生れた時に"既にある"卵子と思春期以降"毎日つくられる"精子
女性の場合、本人が生れた時点で、既に、卵巣内に卵子のもとになる細胞がすべて存在していて、新たにつくられることはありません。それに対して、男性の場合、精巣内で精子のもとになる細胞から思春期以降、高齢になっても、無限に精子がつくり続けられます。女性では年齢とともに卵子も老化し、妊娠する力が低下するのに対して、男性では、年齢による影響がそれほどでもないのは、このような理由によるのです。
74日+14日=88日かけてつくられる

その後、精巣から精巣上体へ、さらに成熟しながら、約14日間かけて移動します。そして、受精能力を獲得した精子は、精巣上体尾部で射精まで待機します。
このように、精原細胞から精子がつくられるのに74日、そして、精巣上体へ移動するまで14日、あわせて88日。つまり、精子がつくられ、受精能力を獲得するまでおおよそ3ヶ月かかることになります。