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小倉 智子

不妊治療助成金から生殖補助医療法まで

2020年12月19日

心理士の小倉です。
 
コロナ感染拡大のニュースはため息がでるばかりではないですか?
日々、気を付けながらも、こんなに気を付けないといけないの?
とか、
自分はこんなに気を付けてるのに周囲は無頓着で腹がたつ、
とか、
正直感染してもしょうがないし、むしろそれで抗体ができたほうがよくわからないワクチンより効果的じゃないの?と思ったり。
 
人それぞれです。
 
何度も書いてきましたが、何を思ってもいいのです、
ただ、それを行動に移すかどうかの問題です。
 
さて、コロナの話はもううんざり~と思う方も多いかと想像しますので、
今年を振り返る、というわけではなりませんが、
菅首相になって、本当に不妊の話題がどんどんと!
 
しかも法律も作りましたね・・・
生殖補助医療法、です。
この名前、すご~く重要です
 
きちんと「補助」って入っているんです!
よく「生殖医療」って「略」することが多いのですが、
あらためて、不妊治療とは
生殖「補助」医療であって、
医療そのものではない、という認識を政府がしてくれたことは
安堵します。
 
結局、今の人間の力では子供を授かることを
補助はできても治療はできない、
という考え、認識、とらえ方、がとても大事です。
 
一方で、不妊治療の助成金などの
人間ができること、
はたくさんあって、このたび所得制限を無くしたとても評価できると思います。
勿論、経済的な理由で治療ができない方の支援も大事ですが、
所得があるからといって子供が欲しい気持ちに違いはないはずですし、所得がある方は納税していますし、子供が欲しいという人間のごく普通の思いは一律に補助してもいいのかな、と思います。
 
また同時に生殖に関する教育も必要となりますよね。男女ともに生殖年齢があって、それを踏まえたうえでライフプランをたてることを中学の義務教育のうちにするべきだと私は思います。
 
そういう教育をうける機会が一度でもあれば早いうちに自分の人生を設計し、自分の人生をコントロールできる自信につながり、勿論試行錯誤に七転び八起、となりますが、一度きりの人生の自分らしく生きるヒントに必ずなると思います。