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妊娠しやすいカラダづくりのための体質改善
■監修・取材協力:伊豆高原「やすらぎの里」代表 大沢 剛 先生
     
         
断食で妊娠する力を高めよう 実践編「自宅でできる週末断食」
     
断食で妊娠する力を高めよう
 

妊娠しやすいカラダづくりを目指す場合
ある意味、“自然治癒力”が、とても大切ですね。

例えば、ホルモンの分泌バランスは、
私たちの意志でコントロール出来るものではなく、
私たちに備わった機能(ホメオタシス)によるもので、
それは、一種の自然治癒力だと言えます。

そして、自然治癒力というものは、
誰にでも当たり前に備わっているものなのですが、
毎日、トレーニングすれば、高まるというものでもないところが、
やっかいと言えば、やっかいです。

なぜなら、自然治癒力が低下してしまったら、
どうすれば、取り戻せるのか、
ちょっと、頑張りようがないところがあるからです。

そんな“力”を高めるのに、「断食」が大変有効だというのです。

伊豆の断食道場「やすらぎの里」を訪ねてきました

5月17日の水曜日、断食道場として有名な、
伊豆の「やすらぎの里」にお邪魔してまいりました。

代表の大沢先生の著書、
「しあわせの“やすらぎ”断食」を読んでみて、
断食が、妊娠しやすいカラダづくりにはとても良さそうに思えたので、
これはもう、大沢先生に、直接、お話しをお伺いして、
是非とも、皆さんにお伝えしたいと考えたからです。

東伊豆の浮山温泉郷は、全体が森といった感じで、
ペンションや別荘、保養所などがポツポツと建ち並ぶ中に、
やすらぎの里はありました。

もしかしたら断食道場というと、
一昔前までは、ストイックな修行場という感じで、
一部のマニアや難病を患う方々の最後の砦といった、
どちらかと言うと、ちょっと、暗いイメージだったのが、
この「やすらぎの里」が、マスコミで紹介されるに及んで、
いまや、女性、それも、若い女性の間では、
ちょっとしたブームなんだそうです。

伊豆高原駅を下りた瞬間、空気の美味しさに感動し、
到着したロビーは、凛とした空気を感じつつも、寛げる雰囲気。

耳を済ませば、やっと聞こえる程度のボリュームで環境音楽が流れていて、
すぐに、緑に囲まれた中庭のテラスに出ることが出来ます。

この時は、いかなかったのですが、
屋上のデッキからは、海が一望に出来るとのこと。

ここに来て、この空間にいるだけで、十分といった感じで、
断食しなくても身体がよくなりそうです。

とにかく、気持ちのよい気配に溢れています。

さて、大沢先生のお話しは、
まさに、目からウロコの連続で、
とにかく、腑に落ちる内容ばかりでした。

断食によって、“妊娠する力”が高まるのは?

▼「断食すると、体がビックリして、野生の力が目覚めるんです。」

動物には、危機的な状態になると、
できる限り自分の“種”を残して、
種を保存しようとする本能があるそうです。

食糧危機にあるような途上国ほど子沢山で、
飽食にある先進国では生殖能力が低下していく傾向があることは、
なによりの証拠と言えますね。

生まれてから一度も、生きるか死ぬかの状態まで、
食べ物に困った経験のない世代は、
身体に危機を感じたことも、当然なく、
自分の「種」を残そうとする本能が弱くなっていても、
不思議ではないというのです。

また、授乳期の母親は、粗食にするほど、
母乳がよく出るようになることを、
完全母乳で育てる桶谷式乳房管理法では教えてくれるそうですが、
これも、同じメカニズムでしょう。

さらに、鶏が卵を産まなくなったら、
エサをストップすることで、再び、卵を産むようになります。

これらは、いずれも、人間の力の及ばない、
大自然のメカニズムと言えるでしょう。

断食による一時的な飢餓状態が、
そんなメカニズムを働かせ、
動物としての本能にスイッチを入れるのではないでしょうか。

断食によって、自律神経やホルモンのバランスが整うのは?

