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VOL.545 精子と卵子の「老化」には正しい情報を味方に

2013年11月24日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.545 2013/11/24
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今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・スペシャル対談:精子と卵子の「老化」には、正しい情報を味方に
・妊カラ編集室から:「Fertility Diet」翻訳出版のお知らせ
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2013年11月23日 最新ニュース
ビタミンDが体外受精の際の着床環境に及ぼす影響
http://www.akanbou.com/news/news.2013112301.html
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2013年11月22日 最新ニュース
体外受精と出生児のガンの発症リスク
http://www.akanbou.com/news/news.2013112201.html
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2013年11月21日 編集長コラム
トランス脂肪酸から自分たちを守る
http://www.akanbou.com/column/henshuuchou/20131121.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


スペシャル対談______________________________________________________

 精子と卵子の「老化」には、正しい情報を味方に
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男性は女性と違い、常に新たにつくり続けられているので、男性の年齢は関
係ないというのがこれまでの"常識"でした。

ところが、精子も年齢とともに精子の質、すなわち、「妊娠させる力」が衰
えてくるという研究報告が内外で相次いでいます。

11月15日、16日に神戸で開催された日本生殖医学会でも、獨協医科大学越谷
病院泌尿器科の岡田教授のチームが、精子の能力をマウスを使った試験で調
べたところ、男性の年齢が高くなるほど、その能力も低下す傾向にあること
を確かめ、発表されました。

その日の朝日新聞でも報道されています。
http://p.tl/-kh6

一方、"卵子の老化"については、昨年来、マスコミで取り上げられ、多く
の女性に衝撃を与えました。

そんな中で、出産ジャーナリストの河合蘭さんは、やみくもに不安になる前
に、本当のことを知って欲しいと、各方面で話題となった『卵子老化の真実』
という本を書かれました。

この度、岡田教授の公式サイト「男性不妊バイブル」で、その河合蘭さんと
岡田教授との対談が実現しました。

とにかく、対談内容は、妊カラの読者の皆さんに知っておいて欲しいことば
かりです。

そこで、許可をいただき、全ての内容を妊カラでご紹介させていただくこと
にしました。

○特別対談「精子と卵子の「老化」には、正しい情報を味方に」

岡田 弘(泌尿器科医)×河合 蘭(ジャーナリスト)

【1】産婦人科受診では教えてくれない男性不妊の新常識
【2】患者も医師も気づかない、精液検査の落とし穴
【3】最新の精子機能検査でわかった「精子の老化、35歳」説。
【4】精子力が高いうちに妊活を
【5】現代の私たちが味方にするものとは


【1】産婦人科受診では教えてくれない男性不妊の新常識

岡田)河合さんにお会いするのを楽しみにしていました。『卵子老化の真実』
(文春新書)は、豊富なデータを用いて、大変参考になります。付箋をたく
さん付けて読んでいます。

河合)ありがとうございます。岡田先生が一体どこに付箋をつけておられる
のかは興味津々です。
私も岡田先生のご著書『男を維持する「精子力」』(ブックマン社)は、まず
タイトルから興味深く拝見しました。精子が卵子と受精する能力、私はこれ
を「精子の妊娠力」と表現していたのですが、どうもしっくり来なくて「精
子力」という言葉に、なるほど!と納得しました。

岡田)ぜひ、この言葉を広げてください。

河合)はい。こちら獨協医科大学越谷病院(埼玉県越谷市)には、遠方から
も患者さんが受診されると聞きました。

岡田)ええ、とくに非閉塞性無精子症の治療法であるMD‐TESE(顕微
鏡下精巣精子採取法)の手術数が多くて、現在日本で行われているMD‐T
ESEの半数近くを担っています。患者さんは全国からやって来ますし、
「帰国時に手術を受けたい」と海外駐在中の方に連絡をいただくこともあり
ますよ。

河合)皆さん、本当に切実な思いをもってここに来院されるのですね。

岡田)詳しく検査をする、手術をするなど、目的や理由があれば、距離は関
係なく受診されます。一方、初めて検査を受ける場合は、アクセスしやすい
施設がいいもの。そこで、こちらから不妊クリニックに出向いて「男性不妊
外来」を担当していますが、これは神戸大学医学部泌尿器科にいた20年以上
前から取り組んでいます。

河合)岡田先生は約30年、男性不妊治療の最前線に立ってこられて今回一般
向けの本を書かれたのは、どんな動機がおありになったのですか?

