編集長コラム

細川 忠宏

「優先順位」考

2009年06月14日

ファーティリティレッスンでは、今年の1月より、不妊治療の運動療法「プレマタニティビクス」を導入し、実施しています。

これまで約80名の方々に受講いただいて、最も多い感想は「冷えが解消された」というものです。

私たちが、この半年弱で、身をもって学ばせてもらったことは、冷えを解消するには、外から温めるようとするよりも、内から熱をつくるほうが、断然、効率的であるという事実です。

インストラクターの坂井先生は、"自家発電が大切です!"と、繰り返し、強調されます。

自家発電、すなわち、内から熱をつくるには、歩いたり、体操(ストレッチ)したり、とにかく、身体を動かすことです。

さて、私たちが暮らす現代の社会の大きな特徴の一つに、「情報洪水」ということがあります。

因みに、総務省が実施した「情報流通センサー報告書」によりますと、この10年間で世の中に流れている情報の量は410倍になったそうです!もちろん、私たち、人間の脳のポテンシャルなんて、不変なのにもかかわらずです。
410倍ですよ、迷ったり、戸惑ったりするはずですね!

まさに、情報洪水に溺れてしまいかねないわけです。

"お金"も"時間"も有限です。

お金や時間を無駄にしないためには、自分たちで「優先順位」をつけることが、とても、とても大切なことです。

ただし、言うは易し、行うは難しですね。

私たちのこれまでの経験から学んだ、「優先順位をつける3つのコツ」をご紹介します。

まずは、優先順位が高いものほど、その波及効果が高いということです。

つまり、一石で二鳥も、三鳥も落とせるということ。それに取り組むことで、ほとんどの問題が解決できる、そんなふうに言っていいかもしれません。

そして、効果が長続きするということです。

つまり、一過性のものではないということ。その時は効果があっても、やめてしまうと元の木阿弥になってしまっては、それなしでは、いられなくなってしまいかねません。

最後に、人間のカラダのメカニズムに適っているということ。

つまり、原理原則に忠実であるということ。そして、このことをこそ、未だ見ぬ我が子に、無言で、伝えるべきことなのではないでしょうか。

最後に、そんな私たちの意を強くしてくれた、Kさんからのメールをご紹介して、コラムを終えることにします。

[Kさんからのメールここから]

<中略>

このメルマガでは、なかなか子供ができないあせる気持ちをサポートしていただく部分が大きかったのですが、このメールでは体作りの大切さがよくわかりました。

体作りを今までしていなかったわけではないのですが、「基本」ができていなかったことに気づきました。

喫煙する夫にタバコをやめろだとか、携帯電話をポケットに入れるなとか言ったり、二人で妊娠によいといわれるものを食べたり、漢方や鍼灸をためしたり、「これは悪い、これをしたらできる」というものばかりに時間とお金を費やしていたことに気づきました。

ところが、私どもは夫婦フルタイムの共働きのため、朝はパンとコーヒーのみ。私は冷えたらいけないとばかりに生姜紅茶。

お昼は店屋物だったり、おにぎりと味噌汁だったり、夜は手作りで野菜多目ですが種類は少なめ。

この夕食も一応気遣って、魚とか豚肉メインで、野菜とかも「冷えによい」ものを買っていたりするんですが、休日は遅く起きて朝食兼昼食だったり。

規則正しい生活をしているつもりでしたが・・・。

そこで、休みの日は疲れを取るためできるだけ寝ていたいけれど、朝早く起きる生活を始めてみると、意外や意外、逆に調子もよく、いろんな意欲がわいてきました。

家庭菜園をしたり、友人と会う機会が増えたり、家事も早く終わるので休日が充実します。

野菜もなるべく種類を食べるように努力すると、いままでより美味しい料理ができるようになりました。

まだそんな生活をはじめて3週間くらいですが、なんだか心身ともに元気になり毎日が楽しいです。

不妊の悩みもありますが、体調もよいし、何とかなるような、そんな気がしています。

これからもメルマガを楽しみにしています。

ありがとうございました。

[Kさんからのメールここまで]

Kさん、こちらこそです、ありがとうございました。