66歳の女性が提供卵子による体外受精で子供を出産

不妊改善・生殖医療関連

2005年01月17日

時事通信

報道によりますと、ルーマニアの首都ブカレストで、66歳の女性が双子の女児を出産しました。これは、出産時の年齢としては世界最高齢とのこと。

若く健康な男女から提供された精子と卵子を体外受精によって、移植を受けた結果だそうです。

コメント

マスコミ報道では、出産時の女性の年齢が世界最高齢であることにスポットを当てているようですが、実は、若い男性と女性から提供を受けた精子と卵子を体外受精させた胚を、66歳の女性の子宮に移植した結果の出産なのです。

このことは、妊娠、出産には、母体になる女性の年齢よりも、卵子の質がもっとも大切であることを証明するものであると言えます。

治療であろうと自然妊娠であろうと、不妊を改善する上で最も留意すべきは、"卵子の質"ということになります。そして、女性は年をとればとるほど、卵子も老化し、質が低下していくことが、年齢とともに妊娠までに時間を要する最大の原因となっているわけです。

卵子の老化対策が最も重要です。

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