岡田)世に蔓延する男性不妊の情報は、不確かで無責任な内容が多く、患者
さんはなかなか正しい情報にたどり着けません。回り道をしているうちに、
治療や妊娠の機会を逃してしまうのは非常に残念なこと。情報があふれる現
代だからこそ、目利きによって取捨選択された、つまりキュレーションのき
いた情報の提供が必要だと感じたのです。

河合)やはり、そうなのですね。私も、なぜか生殖という分野は都市伝説と
言うか誤解がとても多い分野だと思います。これは、若い時に産み終える時
代にはそんなに大きな害はなかったと思うのですが、昨今のように晩婚化が
進むと「産めるか産めないか」の分かれ道になってしまうこともあり得ます
ね。ただ、そうした誤解は長い間信じられてきたものですから、誤解をとい
てもらうには文献の裏付けも求められます。

岡田)ええ、データによる裏付けは必須と考えています。
本サイト『男性不妊バイブル』でも、ブログで様々な情報を紹介しています。
ぜひ参考にして欲しいですね。

河合)これまで精子の正しい情報が伝わらなかったのは、取材をする人間に
も責任があったと思います。長年、産婦人科の先生しか取材してこなかった
ので。
私も、お恥ずかしいことに、男性不妊の専門医の先生とお話するようになっ
たのは最近です。『卵子老化の真実』の取材をしている間に何人かの先生と
接するようになって、本当に驚くことがたくさんありました。
例えば産婦人科では、元気な精子のためには「禁欲期間を3日くらいとって
ください」と言われることが多いのですが、男性不妊の先生たちは「1?2
日でいい」と言ってくれたのでとてもよかったです。

岡田)セックスをしなくても、射精は頻繁にしたほうがいいんですよ。泌尿
器科では常識ですが、残念ながら産婦人科ではまだまだ知られていないよう
です。

河合)また、不妊治療の専門クリニックはどこも「夫婦で来院を」とすすめ
てはいるものの多くの医師は「男性の検査は精液検査だけだから」と言いま
す。これは「男性の負担は軽いから嫌がらずに来てください」と、受診の敷
居を低くするための言葉でもあるのでしょうが。

岡田)もちろんそうでしょうが、同時に多くの産婦人科では「それしかでき
ない」ということでもあります。

河合)産婦人科によっては精液検査をするけれど、数字が悪かったときには
女性がステップアップをするだけ、というケースもあるようです。
男性には「精巣の温度が上がらないように」などの日常生活の注意なども、
あまり行われていないようですね。

岡田)しかも検査の結果(精液所見)は、そのときによって変化する。検査
結果がよくない場合は、2度、3度と検査を繰り返すべきで、それでも思わ
しくなければ泌尿器科、中でも生殖医療専門医への受診をおすすめします。


【2】患者も医師も気づかない、精液検査の落とし穴

河合)私が『男を維持する「精子力」』の中で驚いたのは、産婦人科から紹介
されて岡田先生の外来を受診された人のうち、再検査をしたら「3割の方は
問題がなかった」とありますね。

岡田)ええ、「乏精子症」と診断されて来られた方の約3割は、精液検査を
すると正常範囲です。
また、無精子症と診断された方でも、約3割で精子が見つかます。それと、
精液検査の結果は、精液を採取する環境により大きく変化します。この数値
を見てください。(パソコンを見ながら)右は、朝早く家で仕事に出かける
前にご主人が出した精液を、奥様がもって来てこれを検査した時の精子濃度
で、左は仕事が終わった夜か仕事のない休日の午後に、院内で採精した同じ
人の精子濃度です。同じ人の数値とは思えないでしょう?

河合)え?! 同じ人でも、精子の数に3倍も開きがあるのですか?

岡田)ええ、射精する状況や検査の方法によって、数値に差が出ます。
この方の場合、低い数値で治療方針を決めるなら、タイミング法や人工授精
というステップを踏まずに、いきなり顕微授精ICSIをすすめられるでしょう。
しかし、高いほうの数値で見ると、ICSIは本来必要のない治療といえます。
もちろん、ご本人の希望にもよりますが。

河合)これは、つまりタイミング法や人工授精での妊娠を目指せる状況なの
にICSIになるご夫婦もいらっしゃるということですか。

岡田)女性側に妊娠を妨げる問題がなく、精子の機能がよければ、ICSIをす
れば妊娠する可能性が高い。中には、それで治療成績を上げているクリニッ
クがあるかもしれません。

河合)海外での精液検査は、どうなのでしょう?

