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VOL.017 カラダを徹底的に温めて妊娠力を取り戻す

2003年12月06日

                         
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□■□       ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◆◇      
◇           《毎週土曜日配信》        VOL.017

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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、たまたま、うまくいかないと
ころをセルフケアによる、自然な方法によって、本来、私たちに備わってい
る生殖能力を取り戻すことにチャレンジしませんか?

そんなチャレンジを私たちは応援させて頂きます。

このメルマガの内容に関してのご感想、ご意見、または不妊改善に関するご
相談や体験談等をお寄せ下さい。お待ちしています。下記メールアドレス宛
にお送り下さい。

◆メールアドレス:info@nature-g.com

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皆さん、こんにちは。いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

いよいよ12月が始まりました。
今年も最後の月です。
年末年始の計画はもうお決まりですか?
年末年始の休みは、GW、お盆と年に三度ある非日常の一つです。

妊娠レッスンの放生先生は、その著書の中で、5月と8月に妊娠する人が、
多いと書いていらっしゃいます。
5月は、ゴールデンウィーク、8月には夏休みがあって、
夫婦ふたりがまとまった期間のんびりできると、
妊娠しやすいのではないかと指摘されています。
ストレスから開放されてリラックスすることは、
妊娠のための大切な条件のようですね。

ということで、年末年始は、
どこか、近場でもよいので旅行の計画を是非とも立てたいものです。
子宝温泉へ出かけてみるのも良いかも知れません。
ただし、この時期、同時に注意しなければならないのは、
注意深く計画を立てないと、どこに行っても人が多く、
却ってストレスになってしまうと言う事になりかねないことです。

さて、12月に入り、寒さも本格化してきました。
皆さん、冷え対策は万全でしょうか?
なかなか妊娠しなくて、という方に驚くほど冷え性が多いということからも、
カラダの冷えが子宮や卵巣の機能の低下を招いているのは、
間違いありません。
冷えるから血流が悪くなるのか、
血流が悪いから冷えるのか、
実際のところ、冷えの原因も一様ではないようです。
ということは、カラダから熱を奪われるのを防ぎ、
カラダを温めて、冷えを撃退するような日常生活の改善が必要です。

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  》》》》》 「体を温めて」妊娠しやすいカラダをつくる

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先日、本屋さんでおもいっきりテレビに出演もされているイシハラクリニッ
ク院長の石原先生が書かれた本、「体を温める」と病気は必ず治る、という
本を見つけました。それにしてもセンセーショナルなタイトルです。冷えは
万病の元であれば、そうも言えるのかなと思いつつ買ってしまいました。特
に目新しいことが書かれているわけではないのですが、いきなり、はじめに
のところで、あなたは1週間で「温め効果」を実感する!と来ました。なん
か受験参考書を思い出してしまいました。これさえやれば、絶対合格なんて
いう感じです。まあ、ノウハウ本の常なのですが、私が思うに、一番大切な
ことは本には書かれていないのですね。

なぜか。やはり物事をやり遂げようとする時に大切なのは、手段ではなくて、
目的だと思うのです。いくら素晴らしい手段を用意したとしても、目的があ
やふやであったならば、応用が効きません。途中で投げ出してしまう確率も
高いでしょう。

ということで、この石原先生の著書を参照させてもらいながら、妊娠しやす
いカラダづくりという観点で、当メルマガなりの切り口でご紹介することに
チャレンジしたいと思います。石原先生のノウハウ的なダイジェストをご紹
介しますので、読者の皆さんは、この本をわざわざ購入される必要はありま
せん。

あっ、石原先生、すみません!別に営業妨害するつもりはないのですが・・。

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体温でカラダの状態は激変する
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通常、人間の体温は、36.5℃とされています。冷え、と言いますが、たった
1℃下がって、35.5℃の状態が続くと、排泄機能が低下し、自律神経失調症
やアレルギー症状があらわれると言います。そして、35℃では、ガン細胞が
最も増殖する温度なのだそうです。因みに、34.0℃が、水に溺れた人を救出
後、生命の回復ができるかギリギリの体温だそうです。33℃になれば、冬山
で遭難し、凍死する前に幻覚が出てくる体温、30℃では意識が消失してしま
うそうです。

このように、人間は体温の低下にとんでもなく弱いようです。それは、生命
活動に欠かせない酵素や免疫細胞の働きは、一定の体温以上でないと活性化
しないからのようです。

