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VOL.030 年齢と不妊の関係(2)

2004年02月28日

                         
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□■□       ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
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◇           《毎週土曜日配信》        VOL.030

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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、たまたま、うまくいかないと
ころをセルフケアによる、自然な方法によって、本来、私たちに備わってい
る生殖能力を取り戻すことにチャレンジしませんか?

そんなチャレンジを私たちは応援させて頂きます。

このメルマガの内容に関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。

◆メールアドレス:info@nature-g.com

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皆さん、こんにちは。いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

》》》まずは、冒頭から、お詫びしなければなりません。

前回のメルマガにて、
「妊娠報告」を翌日に配信すると言っておきながら、
結局、配信出来きませんでした。
申し訳ありませんでした。

見苦しい(^_^;)言い訳なんですが、
一応、作成したものの、
モニターの方々から辛らつな指摘が・・・。
妊娠しました!のオンパレードで全然参考にならないと。
皆さんに配信する意味なし、と。

これは、メールを頂いた皆さんの責任では全くありません。
漠然と"妊娠報告"のメールを下さい、
なんていう募集の仕方をした私の責任です。
多くのメールを頂いた皆さんには重ねてお詫びいたします。
それで、いろいろ意見を求め、考えた結果、
アンケート形式で、
"妊娠報告"を再び、募集することにいたしました。
この号の最後です。
よろしくお願いいたします。

》》》再び、タバコのことです。

28号でも「喫煙と不妊」を掲載しましたが、
2月11日にイギリスの医師会からショッキングな発表がありました。

それによると、イギリスでは、約12万人もの30〜50代の男性が、
喫煙のせいでインポテンツ(勃起障害)になっていると推測されるとのこと。
一酸化炭素のような毒素が血流を悪化させ、
ペニスへの血液循環を妨害するためであるとしています。
また、インポテンツだけでなく、精子の数の低下、
奇形率の上昇をも招くとしています。

一方、タバコを吸う女性は、吸わない女性に比べて
不妊症になる確率がおよそ2倍になり、
タバコによって年間、3〜5000件の流産、
1200件の子宮頸がんが、
引き起こされていると報告しています。

さらに、体外受精のような高度な生殖補助の成功率をも低下させるそうです。

イギリス医師会は、
妊娠した女性が胎児のためにタバコを止めるべきであることは
既に誰でも知っている。
ところが、子供を持ちたいと願う男女も今すぐに喫煙を止めるべきである、
と警告しています。

このイギリス医師会のレポートは、
ヨーロッパはもちろん、アメリカでも報道されていました。
ただ、日本では私の知る限りでは、
どこのマスコミも報道されていなかったように思います。

喫煙の習慣は現代に始まったわけではありません。
ですから、もちろん、不妊の原因を全てタバコにするのはナンセンスです。
ましてや、世の風潮はと言えば、
ますますタバコを目の仇にしていて、
タバコを吸う人は年々減っているとあっては尚更のことです。

ただし、妊娠しにくい、というのは複合的な要因が合わさってのことと
考えるべきで、
年齢のこと、
女性と仕事の関わりの変化に伴って、
昔に比べて女性にかかるストレスの質の変化、
食生活を始めとする生活スタイルの変化、
それにこのタバコなどが、
要因として絡み合っているのでしょう。
気をつけるbねきは、自分が吸わなくても、
周囲の人間が吸うタバコの副流煙のダメージも大きいようです。

いずれにしても、
今回のイギリス医師会の発表内容は相当に深刻で、
イギリス政府にもっとアンチ喫煙政策をとるべきであると迫っています。

》》》 64歳の女性が提供卵子による体外受精で第一子を出産。

こちらも海外ニュースなんですが、
なんとインドで、64歳の女性が、
30歳の親戚の女性からの提供卵子と
74歳の夫の精子による体外受精によって、
初めての子供を出産したそうです。

