ホーム>>step1 基礎知識>>男性不妊とは?>>その原因

男性不妊

その原因

2011年10月27日

造精機能障害の原因

精子がうまくつくれない原因のほとんどは、原因不明か、精索静脈瘤です。

■原因不明(特発性造精機能障害)(56%)
造精機能障害の半数以上は原因不明です。造精機能障害は男性不妊全体の8割以上とされていますから、男性不妊全体のおおよそ半数は原因不明の造精機能障害、すなわち、どこにも異常が見つからないけれども精子濃度や精子の運動率が低いために、妊娠しづらくなっているというケースです。

■精索静脈瘤(36%)
原因不明に次いで多いのは精索静脈瘤で、造精機能の3割以上です。精索静脈瘤とは、精巣から心臓へ戻る血管(静脈)にお腹から血液が逆流して、コブ状にふくれるものです。精索静脈瘤があると、お腹から逆流した温かい血液が精巣の温度を上昇させ、精子をつくる働きに悪影響を及ぼすと考えられています。ただ、そのメカニズムについては、まだ完全には解明されていません。

造精機能障害のほとんど(9割以上)は原因不明か精索静脈瘤によるものです。それ以外の稀な原因としては、停留精巣や精巣炎、糖尿病などの内分泌疾患、放射線障害、先天性障害、遺伝などがあります。

精子輸送障害の原因

精子をうまく運べない原因は、大きく先天的なものと後天的なものがあります。

・精管欠損、精管閉塞
生まれつき、精管がない、もしくは、精管や精巣上体の発育が悪く、精管や精巣上体が閉塞している。

・感染症による炎症
結核菌やクラミジアなどの性感染症などにより、精巣上体や精管が炎症をおこし、その後遺症として、精管や精巣上体などの精路が閉塞してしまう。

・手術時による損傷
パイプカットによる精管切断や子どもの頃のそ径ヘルニア手術時の精管損傷

精子の運動能・受精能の低下の原因

精子をうまく運べない原因は、大きく先天的なものと後天的なものがあります。

・副性器炎症
クラミジアなどの性感染症によって、前立腺や精のうに炎症がおこり、精子の運動能力を低下させてしまいます。

・抗精子抗体
自分の精子を攻撃する自己抗体が精子に結合して、運動性能や受精能力を低下させてしまいます。

性機能障害の原因

セックスがうまくいかない原因には、大きく、ED(勃起障害)と射精障害があります。

・ED(勃起障害)
心因性、また、血管性(ペニスに勃起に必要なだけの十分な量の血液が送り込まれないもの)、さらには、神経性(脳からの性的な刺激がうまく伝わらないことによるもの)などがあります。

心因性にはストレスや不安、うつによるもの、血管性には、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病、喫煙や加齢によるもの、そして、神経性には、糖尿病や脳梗塞、脳腫瘍、脊椎損傷などがあります。

・射精障害

◎無射精症
糖尿病や脊椎損傷などによる神経障害で、全く射精がおこらない。

◎膣内射精障害
タイミング指導を契機として、プレッシャーによって射精できなくなったり、長期間、間違ったマスターベーションを繰り返し、それに慣れてしまい、膣内での射精が出来なくなってしまいます。

◎逆行性射精障害
糖尿病や脊椎の損傷、薬などによる神経障害のために、本来は、射精の際に閉じているはずの膀胱から尿道への通路が開いたままになっているためにおこります。

step1 基礎知識

精子と卵子が出会うまで

精子力に影響を及ぼすもの

男性不妊とは?