曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

ジェノグラム

2019年05月12日

こんにちは
 
初夏となり、日差しが強い日がでてきましたね
気持ちよくすごせれば何よりですが、
どんなにお天気が良くても、
心配事や、やらないといけないことがたまっていると、
なかなか気持ちよく過ごせないですよね・・・
 
今回は家族関係のお話です。
長いGWも終わり、
日常生活に戻りつつある日々だと思いますが、
不妊治療をされている方の相談の中には、
治療そのものの悩みもありますが、
ほぼ、必ずと言っていいほど、
家族との関係もお話されます。
 
それは、カウンセラーとして、
不妊治療をサポートしてくれる人がいるかどうかを
確認するため、家族の話になる、ということもありますが、
そうでなくても、
ご自身から家族(実家、義家族、時には遠い親戚も含む)
の話をされることは多いです。
 
何度か家族の話をされる方にはジェノグラム、という
家族の地図、のようなものを一緒に作成しています。
 
例えばこんな感じ
o3916293614407884940.jpg

 
44歳の綾さんがクライエントです。
かなり複雑なご家庭ですね・・・
 
でも、平凡だと思っていた自分の家族の地図を書くと、
色々思い出したり、
実は複雑かも、と気づくことも多いです。
 
 
自分一人でも勿論かけます。
ネットでジェノグラム、と検索すると、
かなり丁寧に説明されているので
興味のある方は見てみてくださいね。
ただし!
検索のし過ぎにご注意を
検索は3件まで、と決めるとやりすぎを防ぐと思います。
 
↑の例は
o3916293614407884495.jpg

 
から割愛させていただきました。
こちらはやや専門的な本ですが、
興味のある方は手にとってみてください。
例の中には卵子提供もあり、
時代の流れを感じます。
 
自分の家族関係を紙に書くと、
客観的に見ることもできて、
今、悩んでいることや不安なことの原因や
解決策の糸口が見えることもあります。
 
不妊は、
一人だけの問題ではないところに
難しさがあります。
 
まさに家族全体の問題でもあります。
 
なんでこんなに苦しいの?
と、思われる方は
もしかすると、家族全体の色々な思いがのしかかっているから、
かもしれなくて、
それを少しほぐすことができたら、
少し、楽になるかもしれません。