[要 約]
男性不妊の原因になり得る、
触知可能な 精索静脈瘤への手術療法は、その後の自然妊娠率を高めることが、
アメリカのRobert Wood Johnson Medical SchoolのJoel Marmarらの研究チームによるメタアナリシスによって、
確かめられました。
研究チームは1985年以降の片側、両側の精索静脈瘤への手術療法の効果について、
5つの文献を統合、分析しました。
精索静脈瘤の病態は、陰嚢皮膚ごしに静脈瘤がみえるグレード3は、
手術を受けたグループでは9.5%、対照群では34.3%で、
立った状態で容易に触知できるグレード2は、
手術を受けたグループでは54.4%、対照群では21.8%、
そして、立った状態で腹圧をかけてはじめて静脈の怒張を触知できるグレード1は、
手術を受けたグループでは36.2%、対照群では43.7%でした。
そして、手術を受けたグループ(396名)では131名が自然妊娠し(33%)、
対照群(174名)では、27名は自然妊娠(15.5%)し、
手術を受けたグループのほうが、約2倍の自然妊娠率を得られました。
このことから、触知できるほどの精索静脈瘤に伴う精液の質の低下による男性不妊のカップルにとっては、
手術療法は効果的な治療法であるといえると結論づけています。
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