精液検査は、男性不妊症の診断と治療において、最も基本となるものです。
※WHOマニュアル1999年版

実際に日本人男性の精液所見の平均値(正常値)は分かっていません。なぜなら、パートナーが、普通に妊娠した男性は精液検査を受けることがないからです。WHOが定めているのは、正常値ではなく、最低限の基準値です。それを下回ったからといって、妊娠できないというわけではありませんが、妊娠の確率が低くなるという目安になります。
・検査結果について
精液中の精子の状態は、さまざまな影響を受けて、常に変動するものですから、性交によるもの、マスターベーションによるものにかかわらず、射精される度に精液所見が変わるものです。そのため、検査結果が基準値を下回っていた場合、1回の結果だけで判断せず、1~3週間の間隔をあけて、2~3回の検査を実施する必要があります。
・禁欲期間について
禁欲期間が5日以上になると精子運動率が低下する傾向にあることが分かっており、精液検査の禁欲期間は2日~3日が良いと考えられています。
・採取場所について
自宅で精液を採取した場合は、容器に入れて、1時間以内にクリニックに持参することになります。検査結果に正確さを期するためにはクリニックの採精室で採取するのがベターです。
★精液検査で測定する項目とWHO(世界保健機構)の定める基準値※

★精液検査からわかる(疑われる)こと

★知っておきたいこと
・WHOの基準値について実際に日本人男性の精液所見の平均値(正常値)は分かっていません。なぜなら、パートナーが、普通に妊娠した男性は精液検査を受けることがないからです。WHOが定めているのは、正常値ではなく、最低限の基準値です。それを下回ったからといって、妊娠できないというわけではありませんが、妊娠の確率が低くなるという目安になります。
・検査結果について
精液中の精子の状態は、さまざまな影響を受けて、常に変動するものですから、性交によるもの、マスターベーションによるものにかかわらず、射精される度に精液所見が変わるものです。そのため、検査結果が基準値を下回っていた場合、1回の結果だけで判断せず、1~3週間の間隔をあけて、2~3回の検査を実施する必要があります。
・禁欲期間について
禁欲期間が5日以上になると精子運動率が低下する傾向にあることが分かっており、精液検査の禁欲期間は2日~3日が良いと考えられています。
・採取場所について
自宅で精液を採取した場合は、容器に入れて、1時間以内にクリニックに持参することになります。検査結果に正確さを期するためにはクリニックの採精室で採取するのがベターです。