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VOL.319 お子さんを望まれる男性の皆さんへ

2009年07月12日

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 妊娠しやすいカラダづくり VOL.318 2009年7月12日配信
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                      http://www.akanbou.com
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じぶんたちにあったこたえをだすために・・・

なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"ためのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

---[目次]-----------------------------------------------------------

▼編集長コラム
お子さんを望まれる男性の皆さんへ

▼今週の更新情報一覧
7月6日から7月10日までのサイト版「妊娠しやすいカラダづくり」

▼妊娠しやすいカラダづくりケーススタディ[002]

▼妊カラ運営会社からのお知らせ

▼編集後記


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              編集長コラム
  VOL.319
          お子さんを望まれる男性の皆さんへ
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卵子と精子が出会い、
受精卵から胚に、そして、胎児へと成長するのは、
すべて女性のお腹の中で進むものです。

現実に、妊娠、出産に際しての生理的、肉体的役割は、
女性が担っていることから、
妊娠しない、妊娠しづらいとなった場合にも、
女性が主役であるかのように錯覚してしまいがちです。

ところが、少しでも立ち入って考えてみると、
女性だけの問題ではなく、
二人の問題であることがよくわかります。

まず、不妊の原因から言えば、いまや男女ほぼ半々で、
特に、この10年で、
男性不妊が増加傾向にあるという見解が一般的になりつつあります。

そして、不妊の原因が男女いずれにあるのかにかかわりなく、
受精卵が健全に発育するためには、
卵子の質だけでなく、
精子の質も一定の役割を担っていることが、
最近の研究で、次第に明らかになってきています。

DNA構造の分析技術の進歩は、
犯罪捜査の質を高めただけではありません。

たとえば、精子は、胚の成長において、
これまで考えられていた以上に重要な役割を担っていると、
アメリカの大学の研究が「ネイチャー」誌に掲載されています。

精子の主な役割と言えば、
父親の遺伝情報を母親の卵子に運ぶことで、
とにかく、卵子に一番乗りして、
その頭部に格納した遺伝情報を卵子に送り込み、
受精が完了すれば、
"ご苦労さま!お役御免"と、
だいたい、そんなイメージでした。

ところが、受精卵が正常に分割、成長するかどうかは、
精子が運んできた遺伝情報の構造にも左右されると言うのです。

また、精液検査で精子の数や運動率はクリアしていても、
活性酸素の攻撃による精子のDNAの損傷度合いが大きくなると、
受精率や妊娠率が低下してしまうおそれがあるとの報告もあります。

このように、妊娠の成立、継続には、
決して、卵子の質だけでなく、精子の質も深く関わっているのです。

妊娠しやすいカラダづくりは、男性にも有効な考え方なのです。

次に、不妊治療は、必ず妊娠できるという保障のないままに、
2年、3年、そして、数年間と、長引いてしまうことが珍しくありません。

そして、不妊の悩みを克服する方法は、
決して、一つではなく、正解はありません。

不妊は命にかかわる病気ではないからです。

どうするか、どうすべきかについて、
それぞれの人の価値観や人生観が大きく反映されるものです。

ですから、"医者まかせ"でも、
"あなたまかせ"でもなく、
"二人が納得できる答え"をみつけないと、
後々、後悔してしまいかねません。

つまり、答えは、外にあるのではなく、
二人の関係性にあるというわけです。

二人で、話し合って、考えることこそがベースなのです。

最後に、不妊の原因がどちらにあっても、
不妊治療は、宿命的に、女性の身体に施されるという面があります。

その上、高度生殖補助医療と言えども、
その成功率は、決して、高くなく、
肉体的、精神的、経済的負担に見合わないとの印象を、
もたれるかもしれません。

自らの身体に施される女性にとっては、
成功率の低さを治療を続けることで克服しようと頑張らざるを得ず、
また、妊娠しない原因や責任を自らに帰してしまうことも、
往々にしてあります。

そのうえ、不妊の悩みはとてもデリケートで、
だれかれなしに気軽に話し合ったり、
相談できるものではありません。

強いストレスを感じたり、無力感に苛まれることも、
悲しいかな、宿命的とも言えるわけです。

そんな中で本当に頼りになるのはパートナーです。

不妊治療を受けている夫婦を対象にした調査で、
関係が良好である夫婦ほど、
治療で受けるストレスが少ないとの報告もあります。

精神的にもお互いの役割は小さくありません。

いかがでしょうか?

