曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

シロクロン

2016年02月06日

みなさま、
こんにちは。

あっという間に2月ですね。
この前、新年を迎えたばかりなのに・・・

2月3日の節分を迎えたら
もう春、
らしいのですが。

すみません、
気持ちは冬です。

さて、今回は認知行動療法で
扱う思考パターンシリーズにもどしますね。

今回紹介するのは

こちら!

sirokuro.jpg

シロクロン

申します。

このキャラクターは

物事を白か黒か

で割り切り、
完璧であることを求めます。

簡単な例でいれば、

テストで100点とらないと
納得いかず、
99点をとった場合は、
これではダメだ~!
と落ち込むパターンです。

不妊に関していえば、

結婚もした、

家もある、

仕事もある、

経済的に安定しているし、

夫は優しい、

あと

子供さえいれば

完璧なのに。


このような気持ちは
ごく普通なのですが、
シロクロン
という思考パターンを強くお持ちの方の場合、
これが極端になり、

子供がいれば完璧なのに。

子どもがいないから完璧でない。

完璧でないから駄目だ。

だから

結婚も家も仕事もお金も夫も
全然意味ない!

だから私はなにも持っていない

あの人は仕事もできないくせに
子供はいる。
だから完璧だ。

世の中不公平だ

というような
考えの連鎖が
永遠と続きます。

きっと苦しいと思います。

「完璧」であることを

目指す

のは
ある程度必要です。

簡単にいえば
テストで100点を目指すことは大事だし、
実際100点を取ることは大事だし、
100点をとったときの喜びと達成感は
その人にとって重要な
成功体験ですよね。

ただ、世の中には
完璧がわかりづらいもの、
人によって違うもの、
そもそも
そんなものはないもの、

も多々あるわけです。

だから「いつも」完璧を求めると
疲れ切ってしまいますよね。

あなたにとって
「完璧」
とはどういうもので、
「完璧」になった場合、
どんな気持ちになるのか、
「完璧」でなければどんな気持ちになるのか。
本当に
「完璧」以外道はないのか、
を考えてみると、
これまでと違う見方ができるかもしれません。