岡田)必ず何回か調べます。

河合)日本では、ちょっと極端な例ですが、女性の年齢が高くなると、当た
り前のように「治療はICSIが第一選択」という施設もあるようです。

岡田)「35歳を超えると卵子の質が悪くなっていくからICSIを」という発想
ですね。でも、卵子だけではなく、精子も老化する。精液検査や精子の老化
の認識は、日本の不妊治療で改善しなくてはいけない点です。


【3】最新の精子機能検査でわかった「精子の老化、35歳」説。

河合 先生は「あるタイプの人は35歳で精子力が落ちてくる」という発表も
されていて、これもご著書を読んで驚いたことのひとつです。どうして、そ
こに目を向けられたのでしょう?

岡田)染色体異常であるクラインフェルター症候群の男性の無精子症治療が
きっかけです。彼らにMD‐TESEを行うと、20代では約80%で精子が採
取できるものの、35歳以上ではその割合が低下、45歳ではほぼ採取できなく
なります。では、一般男性の場合はどうなのだろう?と考え、精子機能を探
る「精子機能検査」を始めたのです。

河合)動物の卵子を使った検査が行われていたので、びっくりしました。

岡田)マウスの卵子にヒトの精子を顕微授精(ICSI)で注入して、精子が卵
の中に入って活性化するかどうかを観察します。できるだけ多くの同じ条件
の卵子にICSIを行うことで、受精する確率がわかります。

河合)マウスの卵に人間の精子が入ると、種が違っても受精するのが不思議
です。 

岡田)ええ、これは哺乳類の初期の発生における、種を超えたメカニズムで
す。そのあと成長は止まり、ネズミ人間誕生!なんてことはありませんから、
ご安心ください。

河合)少々ドキッとしました(笑)。そして研究の結果は・・・。

岡田)すでに子どものいる男性では、30代になっても卵活性化率はさほど変
わりません。しかし、不妊男性で受診された人では35歳以降に卵活性化率が
落ちる人が多い。

河合)「精子力」が落ちてくるのですね。

岡田)受精させる機能、すなわち「妊娠させる力」が落ちるということは、
「精子の質が低下する」といえますね。通常の精液検査では数値に変動がな
く、見かけでは全くわかりません。

河合)女性が35歳を過ぎると妊娠しにくくなるのと同じように、一部の男性
も35歳以降、妊娠させにくくなるのですね。すると、カップルの年齢によっ
ては、子どもができないのは男性側の老化が原因かも知れないということも。

岡田)男性が35歳以上で、女性よりも年上であれば、十分に考えられます。

河合)やはり、そうですか。『卵子老化の真実』でも精子の老化について少
し触れているのですが、その部分が印象に残った女性読者から「婚活の相手
は若い男性にした方がいいということですね」と言われたことがあります。

岡田)その通りです!僕が診察を担当する都心の不妊クリニックでカップル
の年齢を調べたところ、姉さん女房率が非常に高かった。

河合)私の取材でも、高齢出産の女性のパートナーは年下の男性が目立ちま
した。もちろん年上の男性との間に授かるアラフォー女性はたくさんいまし
たけれど、世間一般から比べると比率が違うみたいです。

岡田)種の保存のために、女性は自然に若い男性を選んでいるのかもしれま
せん。

河合)まさか年齢で夫を選ぶわけにはいきませんが、無意識の戦略というこ
とはありえそうです。

岡田)精子の老化について発表したところ、多くの人から「このデータは女
性の味方ですね」と言われました。今まで「卵子の老化が不妊の原因だ」と
女性が一方的に悪者にされてきたからです。

河合)今後は、精子の老化も踏まえたうえで子どもを持つ時期を考える必要
がありそうですね。

岡田)ええ、それによって治療の選択肢も変わってきます。


【4】精子力が高いうちに妊活を

河合)男性も、一部の人とはいえ女性同様に「35歳が境目」となってきたら、
これは男性の間に「早く子どもを持とう」という意識革命が起きるかもしれ
ません。
35歳という年齢は、男性は「そんなに早いのか!」とも思うかもしれません
ね。35歳では、女性もまだ産んでいない人が多いですけれど、男性では、も
う、ごくふつうのことでしょう。日本では今、国勢調査によると30代前半の
男性は約半数が未婚なんですよ。出産年齢の全国平均も、男性は女性より約
2歳高くて33歳くらい。これは、都市部ではもっと高いはずです。

岡田)結婚年齢の地域差は大きいですね。都心を中心とした僕の患者さんの
初診時の年齢は、36~37歳くらい。すると結婚は35歳くらいでしょう。人に
よっては、すでに妊娠しにくくなっている可能性があります。

河合)女性の不妊治療では卵巣にどれくらいの卵子が残っているかを調べる
AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査が一般的になってきました。これと同
じように将来は「男性は精子機能検査を」となるのでしょうか。

岡田)その前に、まずは精液検査を。血液検査と同じような感覚で、男性に
は気軽に精液検査を受けて欲しいですね。自分自身の状況を早く知ることは、
治療を含めた人生の選択肢を増やすことでもある。

河合)人生の選択肢とは具体的にどういうことですか?