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冷えやすい子宮や卵巣
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ガンになりやすい臓器となりにくい臓器があるのをご存知でしたか?心臓や
脾臓はガンになりにくい臓器だそうで、確かに心臓ガンとか、脾臓ガンなん
て聞いたことありませんね。なぜなのかと言うと、心臓は四六時中休みなく
動き、発熱量が多いところであるからです。心臓の重量は体重の約0.5%程度
しかないにもかかわらず、カラダ全体の約11%も熱を作っているのです。
またあ、脾臓は左上腹部の胃底の左後方にある約100gの臓器で、リンパ
球やマクロファージなど白血球の生産を行っているのですが、特徴は、赤血
球の貯蔵をしていて、赤い臓器で温度が高いのです。要するに、心臓と脾臓
はカラダの中でも体温が高いところなので「冷え」に病気であるガンにはか
からないということなのです。

逆にガンになりやすい臓器は、胃や大腸、食道、子宮、卵巣、肺といった管
腔臓器なのです。管腔臓器とは、細胞が周囲にしか存在せず中空になってい
るので、臓器全体としては、温度は低いのです。そのうえ外界と通じている
ので、さらに温度が下がりやすいのです。また、乳房にもガンが出来やすい
のですが、これも乳房は体から突き出ているので体温が低いためだそうです。

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     ◆病気は「冷たいところ(血行不良)に起こる」◆
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             冷え=体温低下
               ↓
          体の全細胞臓器の代謝の悪化
               ↓
           心臓、血管系の働きの低下
               ↓
            血液の流れの悪化
               ↓
       体表を走る静脈系の小血管の血液の流れの滞り

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知らず知らず体を冷やしている「6つの原因」
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【1】下半身の筋肉不足(運動不足)

安静時の産熱量を見ると、骨格筋が全体の約22%と最も多く、次に肝臓が
約20%、脳が約18%となっています。これが、体を動かす運動時になる
と、筋肉からの産熱量の割合は、筋肉質の人の場合では80%近くまで上昇
します。また、心臓から送り出されてきた血液を押し戻すのは筋肉の働きで
す。筋肉の力が弱いと、末梢の血液が心臓に送り戻されなくなり、滞りやす
く、流れがなくなってしまいます。その部分の毛細血管は休止状態となり、
元々細い毛細血管が更に細くなってしまいます。
このようなことから、運動することの体温上昇効果は大、逆に、運動不足が
えの原因の一つになるのです。

【2】冷房の悪影響

人間は、元々夏になると、基礎代謝が低下し、体温が上がりにくい状態にな
ります。その上に、体を冷やす食べ物を多くとり、暑い夏を乗り越えようと
する体の生理や生活習慣が備わっているというわけです。ところが、現代社
会では、その上にエアコンによって強制的に体を冷やしています。いまや、
ほとんどの乗り物、会社でも自宅でもクーラーが利いている状態です。現代
人の体温低下は当然と言えば当然なのです。

【3】ストレスによる血行不良

ストレスです。ストレスを受けたときの自律神経の反応は、交感神経が働い
てアドレナリンとノルアドレナリンが分泌され、全身の血管を収縮させ、血
行が悪くなり、やがて体温が低下してきます。

【4】生活習慣〜入浴方法

特に夏には、湯舟につからずに、シャワーだけで入浴を済ませてしまう人は
増えています。これも低体温化の一因です。湯舟きちんと入る入浴は、全身
の血流をよくして、全臓器・細胞の新陳代謝を促進して体熱を上昇させます。
また、発汗や排尿を増やして、冷えの一因となる体内の余分な水分を排泄し
て、さらなる体温上昇を促してくれます。

【5】食べ物・食べ方で体を冷やしてしまう

〈1〉食べ過ぎ
食べ過ぎると胃腸に血が集まり、産熱量の多い骨格筋、脳、心臓の筋肉をは
じめ、胃腸以外への器官や細胞への血液供給量が低下するため、かえって体
熱が低下してしまいます。

〈2〉体を冷やす食べ物
中国の漢方医学で言うところの「陰性食品」は、体を冷やす食物として、

・水分の多い食べ物
水、酢、お茶、コーヒー、コーラ、ジュース、牛乳、ビール
・南方産の食べ物
バナナ、パイナップル、ミカン、レモン、メロン、トマト、キュウリ、スイ
カ、カレー、コーヒー、紅茶
・白っぽい食べ物
白砂糖、化学調味料、化学薬品
・柔らかい食べ物
パン、バター、マヨネーズ、クリーム
・生野菜

