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■妊娠率は35歳が転換点
年齢とともに妊孕性が下降するのは、女性であって、男性の年齢の影響はさほどありません。
女性の年齢による妊娠率の推移をみると、だいたい、20代後半から30代前半くらいから低下しだします。
30歳であれば、1周期当たりの妊娠率は約20%とされているのが、40歳になると5%にまで低下します。
注目すべきは、35歳以降の妊娠率の低下のカー ブが角度が大きくなることです。
また、年齢とともに、流産の割合も増加します。
■女性の宿命〜卵巣内で起こる変化    
私たちカラダの各機能は、年齢とともに次第に低下し、老化が避けられないように、
女性の卵子の老化、すなわち、卵子の質の低下も避けることが出来ません。
これが、女性の年齢に伴って、妊孕性が下降する最大の原因です。
因みに、若い女性から卵子の提供を受けた場合、
年をとっても妊娠率が下がらないことが、そのことを証明しています。
男性が思春期以降、常に精子を造り続けるのと決定的に異なり、
女性は出生時の卵巣に、既に、数百万個の卵子の元を抱えています。
そして、 成長するにしたがって、徐々に減っていき、思春期になって月経が始まる頃になると、
その数はおおよそ30万個ほどになると言われています。
毎周期1個ずつ選ばれた卵子の元は、
生殖ホルモンの刺激によって目を覚まされ、卵胞へと成長し、そこから卵子が排卵されます。
12歳から40 年間、毎月1個ずつ卵子が排卵されると単純に計算すると、
12個×40年 で、480個が使われることになります。
考えてみると、女性の出生時に既に存在していた数百万個の卵子の元は、
それ以降、 どんどん年をとっている、すなわち、老化しているのです。
これが、女性の年齢とともに、卵子も一緒に年をとっていくメカニズムです。
■さて、“年齢”をどう考える?  
それでは、女性の年齢とともに妊娠しづらくなるということは、宿命と諦めるしかないのでしょうか?
決して、誤解しないでいただきたいことには、
高齢になれば、誰でも同じように妊娠が困難になる訳ではないということです。
カラダや心の老化が一律ではなく、個人差が大変大きいのと同様、
妊孕性も個人差があります。

たとえ、年齢とともに妊娠する力の低下を自覚し始めたとしても、
落ち込む必要はありません。
食生活やライフスタイル、精神状態によって、カラダの若さを取り戻すことがある程度は可能なように、
正しい対策を講じることで、
妊娠する力を高めることは十分に可能です。

 
 
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