曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

ラベラー

2016年01月28日

こんにちは。
心理士の小倉です。

まだまだ寒さが続くようですね。
どうぞ皆様、
体調管理にお気を付けください。

さて、前回は「体重管理」
について書きましたが、
今回はまた
認知行動療法の
思考のパターンについての
紹介の続きです。

第三弾は!

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ラベラー

さん、です。


ラベラーさんの特徴は

物事や人に

○○である

と否定的なラベルを貼り、
一度貼ったらはがさない、

です。

たとえば

子供のいない自分は

負け組だ!

と決めつけ、
負け組であることで
自分の評価を下げてしまい、
自信を失う、ということになります。

他には

前向きになれない自分に子供は授からない

とか

夫の子供が産めない自分は価値がない

とか。

決めつけてしまうところが
厄介ですが、
肯定的な
ラベルができれば少しは
楽になるかもしれません。


たとえば、

夫婦二人でクリニックに来ているのは仲がいいからだ!

とか

不妊治療は辛いけど無駄な経験ではない!

とか。

いずれも根拠があるような
ないような「思い込み」
ではありますが、

どうせ思い込むなら
肯定的なもののほうが、
やっぱり心には
良いですよね。

不妊治療をしていると、
どうしても
否定的な、
ネガティブな思考や気持ちになりがちです。

それはそれで自然なことですが、
どこかでその連鎖を
止めることができると
うまく治療中の心のバランスが取れると思います。