〈3〉塩分制限の悪影響
塩分の取り過ぎは、高血圧の原因になるということで、減塩を推奨されてい
ます。ところが、塩分には体を温める作用があるとして、化学合成塩ではな
く、ミネラルを豊富に含む自然塩を制限することなく摂取することを勧めて
います。

〈4〉ペットボトルなど水分の取り過ぎ
水は体を冷やす作用があるとして、体にとっては一番大切なものではあるが、
それは尿や汗で存分に排泄できた場合であり、体内にたまると水毒、つまり
「毒」にすらなることを、漢方医学では2000年も前から指摘してきたという
ことです。

【6】薬(化学薬品)の飲み過ぎ

鎮痛剤、解熱剤をはじめ、ほとんどの化学薬品は体を冷やすといいます。

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体を温める=白血球の働きを高める
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風邪や肺炎などの感染症にかかると、必ず発熱を伴い、食欲不振に陥り
ます。実は、発熱や食欲不振は、病気を治そうとしている治癒反応であ
るそうなのです。私たちの体内の生体防御システム(免疫力)の主役と
して働く細胞が白血球です。発熱や食欲不振は、いずれもこの白血球の
働きを活発にするためなのです。

白血球の中の好中球は、細菌の貪食・殺菌、老廃物の貪食処理という働
きがありますが、通常は、好中球1個で細菌を10〜20個貪食するの
ですが、たくさん食事をした後は、白血球もお腹が一杯になるのか、ば
い菌や老廃物の貪食力が低下してしまうのです。逆に空腹や断食中の人
の血液中の好中球は、それ自身も空腹を感じているかのように、ばい菌
や老廃物の貪食力が倍増するのです。要するに、空腹時には、免疫力が
上昇するわけです。断食をすると血液が浄化される効果があるのもこの
ためなのでしょう。

また、発熱によって、体温が上昇すると、好中球のみならず、リンパ球、
単球、好酸球、好塩基球などすべての白血球の働きが活発になることが
分かっています。ほとんどの病気で発熱するのは、この白血球の働きを
高めて病気を治そうとする自然治癒力のあらわれと考えてよいだろうと
のことです。

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体を強力に温める食事法
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これからあげる基本の朝食・昼食・夕食といった食生活は、体を温め、
健康の維持、増進、病気の予防には絶大な効果を発揮します。

●朝食
「ニンジン・リンゴジュース」だけをとる。
・ニンジン2本(約400g)とリンゴ1個(約300g)をジューサー
(ミキサーではない)のかけて、約480cc(コップ2.5杯)の生
ジュースを作り、これをゆっくり噛むようにして飲む。朝食はこれだけ。

※もし、このニンジン・リンゴジュースをい飲むと体が冷えるような感
じがするなら、
・生姜紅茶を1〜2杯飲む。(作り方は下記参照のこと)
生ジュースが苦手な人や、飲むと体が冷える人は、この生姜紅茶を飲む
だけでいい。要するに、これ以外の食べ物をとらないことです。

●昼食
そば、または軽く和食をとる。
※そばは、ざるそばか、またはトロロそばやワカメそばにし、ネギやワ
サビ、七味唐辛子などの薬味は存分にふりかける。

●夕食
和食を中心に、好きなものを好きなだけ、よく噛んで食べる。
※アルコール好きの人は、飲み過ぎない限り、適度に飲んでいい。

【解説】
今まで、勧めていた食事法は一体どうなったんだ!と言われそうですが、
あくまで石原式「体を温める」プチ断食基本食です。そのまま紹介して
います。体温をあげたいという方向けです。

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誰にでも効くベストな食材〜「生姜」の取り方
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漢方薬には2000年以上の歴史があるそうですが、その漢方薬の中で、医
療用の漢方百数十種類のうち、なんと70〜80%に生姜が含まれてい
るというのです。「生姜なしには、漢方は成り立たない」といわれるゆ
えんのようです。体温をあげるために、使わない手はありません。