ただでさえ、プレッシャーのかかっている男性陣に、
さらなるプレッシャーをかけようと思っているわけではありません。

多くのご夫婦からの悩みに接していて、
誤解や単に知らなかったことからくるプレッシャーも、
少なからずあるように思えてならず、
少しでも、不要なプレッシャーがなくなればということです。

考えてみれば、夫婦がよく話し合って、
お互いの価値観や人生観をすりあわせることは、
不妊の悩みを解決するだけでなく、
二人が充実した人生を歩むためにもとても大切なことと思います。

辛いこと、悲しいことを、
二人で転じて福となしていただきたいと、
願ってやみません。

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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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           今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2009年6月30日 妊娠報告
体外受精のために転院した直後に自然妊娠
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2009063001.html
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2009年7月1日 最新ニュース
毎日射精することで精子のDNA損傷度が低下する 
http://www.akanbou.com/news/news.2009070101.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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      妊娠しやすいカラダづくりケーススタディ[002]
 
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妊娠しやすいカラダづくりに取り組まれた皆さんの状況や経緯を、ケースス
タディとしてご紹介します。

年齢:37歳、ご主人39歳
結婚歴:5年
赤ちゃん待ち期間:約3年

▼背景

不妊検査では、ご主人ともども、特別異常はなかったが、妹さんが20代後
半で体外受精でお子さん授かったことに、大いに触発されて、また、医師の
勧めもあって、人工授精を3回受けても妊娠しなかったので、体外受精にス
テップアップし、2回繰り返したが、肉体的、精神的ストレスが大きくなり、
耐え切れず、自然に近い方法で妊娠を目指したいと考えるようになり、リー
ベマリールを訪れた。

▼身体の状態は?

上記のとおり、不妊検査では異常なし。ただし、子宮筋腫があったが、婦人
科の医師の診断では、妊娠出産には問題ないレベルとのこと。

▼生活面、メンタル面では?

スナック菓子に目がなく、間食は毎日欠かさなかった。また、仕事が派遣の
ため、職場環境の変化に強いストレスを感じていた。

▼取り組んだこと

◎食生活

まずは、間食を完全に止め、その分、3食を、バランスよくしっかり食べる
とにする。特に、野菜の量と種類を多くする。

◎運動

ウォーキング。

◎タイミング法

クリニックで排卵チェック、自分で排卵検査薬の使用。

▼ご主人がEDに

生活習慣を見直して以降、サイクルが安定して、妊娠しやすい時期が明確に
分かるようになったものの、何回か夫婦生活を持つことができなかったりと
いうことがあって、1年が経過する。

まじめに取り組んでいるにもかかわらず、夫婦生活がもてなかったこという
ことが度々あったので、青山さんが不思議に思っていたところ、実は、ご主
人がEDになってしまったとのこと。バイアグラも使っているものの、次第
に、夫婦生活自体が苦痛になってしまい、セックスレスになってしまった。

▼人工授精で妊娠を目指すことに

年齢のことを考慮に入れて、そして、ご主人はマスターベーションは問題な
いとのことだったので、人工授精で妊娠を目指すことに。

数回の人工授精後、医師から体外受精を勧められたが、不妊原因は明らかに
ご主人のEDによる性交障害であるため、体外受精は不要と考え、また、自
然に近い方法で妊娠を目指したいとの二人の希望もあり、とにかく、人工授
精を続けることに、そして、治療を休んだ周期には、タイミングを気にせず、
愛情を確かめるための夫婦生活を持つようにする。

そして、7回目の人工授精で妊娠が判明。

▼リーべマリールの青山さんより

今回ご報告させていただいたご夫婦のご主人だけでなく、最近、EDや射精
障害が明らかに増えています。

その原因というか、きっかけは、ほとんどが不妊治療をスタートして、タイ
ミング法をはじめてからです。要するに、夫婦生活の日を決められることに
よるプレッシャーです。皆さん、とても真面目で、優しい方ですからとても
辛いものがあります。

その上、そうなっても、男性であるドクターにはなかなか言えず、何よりも、
何でも話し合っていた、女性同士の、この私にさえも!なかなか打ち明けて
はくれませんでした。それだけ、デリケートなことなのですね。人工授精で
妊娠を目指すことになったときには、二人して、ほっとして、喜んでいたく
らいですから。

また、お二人は、過去に体外受精を受けて、懲りていましたから、明確な理
由がないと考えられる限り、人工授精を繰り返すという方針が明確だったの
も、かえって、精神的には安定したみたいです。

