えにくいカラダをつくるために

まず、冷えにくいカラダをつくるためのポイントは2つ。

運動とストレスコントロールです。

◎歩く

歩くことで、筋肉が収縮、拡張し、ポンプのように働き、下半身にたまりが
ちな血液を心臓に勢いよく戻します。

そのため、全身の血流がよくなり、身体全体の細胞や組織の代謝効率が高ま
り、体温が上昇するのです。

歩けば、歩くほど、血行がよくなり、むくみもとれて、そして、気分もすっ
きりします。

そして、歩くことで、筋肉が増えます。

体温、すなわち、身体の熱は基礎代謝がつくりますが、筋肉が増えることで
基礎代謝が高まります。

◎呼吸する

体温が上げたり、下げたりするのは、内臓の働きと同様、私たちの意思では
どうにもなりません。

自律神経がコントロールしているからです。

ただし、呼吸を介して、働きかけることは可能です。呼吸と自律神経は密接
な関係にあるからです。

深く、ゆっくろとした、複式呼吸は、身体をリラックスさせるだけでなく、
体温を上げます。

■身体を冷やさないために

◎はらまきと靴下

夏場は、オフィスでも、自宅でも、長時間、クーラーの効いた部屋で過ごす
ことになります。

特に、オフィスなんかでは、自分にあった温度設定は不可能ですから、自分
で防御するしかありません。

はらまきがお腹をあたため、全身をあたためてくれます。

また、夏は素足で過ごしがちですが、靴下をはいて頭寒足熱を心がけたいも
のです。靴下は5本指の靴下がお勧めです。

◎半身浴

夏は、シャワーで済ませてしまう人が多いのですが、熱めのシャワーを浴び
ることで、自律神経のうちの交感神経が優位となってしまい、リラックス効
果は期待できなくなってしまいます。

身体が温まり、リラックスもできて、一石何鳥にもなる半身浴がお勧めです。

ぬるめのお湯(37~38℃)に、胸やみぞおちあたりまで、20~30分、
ゆっくりとつかります。

その間ぼっーとしててもいいのですが、雑誌や本を持ちこんで読むのもいい
かもしれません。

半身浴は、身体の芯から温まり、血行がよくなり、新陳代謝が活発になりま
す。

◎就寝前の腹部マッサージ

寝る前に卵巣をあたためるために、下腹部を自分でマッサージします。両足
の付け根を両手でいったりきたりするのです。100回を目標です。

卵巣に感謝しながら・・・。


★きっと、卵巣はこたえてくれるはず!

冷えにくいカラダをつくること、そして、身体を冷やさないこと、他にもい
ろいろな手段や方法はあると思います。

いずれも単純な方法ですが、毎日やって、習慣化することで、絶大な効果を
生むことでしょう。

また、強調したいのは、特別な方法や器具は不要です。お金なんて、かけな
くてもいいのです。

一時的に身体をあたためても、さほど、意味はありません。

冷えにくい体質、自ら熱を産生するような体質に転換することこそ、大切で
はないでしょうか?

きっと、卵巣はこたえてくれるはずです。

また、もう一つの観点から言うと、そもそも、夏に冷えやすいのは、不自然
な環境で生活していることに他なりません。

ですから、可能な範囲で、出来るだけ自然に近い環境を意識することも大切
なことなのかもしれません。

そうすると、身体に備わった体温調節機能が強化されるはずです。


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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


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 編 集 室 か ら の お 知 ら せ
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 プレマタニティビクスで冷えにくいカラダづくりを!
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2009年1月から2010年4月まで、ファティリティレッスンでは、日
本マタニティフィットネス協会のプログラムである、不妊改善のための運動
療法「プレマタニティビクス」を開催しました。

ドクターと運動のプロが開発した、妊娠しやすいカラダをつくるプログラム
で、自分で身体を動かすことで、生殖器官の位置する骨盤内の血流をよくす
る試みや工夫が随所に施されているのが特長です。

協会では、自宅で、一人で、あるいは、ご主人とお二人で、取り組んでもら
えるように、DVDを作成しています。

DVDをご希望の方は下記から入手いただくことが可能です。
http://www.akanbou.com/an/dvd_sale.html


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 株式会社パートナーズ運営サイト
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私たちはお子さんを望まれるカップルを応援しています。

▼不妊に悩む夫婦の自己決定を支援する情報サイト
→妊娠しやすいカラダづくり
http://www.akanbou.com/

▼医師がサポートするサプリメントセレクトショップ
→ネイチャーズギフト
http://www.nature-g.com/

▼ドコモ、au、ソフトバンク公式携帯サイト
→おしえて!不妊ナビ
http://funinavi.edia.ne.jp/index.html


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 編 集 後 記
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夏の妊カラ恒例の「夏こそ、冷えにご用心!」です。

夏だからこそ、冷えやすく、夏だからこそ、冷え対策が大切になってくるの
です。

ある意味で、皮肉なことと言えるかもしれません。

私たち、人類は誕生してこのかた、暑い時には、暑い時なりに、寒い時には、
寒い時なりに、いろいろな工夫をして、しのいできました。

そのため、私たちの身体には、さまざまな機能が備わるようになったようで
す。

ところが、この本の何十年かで、いくら厳しい暑さや寒さでも、エアコンで
コントロールすることが、当たり前になってしまいました。

そのため、確かに、一時的な快適さは得られたものの、自然な環境に何十万
年もかけて、適応してきた身体は、ほんの何十年かの人工的な環境には、未
だに適応できていないため、いろいろと不都合なことが起っているようです。

その長さを比較すると、当たり前と言えば、当たり前のことでしょう。

この人工的な環境に適応するのは、まだまだ、相当な時間がかかるはずです。

やはり、意識的に冷え対策を講じることが現実的でしょう。

本当に、夏こそ、冷えに用心して、冷え対策に取り組みたいものです。


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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.368
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◎発行部数
・自社配信: 221部
・まぐまぐ:5,347部
・合計部数:5,568部(7月4日現在)
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◎ご意見、ご希望は下記メールアドレス宛にお願いいたします。
info@akanbou.com
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
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【発 行】 株式会社パートナーズ
【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
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