体外受精時に移植する胚の数は2個以内で可能な限り1個を目指す

不妊改善・生殖医療関連

2007年12月18日

日本産科婦人科学会 倫理委員会

日本産科婦人科学会では、体外受精時に子宮に戻す胚や胚盤胞の数の上限を、従来の3個から2個に変更すること、そして、可能な限り、1個を目指すことを学会のルールとすることを決めました。

コメント

体外受精の際の移植する受精卵の数を少なくするのは、母子の健康へのリスクとなる多胎妊娠を防ぐことが目的です。

また、可能な限り、1個を目指すことは、生殖医療においては世界的な流れになっています。

この流れの背景にあるのは、移植する受精卵の数を少なくしても、妊娠率を維持できるようになったことがあります。