因みに最高齢の出産記録は、
65歳で、昨年4月に同じインドであったそうです。
その方も26歳の姪から卵子の提供を受けた体外受精だったそうです。

いずれも提供卵子による体外受精で、
精子はご主人のもののようです。
日本では、夫以外の精子を使っての人工授精は、
認められていますが、
提供された卵子のよる体外受精は認められていません。

ですから、こんな話しをしても「ヘエ−」で終わってしまいそうですが、
20年も前に閉経を迎えた64歳の女性が、
30歳の親戚の女性から卵子の提供を受ければ、
74歳の夫の精子を使い、
妊娠、出産出来るということは、
いかに、卵子の質が大切であるかを物語っています。

ここまで書いて、
それでは、自然妊娠、出産の最高齢はどれくらいなのか、
とても気になってしましました。
日本産婦人科学会によると、
海外の例ですが、
57歳で自然妊娠し、分娩という記録があるそうです。
また、最年少は10歳です。
これも「ヘエー」で終わっていまいそうですね。
とにかく"個人差"が大変に大きい、
とまとめておきましょう。

さて、その"年齢"ですが、
先週の「年齢と不妊の関係」に多くのご意見や感想を頂きました。
ちょっとご紹介します。

(メールの途中から引用)
いつも送られてくるのが待ち遠しいくらいです。
こんなに楽しみにしているメルマガなんて初めてです。
読んでいると、なぜか癒されます。
私は36歳で、子づくりのスタートが遅かった(今となっては多少後悔して
います)ものですから、2年半の不妊歴ということになります。
多少、不妊検査や治療も受けましたが、機械的に"技術"だけを提供してい
るような感じが強くて、どうにも納得できず、現在お休みしています。知人
などは、雰囲気などはどうでも良い、とにかく高齢でも妊娠させてくれる技
術を求めたいと、通院を続けています。
今回、メールをお送りしようと思ったのは、年齢に関する記事を読んで、昨
年の何号かは忘れましたが、年齢のことに過剰反応していた自分からは想像
出来ないくらい、今回は逆に癒されたことをお伝えしたかったからです。こ
のメルマガを毎週読んでいくうちに、妊娠して子供を授かるということ、を
客観的にみれるようになったからでしょうか。上手く言葉では言い表せませ
んが、とにかく感謝しています。子供は諦めたわけではありません。主人と
も話しているのですが、今は体を整えて、クリニックをいろいろ探している
ところです。なかなか分からないというのが実際のところですが、あわてて
同じ轍を踏むことだけは避けようと話しています。妊娠に対しての執着とい
うよりも、あとあと後悔しないような選択をしようと思っています。
(以下略)

茨城のIさん、ありがとうございます。実は、昨年、Iさんから、「35歳
以上は、子供を諦めろということですか?」という熱いメールを頂いたこと
があったのです。

(メール途中からの引用)
年齢のことは、気になっていました。
そして、年齢の話題になるたびに、ブルーになっていました。
でも、早く子供が欲しい、でも35を超えてるので、出来ないのでは。
早く妊娠しないと益々ヤバイ、なんて焦る毎日でした。
今回の年齢のことに限らないのですが、
もやもやした頭がいつもメルマガを読むと、スッキリするのです。
そして、また前を向かせてもらっています。
だから、ラッキーにも子供が出来たあとも、ずっと読ませて下さい。
(以下略)

愛媛のYさん、ありがとうございます。

今回、この二人の読者の方からのメールをご紹介させてもらったのは、やは
り状況を正しく認識することが、最も大切なことだと再認識させて頂いたか
らです。本当にこちらこそ、です。

