曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

パンカー

2016年03月08日

みなさま、

こんにちは!
心理士の小倉です。

いよいよ花粉飛んでますね~。
私の場合、
目がかゆいです。
すでにうさぎちゃんウサギの目の状態です。
つまり赤い、です。

あとくしゃみと鼻水も。
アレ○ラを飲めば
何とかなりますが、
ティシュは箱で持ち運び中です。

今はもう花粉症になって
10年くらいたちますので、
どのようにこの時期を乗り切ればいいのか、
わかる分、
うまくつきあっていけますが、

当初は自分は花粉症じゃない!
ただの風邪だ!

なかなか花粉症であることを
受け入れられませんでした。


さて
今回は認知行動療法であつかう思考のパターンシリーズ、
第6弾!

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パンカー、さん!

です。

この子の特徴は

わずかな出来事を根拠に
あらゆる出来事が
同じような結果になる、
と一般化しすぎる傾向にあることで

たとえば

先日隣に引っ越してきた人が
妊娠中だとわかりました。

すると

みんな
妊娠している~!

妊娠していない人は私しかいない!

町中妊娠している人だらけ!

どうして私だけ、

妊娠しないの?

本当はお向かいさんも、
反対の隣の人も、
結婚しているけど、
子供はいないし、
妊娠もしていないのに、

片側のお隣さんが妊娠しているというだけで、

「みんな」

になってしまうんですよね・・・・

でもその人にとって
心の底から妊娠したいので、
妊婦さんを一人でもみると
「みんな」
に感じるし、
妊娠していない人は勿論、
男性はもう眼中にないのです。

妊婦だけが見える赤外線眼鏡をかけているようなものです。

こんな方に、

「冷静になってよ。いまここに妊婦なんて一人もいないじゃん」

と言っても
心に届かないのですよね。

でも本人は本当に苦しいわけです。
妊婦しか見えない眼鏡をかけてしまっているので。
一番見たくないものしか見れない、
しかもその眼鏡を自分からかけてしまっている・・・

ふと、自分は変な眼鏡をかけていないかな、
と感じることができえれば、
大きな前進。

自分からかけたメガネは自分ではずすこともできるはず。

はずすことができなくても、
ちょっとずらすことで違う世界が見え始めれば、
少し楽になるかと思います。