曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

老後の心配

2019年01月07日

新年おめでとうございます
今年が皆様にとってよい年でありますように

私が生殖心理専門のカウンセリングを始めて14年目になりました。
たくさんの方々をお話を伺い、
たくさんを学ばせていただき、
たくさん信頼していただいたことに
感謝しております。

一方で、私が未熟なばかりに、
あるいは謙虚さをなくしたために、
不快感や、失望をされた方々も多かったかと思います。
本当に申し訳ありませんでした。

それでも、常に相談者の最善のサポートを心がけてきたことには
変わりありません。
少しずつかもしれませんが、もっと、皆様のサポートになれるよう、
頑張りたいと思います。
(今年の抱負です)

そこで今回は最近のカウンセリング事例で多いテーマを紹介したいと思います。

老後の心配です。

不妊を経験すると、
どうしても将来は夫婦二人かもしれない、
子供がいなければ自分たちで
自分の老後を準備しないといけない不安、寂しさ、恐怖感・・・

加えて、
治療をされている方の中には、
同時に介護をされている方も多く、
自分の親はこうやって、子供に世話してもらえるのに、
自分はそれがない・・・
ただでさえ、介護は厳しいのに、
介護の疲れを和ませる子供もいないし、
将来はこの厳しい現実を自分一人で受け入れなければいけない・・・

そう考えると、
憂鬱になっても当然ですよね・・・

ただ、まだ起きていない将来を考えても、
エネルギーを無駄遣い、になりがちです。
本当に不安なら、貯蓄や夫婦での話あい、
老後に関する相談ができる機関の利用をすればいいし、

今、そこまでしなくても、
すぐに60代、70代になるわけではありません。
少しずつ、そういう状況になった時の方が、
具体的な対策は見えてくるものです。

そもそも、子供に自分の老後をみてもらう、
という期待は、もたないほうがいいのかもしれません、
今の日本では。

そういう文化があるのは承知していますが、
誰かに頼ることを前提にした生き方は、
思い通りに行かなかったときの衝撃が大きいので、
自分の人生は自分が責任をもつ、
そこにパートナーや、友人、趣味、仕事、などが
加わると、
より豊かな人生になるのではないかと思います。