不妊を改善しようと努力を続けていて、また不妊治療を受けていれば尚更で
すが、いったいいつ妊娠出来るのだろうか、このままで良いのだろうか、
もっと良い方法があるのでは、というところで悩んだり、焦ったりしてしま
うものです。そこに、どっかにありましたが、「頑張って」とか、「〜に励
みましょう」なんていうのは、応援しているようで、実は、とても無神経な
ものに感じるのです。なかなか妊娠しない、その理由が明確ならば、その理
由を解消するために頑張れば良いのです。ところが、事はそんな単純なもの
ではありません。たいてい、理由が明確でない、というか、複合的なケース
がほとんどです。ですから、人によっては、長いトンネルがいつまでも続く
かのような感覚に捕われることもあります。いずれにしても暗い道を歩くが
ごとく、ではないでしょうか。であれば、妊娠しにくいこと、それに関連す
るいろいろなこと、薬や注射の名前ではなく、状況の正しい認識が多少なり
とも足下を照らすことになるのでは、きっとそうだろうと、考えているわけ
です。そして、とうか、さらに、大切なことは自分の足で歩く、ということ。
受け身で誰かに妊娠させてもらう、のではないのです。それこそ、もっと暗
闇に連れていかれたら取り返しがつきません、後悔してしまいます。

お二人のメールから、このメルマガが多少なりとも、お二人の足元を照らし、
それによって、お二人がご自分の足で歩いておられるように感じられました。

前号に引き続き、
年齢について、もう少し考えてみたいと思います。

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             年齢と妊娠 その2

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前号では、だいたいは、20代後半から30代前半から妊娠率の低下傾向が
みられるとお話しました。そして35歳を過ぎると低下傾向に拍車がかかる
とも指摘しました。まあ、年とれば妊娠しにくくなるという印象を皆さんが
もたれている通りなのですが、26号でご紹介したアメリカの国立環境健康
科学研究所(Natinal Institute of Environment Health Science )の大規
模調査の結果をもう一度取り上げてみたいと思います。
http://www.niehs.nih.gov/oc/crntnws/2002jul/infrtlty.htm

■年齢と不妊症の関連

26号をご覧になっていない方もいらっしゃるでしょうから、説明しますと、
ヨーロッパの7つの都市で、1年間避妊しないで、夫婦生活を持ったにもか
かわらず、妊娠出来なかった782組のカップルを対象とし、さらに1年後
の妊娠状況を調査したものです。いずれのカップルも自然妊娠によるもので、
一切、不妊治療は受けていません。

それによると、最初の12周期で妊娠出来なかったカップルの内、その次の
12周期でも妊娠出来なかったカップルの割合は、女性が19〜26才では3%、
27〜34才では6%、35〜39才では9%でした。

今回は、女性の年齢に注目しましょう。驚きですね。35〜39才と言いますか
ら、妊娠率の低下傾向に拍車がかかっていると一般に信じられている年齢で
す。にもかかわらず、1年間妊娠しなかったカップルの内、91%が2年目
には妊娠しているのです。この調査結果を見る限りでは、一般に認識されて
いるほど、不妊症と診断されるカップル、いわゆる避妊しないで夫婦生活を
持っているにもかかわらず、2年間妊娠しないというカップルの割合は、さ
ほど年齢に関連しないと研究を実施した医師も語っています。

この調査結果を見る限りは、年齢を重ねるほど、確かに多少は妊娠率は下が
るものの、不妊症になるのは、さほど年齢は関連しないということです。

■現実にどれくらいの30代、40代が妊娠、出産しているのか

それでは、我国で実際に年齢による妊娠、出産がどのように変化しているの
か見てみることにしましょう。厚生労働省の統計情報部の「人口動態統計」
の最新版による数値です。

まずは、年をとると妊娠率が低下することがクローズアップされがちなんで
すが、この20年間で、35歳以上で出産される方は急激に増えています。
35〜39歳の出生率ですが、1980年と2000年の20年間に2.5倍に、40歳以
上の出生率は、2.3倍に増加しています。また、全体に占める出生数の年
齢別割合を見てみると、2000年に35〜39歳の女性が出産した子供の数は、全
体の10.6%、40歳以上では、1.2%です。なんと、10人に1人以上
の子供を、35歳以上の女性が出産されているのです。因みにこれも20年
前と比べてみると、1980年に35〜39歳の女性が出産した子供の数は、全体の
4.2%でした。現実に、35歳以上で妊娠、出産される方の数や全体に占
める割合はどんどん増加しているのです。

