曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

食欲の秋

2015年10月23日

みなさま、
こんにちは!

全国的に秋晴れが続いているようですね。
お天気がいいと
雨が降っているのに比べると
やはり楽だったり、
気持ちがよかったり、
少なくとも洗濯物の心配をせず、
ほっとするものです。

さて、秋といえば
食欲、ということで、
今回は
治療中のお食事について。

よく治療をされている方から
卵子の質をよくするための
食事法ってありますか?
とか、
食事にきをつけて
卵子の状態、体調を整えたいんですが・・・
という話を伺います。

私は栄養士ではないので、
詳しいことは知らないのです。
でも、今、どんな食事をされていますか?
とか、
どんな風に食事をとりたいと思っていますか?
と聴くことで、
その方の現状と希望に違いがあることを
確認します。

よくあるパターンは
仕事をしていて、朝と昼は簡単なものしか
食べられないので、
夜だけでもしっかり食べたいが、
なかなか体にいいという食事が作れない、

頑張って作ってみるが、
慣れない食材や料理法で
疲れ切ってしまって、
逆に体調がよくない、

主婦なのに、
全然やる気がでなくて
作ろうと思っても作れなくて
それで自己嫌悪に落ちてしまう、

というもの。

今は不妊、妊活の雑誌や本が
たくさん出版され、
いろいろな提案をしてくれるのは
ありがたいことですが、
これをすれば大丈夫!
つまり、これをしなければ妊娠しませんよ~
みたいな感じになり、
それができない人には
苦しい情報も増えています。

食事に関しては、
私は基本的に
旬なもの
バランスよく、
よく一日に30品目と言われているので、
朝昼晩で30種類の食材、
があればいいのでは、
とはお伝えしていますが、
この30品目、なかなか達しませんよね~
味噌とか鰹節とかゴマとか
なんやらかんやら無理やり勘定しても
達しないことのほうが多いかも。

でもそれでいいんです。
自分の中にまず目標があることが大事に。
次にその目標が達せられないのなら、
少しハードルをさげて、
たとえば一日25品目にするとか。
そして一日20品目ならなんとかなる、
ということに気づけば、
そこから22品目、25品目、と増やしていけばいいだけです。

食事に限らず、
不妊を経験されている方は
「○○しないといけない」
という思いが強くなりがちです。
そう思ってしまう世界なので、
それはそれで仕方ないと思います。

○○しないといけない、と思うこと自体、
ストレスですが、
これを達成できないと、
もっとストレスです。

だからせめて
達成できる目標に変えてもいいだ、
と思っていただければ、
負担が減るかな、と思います。