曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

不安な気持ちをコントロールするための本

2016年10月10日

皆様、
こんにちは!

心理士の小倉です。

雨の後で、秋が深まる、という感じのようですね。
朝晩と日中の気温の変化が大きいので、
体調管理が大変ですよね・・・
工夫しながらこの季節の変わり目を
過ごしていただければと思います。

さて、
今回は本の紹介です。

「不安に悩まないためのワークブック」
デビット・A・クラーク
アーロン・T・ベック
金剛出版
3600円

です。

このアーロン・ベックさんはうつを改善させるための
認知療法の創始者として有名な方です。

なので、
中身は認知行動療法(認知療法ともちょっと違うのですが)の
ワークシートがたくさんあって、
少し専門的ななうえに、
英語訳されたものなので、
わかりづらい部分もありますが、
ちょっと心理の勉強もしてみたいな、
という方にはおすすめです。

心配症な方から
パニック障害を持っている方まで
参考になります。

たとえば朝の9時に薬を飲んでと指示されたけど、
9時10分になってしまった!
10分すぎてしまって大丈夫かしら?
病院に電話したほうがいいかしら?
でもこんなことで電話したら迷惑かしら?
でもこれで治療がうまくいかなかったらどうしよう。
ちゃんと時計を見ていたのに、
なんで9時に薬が飲めなかったんだろう。
こんな自分に赤ちゃんは来てくれないかもしれない・・・

という方は、
どこかでこの不安の連鎖を断ち切ることができれば楽になると思います。

そんなヒントがこの本にありますので、
ちょっと難しいかもしれませんが、
興味があれば
読んでみてくださいね。