曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

笑えない時は

2019年11月07日

こんにちは

急に日が沈む時間が早まったように感じますが、
あんなに暑かった日々も、
やはり秋を迎え、冬に続くのですねぇ

この時期、季節の変わり目もありますし、
単純に何か寂しさを覚えやすい状況
(落ち葉、日没が早まる、気温が下がり肌寒い、など)
もあり、
気持ちが落ち込みやすいのは事実です。

ただでさえ、不妊治療で疲れているのに、
疲れを増幅させるような景色や気温は
気が滅入りますよね。

そして、今まで楽しかったことが楽しくない、
TVのお笑いをみても面白くない、
そういえば、最近声にだして笑っていない、
と気づいたとき、
もしかすると、かなり心の負担があるかもしれません。

そんなときの、処方箋としては
①体をあたためる
②深呼吸をする
③笑えなくっても大丈夫、と思うこと

です。

単純に寒いのなら、体を温めましょう
それだけで筋肉は緩み、心拍数は下がり、
気持ちにゆとりを持ちやすくします。
お風呂につかる、長めのお散歩をする、温かい飲み物をゆっくりいただく、などで十分です。

温かい靴下をはくだけでも違うかもしれません

体を温めることもできない時、
深呼吸するだけでもいいです。
これで心拍数を整えましょう。
そうすると、同じように緊張がほぐれ、
気持ちが楽になりやすいです。
口から息を吐き、鼻から吸う腹式呼吸がいいのですが、
そんなのもこだわらず、
たくさん空気を吐き出して、
たくさん空気を取り込む、を3回するだけでも違います。

最後に、
笑えないほど、
落ち込んでいる、気力がない、無力感がある、寂しい場合、
ひとまず、
それでもいいんだ、と思うことです。
時間がたてば楽になる可能性もあります。
このままではまずいかも、
と焦ると、体が緊張して心拍数が上がって、
また不安を引き起こします。

目安として、2週間以上、改善を感じなければ、
内科でも心療内科でもカウンセリングルームでもいいので、
相談をしてみましょう。

1か月以上何もしないで、改善がない場合、悪化する可能性もあるので、早めに相談するのがポイントです。
笑えないほどの、心の落ち込みでも、
きちんと対処すれば必ず改善します。

ますます暗く、寒くなる前に、
落ち込みが強い方がいらっしゃれば、
どこでもいいので、早めのご相談をおすすめします。