また、食生活の改善と運動は、女性のサイクルの安定に寄与し、ご主人の精
子の質もずいぶんよくなったようです。

また、ちょうど、会社を辞めた後の人工授精だったことから、仕事のストレ
スから解放されたことがよかったのかもしれないですね。

体外受精までステップアップしても妊娠できなくても、卵管に問題がなく、
精液検査もクリアしていれば、35歳を過ぎたからといって、自然妊娠や人
工授精でも十分に妊娠できますし、そんなご夫婦はたくさんいらっしゃいま
す。

▼妊娠しやすいカラダづくり編集室から

男性不妊外来では、勃起、挿入はできるけれども、膣内で射精できないとい
う射精障害で訪れる方が急増しているそうです。

獨協医科大学越谷病院泌尿器科の岡田教授によりますと、男性不妊外来にお
ける膣内射精障害の原因別割合は、タイミング法指導を契機とするものが約
75%、マスターベーションの方法が特殊であるとするものが約13%、性
的刺激を受ける対象が特殊であるとするものが約12%と報告されています。

つまり、膣内射精障害の原因として最も多いのが、タイミング法で、夫婦生
活の日を決めらることによる、精神的なプレッシャーによるものということ
です。

互いによかれと思って、頑張れば頑張るほど辛い思いをするという、悪循環
な状態だったと言えるかもしれません。

大切なのは、タイミング法を正しく理解することです。

タイミング法とは、"その日だけ"仲良くするということではなく、"その
日も"仲良くするということです。

つまり、夫婦生活とは、お互いの愛情を確かめるために、お互いの欲求の高
まりにまかせて仲良くするということであって、決して、義務的に行うもの
ではないということです。

そもそもタイミングにこだわっても、妊娠率はそれほど高くならないとの報
告もあります。

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★協力:ホリスティックリフレクソロジートリートメント「リーベマリール」

▼「リーベマリール」とは?
ロンドンでリフレクソロジーを中心にセラピストとして実績を積まれた青山
佳代さんが、不妊に悩む女性、1人1人の状況に応じて、食生活やライフス
タイルも含めたアドバイスも含めて、きめの細かい対応をされています。

▼サロンは、東京三鷹市にあります
http://www18.ocn.ne.jp/~marille/index.htm
▼マリール怒涛の不妊治療(ブログ)
http://liebemarille.blog19.fc2.com/

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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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       妊カラ運営会社・株式会社パートナーズから

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 サプリメントも正しく選び、正しく使うことが大切です!
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私たちは、安心して選んでいただける製品の提供に努めています。

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私たちが考えるサプリメントを選ぶ際の優先順位と品質とは?
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▼妊娠の可能性を最大にするために補充すべき栄養成分に優先順位
http://archive.mag2.com/0000116311/20090215151013000.html
▼妊娠の可能性のある時期に選ぶべき品質
http://archive.mag2.com/0000116311/20090222170517000.html

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私たちが考える理想的なサプリメントとは?
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▼基本サプリメント(マルチビタミンミネラルフォーベイビー&ミー)
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/multi_v_m.html

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体内で精子と卵子を守る抗酸化ブレンド
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▼アンチオキシダントフォーベイビー&ミー
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/04.html

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どうぞ、お気軽にご相談ください!
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▼サプリメントも正しく選び、正しく使うことが重要です。
http://www.nature-g.com/funin/supple.html

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 妊娠しやすいカラダをつくりましょう!
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私たちは「妊娠しやすいカラダをつくる環境」の提供に努めています。

》》》ファーティリティレッスン 受講者募集中!

思うように授からないことに悩む女性のための妊娠しやすいカラダとココロ
をつくる環境を提供しています。

不妊治療医と運動の専門家が開発した"妊娠しやすいカラダをつくるエクサ
サイズ"と"正しい情報をえるためのセミナー"を開催しています。

▼詳しくはこちらから
http://www.akanbou.com/fertilelesson/top.html

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 編 集 後 記
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南九州では既に梅雨明け宣言がなされたようですね。

これから、いよいよ、夏本番ですが、
同時に、夏特有の冷え対策も大切な季節になるわけです。

それぞれに自己防衛しましょう。

大切なお腹を冷やさないためには、
腹巻きがいいですね。

私もゲットしましたが快適です!
http://www.1101.com/store/haramaki/index.html

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.319
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◎発行部数
・自社配信: 286部
・まぐまぐ:5,346部
・合計部数:5,632部(7月11日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
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ませんのでご了承ください。
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【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)  
【サイト】 http://www.akanbou.com
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