岡田)どのような治療法があるかもそうですが、最も大切なのは、子どもを
つくることではなく、育てることでしょう。例えば、不妊治療に何年もトラ
イして、40歳を超えてから養子を考えるのでは遅すぎるし、治療に早々に見
切りをつけて子どものいない人生を選ぶ道もある。

河合)殖医療が発展したから、他の選択が見えにくくなり、治療をやめるタ
イミングも先延ばしになっているかもしれませんね。

岡田)法整備が遅れていることなど、日本特有の背景もあります。また、不
妊治療を行うART施設を外部評価するシステムがないことも問題。アメリ
カの半分の人口の日本で、ART施設は全国に500以上あり、ICSIの施行
回数は世界の半分を占めます。もちろん、ほとんどの施設は患者さんの妊娠・
出産のために尽力していますが、患者さん自身が施設を選択するための客観
性の高い目安や基準がないのです。

河合)現在でもそれぞれの施設で体外受精の成績などのデータを公開してい
ますが、岡田先生は、それはどう受け止めればいいとお考えですか?

岡田)施設の自前のデータは、何らかのフィルターがかかっていると考えた
ほうがいい。これは、日本でもアメリカでも同じです。そのデータを見極め
るための基準となる指標が必要なのです。


【5】現代の私たちが味方にするものとは

河合)私は早く妊娠しなくなることがあるという知識が広がってほしいと思
うと同時に、妊娠というものは、実はけっこう遅くまで起き得るんだという
ことも知ってほしいと思うのです。
妊娠する・しないを左右する卵子の老化は、本当に個人差が大きく、そのこ
とを知って欲しくて、『卵子老化の真実』を執筆したというところがありま
す。その過程で大正時代の記録を調べたところ、なんと50代の出産が3000件
以上あったのです! 驚異的な妊娠力ですよね。

岡田)その時代は、若い頃から長期間にわたり、多くの子どもを産んでいま
した。妊娠中は卵巣が休まりますし、子宮は老化の影響が少ない。当時の女
性は妊娠力が高かったのでしょう。また、男性の精子力もあったと考えられ
ます。「子どものいる男性は精子機能が落ちにくい」という先ほどの結果に
も符合します。

河合)現代のライフスタイルでは見えなくなってしまったけれど、人間には
本来、信じがたいような妊娠力が備わっていると私は思っているのです。そ
れは特定の誰かが産めるかどうかということではなく、遺伝子に書かれてい
る未知の力へのロマンというか、そういうものですね。現代は妊娠、出産の
話がリスクマネージメントをどうするかという話になりやすい時代です。で
も本当は、生殖や出産、育児というのは、どこをとっても神秘的でロマンに
満ちている。
だから不妊治療というとつらいイメージが強いですけれど、もっと生命の不
思議さを感じる時間としてとらえてはどうかと思います。また、不妊治療を
している方にも、その先にある出産のことを知って欲しいですし、もっと不
妊を専門とした医師と妊娠、出産、育児を専門とする人たちが交流してほし
いと思うのです。

岡田)少子化対策にも関係しますが、「子どもがいる暮らしは楽しい」と身
近なところで感じられることが大切。例えば、小学校の先生が自分の子ども
のことを日常的に話す、というように。

河合)そうですね。不妊、妊娠・出産、子育てが、日常の中でもっと語られ
る社会が理想ですね。男女や年代の別なく。

岡田)現在の日本では、夫婦の6組に1組は子どもができなくて悩んでいる
といわれます。そうした人も巻き込んで、社会全体で子どもを育てるサポー
トをしていくのが、これからの社会のあり方ではないかと思います。

河合)「社会全体で子どもを育てる」という意識ですね。

岡田)制度がつくられて動くのか、民間が取り組むのか、または女性が自分
たちのネットワークでシステムをつくるかもしれません。 

河合)男性の皆様にも「よろしくお願いします」と、ぜひ言いたいです。

岡田)そのためにも僕らは、精子と卵子について、不妊や妊娠・出産につい
て、これからも正しい情報を発信していきましょう。


---[河合 蘭さん プロフィール]-------------------------------------

出産、不妊治療、新生児医療の現場を取材してきた、日本で唯一の出産専門
フリージャーナリスト。1959年東京生まれ。カメラマンとして活動したのち、
1986年より執筆活動を始める。国立大学法人東京医科歯科大学、聖路加看護
大学大学院、茨城県立医療大学、日本赤十字社助産師学校非常勤講師。
著書に『未妊‐「産む」と決められない』(NHK出版)、『安全なお産、安
心なお産‐「つながり」で築く、壊れない医療』(岩波書店)など。

