曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

やってみないとわからない

2015年08月29日

皆様、
こんにちは!
心理士の小倉です。

暑い夏が嘘のように
涼しい日々が続く関東圏ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

体調管理が難しいと思います。
どうぞ、お気を付けくださいね。

さて、個人的なことですが、
最近、歯の治療をしました。
で、説明を受けたときは
「はい、はい、そういうことですね。わかりました。」
と納得したのですが、
いざ治療してみると、
え~、こんなことになるの。
え~、なんか痛い!
え~、こうなるんだったら、ほかの治療にしたほうがよかったかも。

と、不満たらたら。
歯医者側にはなんの落ち度もなく、
説明に不備があったわけではありません。
むしろ、とても丁寧なところです。
が、
あと一言、こうなるかもしれません、
とか、こんな不便があるかも、
とか、つまり、
「私」にとって必要な情報があったらなあ、と
思う今日この頃です。

歯の治療でこんなに騒ぐわけですから、
不妊の治療となれば、
タイミング指導であっても、
説明と実際が自分が思っていたのとは
違うことがあると思います。

やはり、やってみないとわからないし、
「自分にとって必要な情報」
は病院側も他の人ももっていないことが多い、
わけです。
やってみると、いろいろ質問はでてきますが、
やってないうちはその質問もあまり出てこないものです。

よくカウンセリングで
他の人はどうしているのか、知りたい、
と尋ねられます。
あるいは、○○の治療ってどうなんですか、
という質問もあります。
ある程度は参考になりますが、
半分以上は自分が経験して
初めて知りたいことがわかった、という状況だと
思います。

たくさん情報収集をされる方も
いらっしゃいます。
勿論準備することは大事です。
ですが、今は情報がたくさんあるうえ、
信頼性が低いものも多いので、
結局は自分が経験しないと
何とも言えないね、
という気持ちで臨んでいただけると、
実際に治療をしたときの
「え~、なんか思ってたのと違う~!」
という驚きは少なくてすむかと思います。