曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

体の中と外

2019年03月11日

こんにちは。

3月も3分の一は過ぎました
日中は日差しが暖かく感じますが、
朝晩はまだ寒いですね。
体調管理が難しいですが、
やはり暖かくなっていくのは
少し、体の力が抜けるような気がします

最近、カウンセリングでは
治療の話は勿論あるのですが、
病院やクリニック以外でも
鍼灸院や漢方など、
妊娠に向けて体調を整える方が多くいらっしゃり、
医師以外の方の話の影響もかなり受けているように感じます。

たとえば
医師が、妊娠できるとしたらこの1年が勝負ですよ、
と言ったとしても、
漢方の先生は、大丈夫、ちゃんと体質改善をすれば
あと5年は可能なはずだから、頑張って、
と言われたり。
(35歳ですがAMHが45歳相当の方)

あるいは
鍼灸の先生が、体が冷えきっているから今月は移植をしないほうがいい、
とおっしゃるけど、
医師は、ホルモン値や内膜は基準を満たしているので、
移植して大丈夫、と言う、
など。

それぞれの立場から、
「正しい」お話をしていただいているのですが、
この
それぞれの立場、見立て、
というものに違いがあるところに
難しさがありますよね・・・
そして、患者さんが悩んでしまう。

最後はいつも、
「自分で決めて」
と言われるのですが、
専門家じゃないからわからない!
となってしまいがち、ですよね

医師と、他の専門家との大きな違いは、
体の中を見ているのか、外を見ているのか、
だと思います。

医師は超音波、血液検査、造影検査、など、
体の中を見ます。
だから、顔色が悪そう、
とか、
肌が荒れている、
などは本人が言わない限り、
見過ごされちゃうかもしれません・・・

一方で鍼灸や漢方の先生は
体の中を見ることはできません。
その分、体の外でわかる部分をしっかり見てくださいます。
体温や顔色や脈拍など。
そして、体の外の事なので、
自分もあ~、そうだな、ってわかりやすい点はありますよね。

ですから、本当は医師も漢方の先生も同じことを言ってくだされば
問題ないのですが、
そうでない時に、
どちらを信じれば?
信頼すれば?
いいのか、迷われると思います・・・

じゃ、どうすればいいの?
となりますが、
やはりカウンセリングでも
「自分で決める」
ということになります。

なぜかというと、
自分で決めないと、後悔するからです。
うまくいけば、なんでもOKですが、
うまくいかなかったときに、
自分が決めないと、ずっと誰かのせいにしてしまい、
誰かに責任を押し付けたまま生きていくのは、とてもしんどいことだからです。

自分が決めたのならどんな結果でも、いつかは受け入れられます。
自分の判断だから。
そして、今通っている病院以外にも漢方や鍼灸院やヨガやよもぎ蒸しや占い、そしてセカンドオピニオンとしてまた違う病院に行くのは、
ベストを尽くしたいから、ですよね?
ベストをつくして、出された提案を
自分を決めることができる、
というのは、とても素敵なことだと思います。
誰にも強制されず、
自分で決めることができるのなら、
どんな結果になっても納得しやすいと思います。

でも、やっぱり、悩む・・・
というお気持ち、
わかります。

そんなときはカウンセリングを利用して、
考えや気持ちの整理ができるといいかもしれません。
ご自身で決定できるお手伝いができるかと思います