生姜は、体を温め、血流をよくし、全ての臓器の働きを活発化させます。

●体の温まる飲み物7種

[1]生姜紅茶
紅茶のカフェインによる利尿作用と、赤い色素のテアフラビンによる体
を温める作用が強力であるうえに、生姜のジンゲロンやジンゲロールに
よる発汗・利尿作用が加わり、さらに黒砂糖により滋養強壮作用が促さ
れます。冷え性だけでなく、むくみ、便秘、こりや痛み、高血圧に効き
ます。毎日、3〜6杯飲む習慣をつけると、さまざまな心身の不調から
解放されるはずです。

※生姜紅茶の作り方
1.熱い紅茶を用意する。
2.カップに注ぎ、生姜をすり下ろして(適量)入れる。
3.黒砂糖かハチミツを加えて飲む。

[2]生姜湯
生姜湯は、湯飲み茶碗の湯の中に、すり下ろした生姜を入れて飲むもの。
冷え性、こりや痛み、生理痛・生理不順、食欲不振、腹痛、カゼの引き
始め、胃腸病などによく効きます。

※生姜湯の作り方
1.親指大の生姜をすり下ろし、紅茶こしに入れる。
2.上から熱湯をかけて、湯飲み茶碗いっぱいにする。
3.黒砂糖、ハチミツ、プルーンなどを入れて飲む。
これに滋養強壮作用がより高まる葛の粉を少し加えると、保温、発汗、
健胃作用がさらに顕著になります。

[3]しょう油番茶
しょう油小さじ1〜2杯を湯飲み茶碗に入れ、熱い番茶を注いで飲む。
これだけで、疲れ、貧血、冷え性に効きます。

[4]梅醤番茶
上記の生姜湯よりもさらに保温効果が強く、下痢、便秘、腰痛、腹痛、
吐き気などの胃腸病に即効するのがこの梅醤番茶です。このほかにも
冷え性、疲れ、貧血、風邪、気管支炎、痛みの病気や婦人病にも絶大
な効果を発揮するとのことです。1日、1〜2回の飲用でいい。

※梅醤番茶の作り方
1.種子をとりさった梅干し1個を湯飲み茶碗に入れて、果肉を箸で
よくつぶす。
2.上記の湯飲み茶碗の中にしょう油を大さじ1杯加えて、よく練り
合わせる。
3.生姜をすり下ろして、ふきんで搾ったものを3〜4滴落とす。
4.熱い番茶を注いで湯飲み茶碗いっぱいにし、よくかき混ぜて飲む。

[5]レンコン湯
レンコン湯は咳きやのどの痛みをともなう扁桃炎や気管支炎に対して
効果的だそうです。1日2回服用するとよいそうです。

※レンコン湯の作り方
1.レンコン(約40g)をよく水洗いして皮をむかずにすり下ろし、
ふきんで搾って約20ccを湯飲み茶碗に入れる。
2.生姜をすり下ろし、ふきんで搾って5〜10滴落とす。
3.塩またはしょう油で薄く味付けする。
4.熱湯を注いで、少し冷めたら飲む。

[6]ダイコン湯
すり下ろした大根と生姜をたっぷりと飲むのがダイコン湯。発熱性の
風邪や気管支炎、動物性たんぱく質を食べ過ぎて便秘や下痢、腹痛が
ある時に用いるとよいそうです。

※ダイコン湯の作り方
1.大さじ3杯のすり下ろしダイコンをどんぶりに入れる。
2.すり下ろし生姜を小さじ1杯加える。
3.しょう油を好みで大さじ2分の1〜1杯加える。
4.熱い番茶を注いでどんぶり1杯にして飲む。

[7]卵醤
卵醤は、心不全や心臓機能の低下に用いられる。いうなれば強心剤で
す。強壮作用が強いので、飲むのは2日に1回にすること。

※卵醤の作り方
1.茶碗に卵(できれば有精卵)の黄身だけを白身から分離して入れ
る。
2.黄身の4分の1〜2分の1量のしょう油を加えて、かき混ぜて飲
む。

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朝昼晩の「ほかほか生活」
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★手間もお金も一切かからない体を徹底的に温める9つの毎日の習慣

習慣化することが大切です。そのためには自分流にアレンジして楽し
むに限ります。

《1》ちゃんと湯舟につかる入浴をする。
夏場などは、シャワーで済ませる人が増えています。入浴は湯舟につ
かるのが基本です。

《2》半身浴
半身浴とは、湯舟の中に小さいイスか洗面器を逆さまにして置き、そ
こに腰掛けて、みぞおちより下の部分だけを湯につけて入浴するやり
方。37〜38℃とぬるめのお湯に30分以上は入ります。習慣化す
るためには、肩のこらない小説などの読書をすることです。半身浴用
の本を予め用意しておけば、継続する確率は飛躍的に高まります。

