曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

言葉の力

2017年06月30日

皆様、
こんにちは。

この1週間は小林麻央さんの訃報で
いろいろな思いをされた方が多いようです。

私もちらちらTVを見ながら
目に見えるところにこんなに
影響があるのだから、
見えないところに
どれだけの「人生」があったんだろう、
と思います。

そして、
タイトルのように、
今回は本当に言葉の力を感じました。

ブログ、という形で麻央さんも海老蔵さんも、
また様々な方が思いを発信されているのですが、
励まされたり、
驚いたり、
なかには違和感を抱いたり、
でも、
そこに真実があることは紛れもないことが
伝わるので、
パワフルですよね。

このブログ、
書き言葉なので、
繰り返し読めるし、
こうやって麻央さんが存在しなくても
いつでも読めます。
自分のペースで
好きなように解釈もできます。
自分のペースで、
というのが大きなメリットですよね。

一方、話言葉は
その場の、
相手あっての言葉なので、
まさにコミュニケーション。
失言もでてくるでしょう。
暴言もでちゃうかもしれない。

まさかICレコーダーで録音されていると思って
話す人はそういないので、
その時の思いや気持ちを表現する、
つまり書き言葉に比べればずっと本音に近い。

信頼関係さえあれば、多少の失言は
訂正できるかも、
ですが(例外も多々あり)、
暴言は・・・

カウンセリングではこの話言葉を道具に
すすめていきます。
安全に本音を出せる場、という役割もあります。
カウンセラーとの信頼関係も関わってきます。

言葉は言霊(ことだま)とも言います。

言霊=言魂

言葉は魂(たましい)の代弁でもあるのです。

だからとてもパワフル。
いくらでも人を癒し、いくらでも人を傷つけます。
逆に自分を慰め、自分を貶める(おとしめる)こともできます。

書き言葉であっても
話し言葉であっても
言葉の力を再確認し、
できれば世界中の人々が
言葉の種類は違っても、傷つくことなく、
支えあえることができればなあ、と改めて思いました。