■時代によって大きく異なる傾向

さらに、厚生労働省の「人口動態統計」を見てみると、驚いたことに、1950
年くらいまでの、30代後半、40代の出産数がとんでもなく多いのです。
出生数をみると、2000年に35〜39歳の女性が出産した子供の数は、126,409人
で、1950年の数は、278,781人で2.2倍、1947年は、398,795人で3.2倍
です。もちろん、この時代は第一次ベビーブームと言われた時代です。全体
の出生数も260万人を超え、2000年の2倍以上ではあります。ですが、
現代は女性が社会で活躍するようになり、晩婚化によって出産の高齢化が進
んだと言われていますから、現代だけの特徴かと思いがちですが、50年前、
1人の女性が数人の子供を産むことが当たり前だった時代にも、30代後半
や40歳代で子供を当たり前のように産んでいたのです。

■さらに年齢のことを

年齢と妊娠の関係を知るのに格好の事例がカナダにありました。それは、宗
教的な理由で避妊や中絶をしない人々が集団で生活している地域があるそう
なのです。その集団では、女性の最終妊娠年齢の平均は40.9歳だそうで
す。そして、40歳までに33%の女性が妊娠できなくなり、45歳までに
87%の女性が妊娠出来なくなるそうです。

いかがでしょうか?
ただ単に、年をとれば妊娠しにくくなり、流産のリスクも高まる、という漠
然としたイメージから、多少は明確なものになったでしょうか?

35歳を過ぎてこれから妊娠、出産を計画されているのであれば、以下のポ
イントを守ることでリスクを減らす"備え"だけは心掛けてはいかがでしょ
うか?

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            前を向いて進みましょう
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★喫煙、アルコール、薬物の摂取を止める
★バランスのとれた食事
★定期的な運動
★妊娠に備えたビタミン、ミネラルをサプリメントで摂取
★妊娠に備えて医師のチェックを受ける

自分で出来ることです。
また、テーマを挙げるとすれば「抗酸化生活」です。
生活にいくつかの局面で活性酸素の攻撃にさらされ続けています。
年をとるに従って、
活性酸素を消去する能力が低下し、
老化を促します。
しっかりと活性酸素対策を講じることです。

定期的な運動はウォーキングが理想的です。
1日40分以上のウォーキングを週に3日以上が目安です。
激しい運動は逆効果になりかねません。
ウォーキングはメンタルな効能も見逃せないところです。

バランスのとれた食事が基本ですが、
プレナタル(妊娠用)サプリメントで補うのが理想です。
アメリカやヨーロッパでは、
「prenatal vitaminns」が医師から処方される場合が多いようです。
女性の一生の内で最も良質な栄養素を必要とされる時期です。
100%野菜や果物から無精製で取り出したサプリメントが理想です。
http://www.nature-g.com/shohin/member/05.html

最後に、35歳を過ぎて、自分達でできるタイミング法(23・24号)で
6ヶ月経過しても妊娠しない場合は、次ぎのステップのために、
医師の検査を受けるようにするのが無難です。

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》》》誌上カウンセリングから

          ステップダウンも有りです

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不妊治療をステップアップしていき、
高度な生殖補助医療も何度か受けてみたが、
それでも妊娠しないとなると、
これからの治療をどうするかで心に迷いが生じてくるものです。
同じような内容のご相談を多く頂くので、
代表して、神奈川のOさんのご相談の誌上カウンセリングを掲載させて
頂きます。

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■ご相談内容を簡単にお書き下さい。
 いろいろ検査、治療し、体外受精も行いましたが、妊娠しません。

■結婚後、今日までの(治療)経過についておしえてください。

現在30歳。結婚1年半は避妊していました。(今はすごく後悔しています。)
避妊しなくなればすぐできるものと、思っていたのですが なかなか妊娠せ
ず、不安になり、7ヵ月後に不妊専門病院へ通い始めました。

一通り検査をしたところ、右卵巣にチョコレート嚢腫があり、子宮内膜症と
のこと。(内膜症は生理痛がひどいとか言いますが、私の場合は症状はあり
ませんでした。)