《3》医者がすすめるサウナの入り方
サウナ浴と水風呂や冷水シャワーを交互に行うと、体表の血管が拡張
と収縮をくり返して血液循環を助けることになります。5〜10分の
サウナ浴と30秒〜1分の冷水浴を2〜4回くり返します。

《4》自家製薬湯

●自然塩(塩風呂)
ひとつかみの粗塩を湯舟に入れる。
●生姜(生姜風呂)
生姜1個をすり下ろして、直接または、布袋に入れて湯舟につける。
●イチジク
生の葉または乾燥させた葉を3〜5枚刻んでいれる。
●菊
数枚の葉を布袋に入れて湯舟につける。
●桜
生または乾燥させた葉数枚を湯舟に入れる。
●ショウブ
ショウブの全体(根、茎、葉)を洗って、生のまま湯舟に入れる。
●ダイコン
天日で約1週間乾燥させた葉5〜6枚を煮だし、その汁を湯に加える。
●バラ
花を数個、湯舟に加える。
●ビワ
生または乾燥させた葉5〜6枚を湯舟に入れる。
●ミカン
3〜4個分のミカンの果皮を天日乾燥したものを湯舟に入れる。
●モモ
細かく刻んだ葉を布袋に入れて湯につける。
●ユズ
1個を2つに切って湯舟につける
●ヨモギ
生または乾燥させた葉を数枚から10枚湯舟に入れる。
●レモン
1個を輪切りにし、湯舟に入れる。

《5》全身をポカポカにする「手浴、足浴」の方法

◆手浴
洗面器に42℃くらいのお湯を張り、手首から先を10〜15分、その湯
の中につける。湯がぬるくなったら熱い湯を加える。その後、冷たい水に
手を1〜2分入れる温冷浴を2〜3回やると体全体が温まります。

◆足浴
手浴と同様、42℃くらいの湯を洗面器かバケツに張り、両足首より下を
その湯の中につけて10〜15分過す。

どちらの場合も、塩をひとつかみ、または1個分のすり下ろし生姜を湯の
中に入れると効果が増します。

《6》筋肉から体温をつくるウォーキング

■1日1万歩

とにかく歩く習慣を生活に取り入れましょう。目安は、
○1日1万歩
○1日4キロ
○1日40分

この3つのどれかを目標に週に3〜4回です。

■血管は歩けば強くなる
そうです。ウォーキングのような適度の運動を行うことです。歩けば、血管
は強くなるのです。

■血管のミルキング作用とは
筋肉を動かすと、中にある静脈は圧迫されます。静脈は血液の逆流防止のた
めの弁をもっていますので、圧迫されると中の血液は心臓に向かって流れて
行きます。このような筋肉による静脈の圧迫作用をミルキング作用と言いま
す。原理が牛の乳搾りと似ていることからそう名付けられたようです。

歩くことは、筋肉のこのミルキング作用を高めるのです。歩くと、下肢の筋
肉が収縮し、静脈内の血液を搾り上げて心臓に戻す効果があるのです。筋肉
が第二の心臓といわれるのはそのためで、心臓に戻る血液が多くなると、心
臓から拍出される血液量も増え、全身の血行もよくなるのです。血行がよく
なれば、血流の中心が速く、周辺がゆっくり流れ、血管壁にへ適度な摩擦力
がかかり、血管内皮機能が正常に働くのです。

