【回答者】 妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
頑張って通院され、治療を施しても、なかなか思うようにならない辛さは、
言葉では表せないことでしょう。
適切な治療を施し、条件も悪くないと思われていたとのことで、尚更のことと思います。
このあたりで思い切って治療をお休みになられるのもいいかもしれませんね。
ただ、これまでの状況を客観的にみてみたいと思います。
まずは、黄体ホルモンの分泌が少ないことを不妊の原因として疑われておられるようですが、
本当の不妊原因ではないかもしれませんね。
確かに、黄体機能不全は妊娠しづらくさせる可能性はありますが、
黄体機能不全と診断されながら自然妊娠される方も少なくなく、
絶対的な不妊の原因とは言えません。
はじめの検査で、不妊の原因と疑われたところを治療しても、
依然として、妊娠に至らないことは、意外に、少なくありません。
それほどに、不妊の原因を正確に把握することは難しいもので、
現実には、原因が特定しづらい、または、原因がよく分からないケースのほうが多いかもしれません。
新しい生命の誕生のプロセスは、
悲しいかな、
私たち、人間には完璧に把握することが出来ないということなのでしょうか。
ですから、はがゆいことに、最適な治療法を知ることも難しいわけで、
ステップアップ方式、すなわち、身体への負担の軽い治療から、同じ治療を何回か繰り返し、
それでも妊娠に至らない場合には、次の治療法に移行するという方法にならざる得ないわけです。
さて、これまで3回の人工授精を受けられたとのことですが、
妊娠率という観点からいえば、それほど、珍しいことではありません。
というのも、人工授精の妊娠率は6〜8%とされています。
ですから、もう少し、最低でも5〜6回くらはチャレンジしてみてもいいかもしれません。
ただし、あくまで、目安です。
10回以上、人工授精を繰り返し、授かるご夫婦もいらっしゃいます。
また、人工授精にステップアップされたからといって、
自然妊娠の可能性はなくなったわけではありません。
反対に、人工授精では、クリアできない不妊原因を疑い、
体外受精にステップアップされることを考えられるご夫婦もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても、現時点で、手のうちようがないような状況ではありません。
年齢的には、まだ、30代前半ですし、不妊期間も2年弱と、
客観的には、決して、深刻な状況ではありません。
少し、お気持ちが落ち着かれたら、
まずは、現在の状態を正しく認識されて、
そして、今後の治療方針について、主治医の先生からどのような選択肢があって、
それぞれの選択肢の内容や違いを理解したうえで、
どのように進めていくのか、ご主人とよく話し合い、相談されるのがよいと思います。
ただ、くれぐれも、自分たちのペースを大切にすることが大切です。
そして、毎周期、頑張っているお身体をいたわって、そして、信じてあげてください!
ご参考になりましたでしょうか?
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