そんなにひどくないとのことで、しばらくタイミングで様子をみました。他
の検査は異常なしでした。1年後、内膜症の治療ということで、ホルモン療
法を行い、半年生理を止めました。チョコレート嚢腫は少し小さくなりまし
たが、その後も妊娠には至りません。
 
AIHも何回か行いました。去年の3月に、腹腔鏡手術を行い、チョコレート嚢
腫と、内膜症の病変を取ってもらいました。(このとき子宮筋腫が見つかり
ましたが、腹腔鏡では取れないとの事で、そのままです。1.5cmぐらい
で場所もそんなに問題ないとの事でした。)腹腔鏡後は妊娠しやすくなると
のことで、期待していましたが、やっぱり妊娠しません。
(AIHを何回か行いました。確率を高めると言う意味で、注射の排卵誘発
剤も使いました。)

その後、クロミッド周期で体外受精を行いました。私はきっとピックアップ
障害で受精できてないのでは・・・と思っていたので、受精卵ができればな
んとかなると思っていました。3回この体外受精を行い、受精もしましたが、
今度は着床しません。クロミッドを使うと内膜が薄くなってしまうからか、
生理の量が減ってしまいました。(先生に尋ねたところ、問題ないと言われ
ましたが。)

■不妊治療に対する希望(理想とする不妊治療とは?)を聞かせてください。
自然な形でできるのがいいとずっと思っていました。
でも、私自身は、だんだんステップアップしています。

■結婚歴を教えて下さい。
5年2ヶ月

■避妊をしていた期間はありますか?
※ありの場合は、 1年  6ヶ月

■結婚後も仕事をされていますか?
 されていれば、職種は?
 医療関係です

■基礎体温表をつけていますか?
 つけています

■その他ご質問等があればお書きください。

普通の体外受精の方がいいのだろうか・・・と悩む一方、卵管は問題ないし、
腹腔鏡もうけて、おなかの中をきれいにしてもらったのに、なぜ普通に妊娠
しないんだろう・・・、なんとか体外受精じゃなく自然にできないかなあと
思ったりもします。
内膜症が着床の邪魔をしているのでしょうか?
私のような、半分原因不明みたいな人はどうすればいいのでしょうか?

※これ以降の質問は、不妊治療を受けてらっしゃる方のみお答下さい。

■不妊治療歴は?
3年   2ヶ月

■どのような検査をしましたか?
・子宮卵管造影
・卵管通気(通水)検査
・フーナーテスト
・ホルモン検査(LH FSH PRL E2 など)
・クラミジア抗原検査
・精液検査(ご主人)
・腹腔鏡検査
・その他ありましたら、以下にお書き下さい。
 抗精子抗体
 抗核抗体


■どのような不妊治療をしましたか?
・タイミング法
・漢方薬服用
・クロミッド服用
・クロミッド+HCG
・HMG+HCG
・AIH
・IVF(クロミッドの周期で)
・その他ありましたら、以下にお書き下さい。
 ホルモン療法(子宮内膜症のため)
 腹腔鏡手術
 鍼灸治療(効果があるかはわかりませんが・・・。)

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《返信のメールをそのまま掲載します》

(中略)

これまでステップアップしてきて、
体外受精を3回受けられて、
はたと立ち止まって・・・、
という感じでしょうか。
いや、それまでにも、
それぞれの治療ごとに、
いろいろ考えを巡らしたりされてきたのでしょうね。

おそらく、
これっ、と言った明確な原因がない、というか分からないのが
いろいろ考えてしまうようになるんですよね。
たまに、一体どうなっているんだー、となりますよね。

どうでしょうか、
ステップダウンという考え方もあります。
文面からは、
子作りを意識して7ヶ月後にはもう、病院に通い始めたのですよね。
おそらくは20歳代だったのでしょうから、
直ぐに治療を決意されたようですね。
もしかしたら、そのまま自然に生活されていれば、
妊娠されていたのかも知れません。