▼「断食による一時的な飢餓状態に、細胞が“やばい”と感じ、
   本来、備わっている身体の機能を総動員して、
   バランスを保とうとするのです。」

バンバン、水や肥やしを豊富に与えるほど、
植物は弱くなることを、
植物の栽培経験がある人であれば誰でも知っていることです。

断食で、ショックを与えられた身体は、
そのショックによって、身体の機能を総動員して、
バランスを保とうとするというのです。

とくに、ホルモン系、自律神経系、免疫系など、
身体の機能を一定に維持している働きは、
最大限に発揮され、バランスをとろうとして、
それぞれの働きがととのうと言います。

それは、卵子や精子にもよい環境になりますね?

▼「妊娠する力が高まるのは、卵子自身、精子自身が、
   “よーし”って、本気になった時でしょう。」

不妊治療を受けていて、悲しい結果に終わった時、
先生に、「卵に元気がなかったからねー」、
なんて言われた日には、
“だったら、どうすればいいのよ?”と、
途方に暮れてしまいますね。

“活力に溢れた卵と精子”

不妊治療を受けていようと、いまいと、
妊娠のために最も必要とされる条件ですね。

にもかかわらず、何を、どのようにすればよいのか、
西洋医学でも明確な答えを持ち合せてはいません。

それどころか、どうにかしよう、どうにかしたい、
そうなふうに、焦って、頑張れば頑張るほど、
皮肉にも、卵は、やる気をなくしてしまうのではないかとさえ、
感じることもあります。

治療に邁進して、いくら頑張っても授からなかったのに、
一休みしたり、諦めた途端、授かることは、
驚くほど、よくあるのですが、
まさに、そのように考えないと説明がつきません。

そして、活力に満ちた卵と精子を得るためには、
どんなホルモンを補充すべきか、
或いは、どんな食べ物を食べるのがいいのかとか、
どんなサプリメントをとるべきか、
要するに、何をプラスすればよいのかという発想で考えがちです。

そのように、私たちが、卵や精子をつくるのではなく、
卵や精子が元気になる環境をつくるということでしょうか。

自分の頭で、あれこれ、考えすぎるのもよくないと?

▼「断食によって、狂った感覚をリセットするのです。
  
また、お腹がすくと、とにかく、今、何かを食べたいわけで、
  
先々の心配などしている場合ではありません。」

断食によって、頭がカラッポになると、
どうでもよいこと、余計なことなど考えなくなり、
人間が、本来、求めているものや味覚、状態がみえてくると言います。

そして、そんな自然な状態が最も自然治癒力が高くなり、
自然に備わった生殖能力も高くなるというのです。

野生の状態と言っていいかも知れません。

因みに、野生の動物は、長期わたるストレスがなく、
身体をよく動かしていて、
いつも、多少の空腹感があります。

そして、そんな状態が、
人間にとっても、本当に自然な状態であり、
身体や心が欲する状態で、
生殖力が高まる状態であるはずだと言います。

断食によって、そのような本当に身体や心が欲する状態に、
シフトしていければよいのではないでしょうか。

妊娠しやすいタイミングも頭で考えてはかるものではないと?

▼「頭で、ああでもない、こうでもないと、考えるよりも、
  
お互いの身体が欲するタイミングが、
  
卵子や精子がやる気まんまんの状態であるはずです。」

頭で算出したスケジュールにそった夫婦生活は、
ともすれば、義務的なものになりかねません。

そして、そんな時には、
おそらく、卵や精子のモチベーションも低下しているのではと。

お互いに“ムラムラ”する、その時こそが、
卵や精子も、“やったるでー”という活力に漲っている時でしょう。

どちらが、妊娠しやすいか、それはもう、明らかですね。

不妊に悩むご夫婦へのメッセージをお願いします。

▼「自分の中に眠っている“力”を過小評価しないで!
  
自然の大きな力にのっかると、
  
その“力”が最大に発揮できるようになります。」

考えてみると、
妊娠し、出産すること、
すわなち、新しい生命の誕生は、
誰にでも備わった働きによるものであって、
何も特別な能力ではありません。

ですから、妊娠しづらくなっているのは、
なんら、悲観したり、自分を責めたりするようなことではなく、
たまたま、その“力”が低下しているだけだと言うのです。

そして、“種の保存”という、
個々の人間の努力や頑張りを超えた、
大きな自然の法則によって支配されているわけですから、
あれこれ、頭で悩んだり、考えたりするよりも、
自然の“力”に身をまかせることが大切だと強調されます。

 
     
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