オメガ3脂肪酸は子どもの1型糖尿病の発症リスクを抑制する

生活習慣・食事・サプリメント

2007年09月29日

the Journal of the American Medical Associstin

遺伝的に1型糖尿病のリスク因子を引き継いだ子どもでも、オメガ3脂肪酸を豊富に摂取することで、1型糖尿病の発症リスクを低減することがアメリカのコロラド大学の研究チームの試験で明らかになりました。

1994年から2006年のあいだに、両親や兄弟に1型糖尿病患者がいる遺伝的傾向をもっているとみなされた、1,770人の子どもの食生活を調査しました。

その結果、被験者のうち58人の子どもが1型糖尿病を発症しましたが、オメガ3脂肪酸を豊富に摂取している子どもは1型糖尿病を発症するリスクは55%低かったといいます。

コメント

1型糖尿病は免疫が誤って、インスリンをつくるすい臓の細胞を破壊してしまう病気です。遺伝によるものとされていますが、発症するかどうかは環境要因によるとされています。

今回の研究報告は環境要因の1つにオメガ3脂肪酸があることを確かめたものです。