飲酒の量とタイミングの妊娠率への影響

生活習慣・食事・サプリメント

2021年06月23日

卵胞期(月経から排卵)や黄体(排卵から月経)期の週に7杯以上の飲酒は、飲まない人に比べて妊娠率が低下し、特に黄体期では週に3~6杯の飲酒量でも妊娠率が低下することがアメリカの研究で明らかになりました。

働く女性(19~41歳)413名が、毎日どんなアルコール(ビール・ワイン・蒸留酒)を、どのぐらいの量を飲んだのかを記録するとともに、妊娠をチェックするために毎月尿の検体を提供してもらい、最長19カ月追跡して、月経周期中のアルコールの摂取量と妊娠確立の関連を調べました。

尚、アルコールの摂取量は週に7杯以上を重度、週に3~6杯を中程度、週に1-2杯を軽度として、1杯はビールで330ml、ワインで148ml、蒸留酒で44mlとしています。

その結果、お酒を飲まない女性に比べて卵胞期に重度の飲酒をする人は61%、黄体期では49%、妊娠率の低下がみられました。

また、黄体期では中程度の飲酒でも、お酒を飲まない人に比べて44%、妊娠率が低下する結果となっています。

さらに、1日に4杯以上飲む過飲は、黄体期では1日増えるごとに19%妊娠率が低下し、排卵期では1日増えるごとに41%妊娠率が低下しました。

これらの結果から週に7杯以上の飲酒は、月経周期を通して妊娠率の低下に関係しますが、黄体期では週に3〜6杯の飲酒でも妊娠率の低下に関連することが分かりました。

コメント

今回の研究は、「どれくらい飲むか」だけでなく、「いつ飲むか」について調べられた初めての研究とのことです。

この研究では、飲酒の目安は、週に6杯以内、ただし、排卵後は週に2杯以内にすることで妊娠率低下への影響を避けることができるかもしれないことが示唆されました。

もちろん、人種や個人による差があるはずですので、一概には言えませんが、お酒を飲まれる方は、排卵後は控えるのが無難かもしれません。