曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

自然妊娠

2016年08月31日

みなさま、
こんにちは!!

今日は8月31日、
私のお休みも終わり、明日からお仕事再開です。

待っていただいた皆様、
ご理解ありがとうございました。

そして、私のほぼ毎日ブログも今日で終わり、です。

9月以降ももっと頻繁にかけるかな、
と当初思いましたが、
やはり週1回ペースにしておきますあせる

さて、最後のブログとしては
かなり真剣なテーマです。
明日からの仕事モードへつなげようと思いまして。

不妊の相談を受けますと、
よく本当は自然妊娠したかった、
あるいは、治療はしているが、
自然妊娠も試みている、
という話を聞きます。

治療によってではなく、
自然に妊娠、出産したい、というは
とても普通の気持ちで、
是非大切にしていただきたいと思います。

ただ、現実的に自然妊娠は難しい、できない、
ということはあります。

その一つが加齢によるもの、と言われていますが、
年があがるほど自然妊娠はしないようです。

ざっくりいいますと
30歳までの女性は30%
35歳の女性は18%
40歳の女性は5%
45歳の女性は1%

これは1か月の生理周期に対して、なので、
例えば9月に29歳の人が妊娠する確率は30%、
ということです。

30歳以下でも、
実はそれほど妊娠の可能性は高いわけではないのです。

でも、不妊治療をされている方にとっては
可能性がゼロ出ない限り、
自然妊娠を期待する、という方も多いです。

とくに治療はもうやめたが、
自然妊娠をやっていきます、という方には
その後の過ごし方について考えていただければと思います。

というのも、
治療しなければ子供が授からない方は
治療終結=実子のいない人生、
と明確なので(それはそれで辛いのですが)
その後の人生の過ごし方は割り切りやすい部分はあります。

でも、
治療はもうやらない、と決めた42歳の方の場合、
自然妊娠の可能性がある、
と思いながら日々を暮らすことになります。

勿論、それでよいのですが、
どれほど自然妊娠に期待しているのかが
ポイントです。
42歳なので、1%以上5%未満です。

もし、この数字はわかっている、
でも小さな奇跡を希望にして毎日を過ごしているだけですよ、
というのであれば、
大丈夫だと思います。

ただ、
もしかしたら私はこの2~3%に入るかも、
いや、絶対に入ってみせる、
という強い気持ちでいると、
日々の暮らしも辛いものがあると思います。

つまり、日々の生活の中で、
心の2~3%を自然妊娠期待とすれば
現実も受け入れた過ごし方ができて、
過大な期待による負担は避けれると思います。

でも42歳の女性が80%は自然妊娠するかも、
いや、するぞ、という気持ちでいることは
現実からかけ離れており、
それは結局ご自身の負担になります。

厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、
勿論、希望はもちつつ、
でも現実を受け入れることができれば、
より地に足がついた過ごし方ができ、
それが心のバランスには良いと思います。