私のメールが余計に混乱させるようになってはいけない、
と思うのですが、、、。
お考えを整理して頂く上でのヒントになればという期待を込めて書きます。

治療を受けることで妊娠を期待するのは、
自然な日常生活の中で、
お二人が"仲良く"する、された「結果」としての妊娠とは、
ちょっと、どころかとても違ってきます。
何が違うかと言いますと、
無意識に受けるプレッシャーとそこから生じるストレスです。
意識する方もいらっしゃいますし、
意識されない方もいらっしゃいますが、
同じです。

さらに、カラダへの影響はどうでしょう。
薬や注射で卵巣を刺激するのは、
卵巣が自力で排卵する力を低下させてしまいます。
人為的、強制的な排卵、受精、移植、
これだけ本来の自然な生殖活動のプロセスに人間が介入しますと、
その内、カラダも機嫌を損ねて、
「だったら、おたくたちで勝手にしたら!」
なんて、
へそをまげて、
怠けてしまうかも知れません。

でも、最後まで、全てのステップを人間のワザで全うして、
出産までいけるわけはありません、当たり前のことです。

どうしても、あなたの生殖器官、カラダ全体の力が必要です。
受精卵が順調に分割する、
着床する、
着床後、妊娠が継続して、
順調に胎児へと成長していく、
これって、人間が替わりにやってあげられないことです。

あなたのカラダの全ての細胞がそっぽむかずにその気になることこそが
大切なことではないでしょうか。
私は、精神論を言いたいのではありません。
気休めや奇跡、オカルトの類は大嫌いです。
カラダや生命のことを考えると当たり前なことではないかと思います。

で、そのためには、ちょっと治療を休んでみてはいかがでしょうか?
カラダを労ってあげませんか?
もしもですよ、
原因が「ピックアップ障害」にあるとしたら、
卵管采が、何周期かに一度、どうしてかは分からないですが、
上手く卵子を取り込んでくれることも、実はよくあるんです。

それって、治療ではないんです。
なぜ、そうなるのかは分かりません。
ですから、昨日もあるかたとお話していたのですが、
その方、AIH13回、IVF8回の"つわもの"です。
で、へとへとになって、治療を休んで、
それまで我慢していた旅行とか、
趣味をはじめて、
妊娠ということから意識が離れた途端、妊娠されたのです。
あっけなく、です。
で、その方もどこも悪くなく、
ピックアップかなー、なんて感じでした。
であれば、たまには上手くいくときもある、
と考えないと理屈に合わないですよね。

ただし、同じように治療を休めば妊娠するとは限りませんよ。
これだけは、誰にも分かりません。
でも、一度、クールダウンすることは、
カラダにも心にも良い影響を及ぼします。
だから、もし、その間に妊娠出来ず、
また、治療を再開することになっても、
これまでよりは、成功率が良くなっている"はず"です。

(中略)

----Congratulation!-------------------------------------------------
 
      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

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冒頭でもお伝えした通り、
改めて、アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。

■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴

■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用

■妊娠にいたった治療内容

■妊娠にいたった経緯

■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

■現在、不妊改善中の方へ一言

以上です。
よろしくお願いします。

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        ★誌上カウンセリングに応募下さい★
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妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311

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現在の状況を出来るだけ詳しくお書き下さい。適切なサプリメントの摂取プ
ランをご提案させて頂きます。それぞれのご予算に応じたプランニングです。
ご利用を通してフォローさせて頂きます。

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■編集後記 
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前々から指摘されていることですが、
1号当たりに盛り込み過ぎであると。

今回またまた、かなりのボリュームになってしまいました。
ゆっくりと時間をかけてお読み頂ければ幸いです。

それと、なんとか3月からは、
"分冊"します。

テーマに分けたメルマガの構成にし、
より読みやすくなると思います。

皆さんのご意見やご要望等、どしどしお寄せ下さい。
そして、目出たく妊娠された方は、
「妊娠報告」をお願いします。
是非とも、"幸せ"を伝染させて下さい。

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【発行】 株式会社ライフケアマネージメント
【編集】 細川忠宏
【監修】   荻田浩司(内科医・医学博士)
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