《7》簡単その場運動「スクワット」「レッグ・レイズ」

●スクワット運動

1.両腕を後頭部に回し、
2.息を吸いながらしゃがみ、
3.息を吐きながら立ち上がる
※5〜10回を5セット

●レッグ・レイズ運動

1.足を少し開いて直立
2.その場でかかとを上げ下げ
※5〜10回を5セット

はじめはゆっくりと少ない回数でよい。徐々に回数を増やしていく。

《8》生姜湿布を10分間

※用意するもの
ひね生姜約150g、水2?、木綿の袋、厚めのタオル2枚

※やり方
1.生姜約150gをすり下ろす。生姜は新しいものでなく、ひね生姜が
いい。
2.すり下ろした生姜を木綿の袋に入れて上部をひもで縛る。木綿のハン
カチなどにくるんで輪ゴムで止めてもよい。
3.水2?を入れた鍋に入れて火にかけ、沸騰寸前で止める。
4.冷めないように、とろ火で温め続ける。
5.70℃くらいの中にタオルを浸して(湯が熱いので注意)、あまり硬
くならないように絞り、このタオルを両足の裏や温めたいところにに当て
る。
6.そのままだと直ぐに冷めてしまうので、このタオルの上にビニールを
かぶせておき、その上に乾いたタオルをのせる。
7.10分くらいしたら、またタオルをつけて絞り、再び当てる。
8.これを2〜3回くり返す。
9.冷えがひどいときは、1日2〜3回やる。軽い時は1日1回でよい、
10.生姜を入れた湯は温め直して2〜3回使える。

両足の裏に当てれば、これまでに経験した事がない多量の発汗をし、心身
ともに、スッキリ爽快になります。

《9》腹巻き、下着、などのちょっとした服そうの工夫

◆腹巻き
腹巻きというと、あまり格好の良くないものというイメージが強かったよ
うですが、最近は、薄くて、保温性が高く、格好の良いものがたくさん売
り出されています。大いに活用しましょう。

◆下着の工夫
冬の防寒もさることながら、夏の冷房による冷えも、女性にとっては深刻
な問題です。対策として、下着を重ね着したり、軽いカーディガンを羽織
るというような一般的な方法の他に、忘れないで欲しいのは、ハイヒール
やあまりタイトな下着の着用は避けるということ。これらは血流を悪くす
るため、冷えをますます増長してしうまう恐れがあるからです。

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自分流に楽しみながら工夫して
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いかがですか?
冷えが子宮や卵巣の機能を低下させているとしたら、
徹底的に体を温めましょう。

ポイントは、自分の生活パターンや環境にあった方法を工夫すること、
全ては、「妊娠のため」に頑張るのではなく、
生活を楽しみながら実践していくということです。

例えば、半身浴や足浴などは、読書タイムにするとか。
予め、読みたい本を用意しておきましょう。
音楽を聴きながらでも良いでしょう。

いずれにしても習慣化することで、継続されてこそ、効果が得られることを
忘れないでいただきたいと思います。

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■編集後記 
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石原先生の体を温めるノウハウは大体網羅出来たのではないかと思います。
食事法は、先生独自のプチ断食法です。
念のために申し上げますが、
必ずしも全てをこの通りにやらなければならないということではありません。
自分なりに継続出来るものや合っていそうなものを様子を見ながら、
取捨選択するべきです。

そして、体を温めることで、今まで眠っていた子宮や卵巣の働きが、
本来の機能を取り戻し、きっと、妊娠しやすいカラダになることでしょう。

カラダを温めること、それは本来、人間に備わっている力を発揮出来るよう、
環境を整えることでもあるようです。

そして、最後に大切なことは、
本来の力を発揮できるような環境づくりと、
力を弱めてしまうようなものを排除することも大切です。
なにげに不妊治療のお決まりの方法のような排卵誘発も長期に渡れば
卵巣の機能を損ねてしまうことになります。
他にも、風邪を引いて、発熱すれば、直ぐに熱を下げようとすることは、
実は、愚の骨頂なのです。
よくよくお分かり頂けたのではないでしょうか。

こんな体験を通じて、未だ見ぬお子さんの本当の教育というものにも
多少なりとも、気付きがあれば、こんな素晴らしいことはありません。

皆さんから多くのカウンセリングや体験談を頂いております。
通常の号ではボリュームの関係で掲載するのが困難ですので、
土曜配信以外に、皆さんからの体験談や成功談、カウンセリング内容を
掲載する号を別途週間で配信する予定です。
余程のことがなければ来週からスタートします。
お楽しみに!

皆さんからのご意見、ご要望、ご感想等もどしどしお寄せ下さい。

★これまでカウンセリング相談、サプリメント相談をされた皆さんへ

回答が大変遅れていることをお詫び申し上げます。
まもなく、回答の返信作業が正常化する見込みです。
これから相談してみようとされていらっしゃる方もどうぞお気遣いなく!

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        ★誌上カウンセリングに応募下さい★
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妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。

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妊娠しやすいカラダづくり LCN [Life Care News] No.017
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【発行】 株式会社ライフケアマネージメント
【編集】 細川忠宏
【監修】   荻田浩司(内科医・医学博士)
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