・サイト
http://www.kawairan.com/

・著書「卵子老化の真実」(文春新書)
「本当のところ、何歳まで産めるの?」という今や誰もが抱く疑問にていね
いに回答。妊娠力の低下や不妊治療、出生前診断、ハイリスク妊娠、産後の
疲労や育児などについて真相を徹底取材し、30代以降に妊娠する人を応援す
る一冊。韓国でも翻訳版刊行が決定。
http://p.tl/ok5Y

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▼「男性不妊バイブル」
http://maleinfertility.jp/
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記事についてのご意見やご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


妊カラ編集室から____________________________________________________

 「Fertility Diet(妊娠しやすい食生活)」翻訳出版のお知らせ
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「妊娠しやすいカラダづくり」のサイトやメルマガを運営する私たちにとっ
てのバイブル的な本である、「Fertility Diet」を翻訳出版することになり
ました。

現在は、ハーバード大学で、栄養と生殖機能との関連を大規模な疫学調査や
関連病院での臨床試験を通じて研究している教授グループによって書かれた
本です。

発売予定は12月3日で、5~6日にかけて全国の書店に並ぶ予定です。

マグロウヒルエジュケーション発行、日本経済新聞出版社からの発売です。

邦訳のタイトルは「妊娠しやすい食生活 ~ハーバード大学調査に基づく妊
娠に近づく自然な方法」です。


■「妊娠しやすい食生活・実践マニュアル」をプレゼントします!

アマゾンでも予約が可能になっているようですが、妊娠しやすいカラダづく
りのサイトでも購入いただける予定です。その場合、購入いただした方々、
全員に「妊娠しやすい食生活・実践マニュアル」をプレゼントします。

妊娠しやすいカラダづくりサイト内では12月はじめにご購入いただける予
定です。

「妊娠しやすい食生活」のサイトの公開日が決定すれば、すぐにお知らせし
ます。

どうぞ、お楽しみに!

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記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


運営サイト__________________________________________________________

私たちはお子さんを望まれるカップルを応援します。

▼不妊に悩む夫婦の自己決定を支援する情報サイト
→「妊娠しやすいカラダづくり」
http://www.akanbou.com/

▼妊カラ・男性不妊編
→「男性不妊 ~ ふたりで知っておきたいオトコのこと」
http://www.akanbou.com/dansei-funin/

▼お子さんを望まれるふたりのためのサプリメント
→「BABY&ME」
http://babyandme.jp/

▼ドコモ、au、ソフトバンク公式携帯サイト
→「おしえて!不妊ナビ」
http://funinavi.edia.ne.jp/index.html


編集後記____________________________________________________________

妊娠しやすいカラダづくりのサイトやメルマガを運営するようになって10
年になりました。

その間、ファティリティレッスンというクラスやセミナーも開催していたと
こともあって、"卒業"された方々とやりとりすることも少なくありません。

お子さんを授かった方もいらっしゃいますし、もちろん、授からなかった方
もいらっしゃいます。

なかなか授からないことに悩んでいるカップルの皆さんに、自分たちが納得
のいく選択をされるためのお手伝いをしたいと思い、やっているわけですが、
選択の内容や結果は、本当に、さまざまです。

ふたりの生活を選択された方、不妊治療中にご自身の病気がみつかり、不妊
治療か、自身の治療か、どちらを優先するのかという難しい判断を迫られた
方、養子縁組という選択をされた方、海外で卵子の提供を受け、妊娠、出産
を目指された方、先天的な疾患があって出産後、今度はお子さんの治療に専
念されていらしゃる方、お子さんがダウン症だったという方、ここに書きだ
すとキリがないくらい、いろいろなドラマがありましたし、これらもあると
思うのですが、やりとりをさせてもらっている方々に共通することがありま
す。

それは、ご夫婦の絆がとても強いことです。

苦労せずに授かった方は妊娠、出産は当たり前に起こることと思われている
かもしれませんが、苦労して授かった方、授からなかった方にとっては、当
たり前なことではありません。

夫婦の関係も当たり前なことではなく、つむいでいくもので、だからこそ、
今がかけがえのないもので、感謝の気持ちもおこってくるのかもしれません。

いろいろありますけど、頑張りましょうね!
私たちも頑張りますから。

ずーと、応援しています。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.535
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整
理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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◎発行部数
・自社配信: 1,146部
・まぐまぐ: 4,211部
・合計部数: 5,361部(11月24日現在)
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