[要 約]
精液が正常であれば、体外受精でも顕微授精でも、
受精率や妊娠率、
出産率には差がないと、
アメリカ、ボストンのマサチューセッツ総合病院の研究チームが報告しています。
また、精液が正常なケースにおいて、
顕微授精を実施することのメリットがあるとしても、
それが、どのようなものかは不明であるとしています。
研究チームは精液が正常であると診断されたカップルの696周期を評価しました。
その結果、周期あたりの受精した卵子の個数は体外受精のほうが多かったものの、
受精率や妊娠率、そして、出産まで至った確率には差はみられませんでした。
研究チームは体外受精か顕微授精かを無作為にグループ分けしたわけではないこと、
また、顕微授精を受けたカップルは、
体外受精を受けたカップルに比べて、
比較的難治性の不妊症であった傾向が否定できないものの、
明確な証拠はなければ、より高いコストがかかり、リスクが高まる可能性がある顕微授精を、
高度生殖補助医療の第一選択肢にするのは難しいと結論付けています。
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