曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

ET

2015年12月07日

皆様、
こんにちは。
心理士の小倉です。

12月4日は何の日か、ご存知ですか?

ETの日

だそうです。

今朝、車に乗ると
ナビのお姉さん(の声)が

今日は12月4日、ETの日です

というものですから、

え~、移植の日があるんだ~

と驚いたのですが、
いや、待てよ、
ETって

ET.jpg

どうやらこちらのようでした。

ETと聞いて
移植、と思いついてしまうのは、
体外受精や顕微授精を
されている方には
思い当たるかもしれません。

体外受精や顕微授精のために
採卵をして
体外で受精させるのですが、
受精卵(胚)を
子宮内に戻すことを
日本語ではおもに胚移植、
英語で
Embryo Transfer(ET)
と言います。

そのため、とくに胚移植のことを
ET
と呼んだりします。

それはさておき、
こんな風に、
不妊や不妊治療を経験すると、
これまでと世界のとらえ方が変わりがちです。

妊娠、出産、という言葉に敏感になったり、
一人でも妊婦を見ると
「みんな」
妊娠している!
と思ったり。

ミトコンドリアが妊娠率を上げるかも、
と聞くと、
ミトコンドリア検索に
没頭したり。

でも、結局
自分が無事に妊娠、出産するまでは
ずっと敏感になり、情報に振り回されがちです。
(そして、出産してからもまたいろいろ気になることが続くのですが)

そんな気持ちになるのは当然です。
子供が一日でも早く欲しいわけですから。
ただ、
そんな気持ちばかりでいると
疲れてしまうものです。

どこかで、
区切りをつけたり、
一呼吸をいれたりできれば、
少し楽になるかと思います。

気持ちのリセットには
いろいろな方法がありますが、
一度、
気持ちの切り替え、
リセットをするために
これまで
自分がやってきたことを
思い出してもいいかもしれません。

そういえば、
学生のころ、
一人カラオケ行ってたな、
とか、
美術館にいってたな、
とか、
やっぱりおしゃべりかな
とか。

なかなか先が見えない時期だからこそ、
ちょっと昔うまくいったことを
思い出してみるのも
いいかもしれません。