[要 約]
妊娠前から葉酸を摂取した女性は、
子どもが口唇裂になるリスクが40%低下することが、
ヨーロッパで最も口唇裂の発生頻度の高いノルウェイで実施された調査研究で明らかになりました。
葉酸はビタミンB群の一種で、
これまで、胎児の脊椎の癒合不全をおこす二分脊椎のような、
神経管閉鎖障害のリスクを大きく低下させるとして、
各国で妊娠前の女性に1日に400マイクログラムのサプリメント摂取を推奨されてきましたが、
今回の調査研究で、新たに、もう1つの発生頻度の高い先天性異常である
口唇裂をも予防する効果があることが判明しました。
調査は、1996年から2000年にノルウェイで出生した口唇裂の子どもの母親573名と、
同時期に出生した健康な子どもの母親763名を対象に、
妊娠前後に葉酸のサプリメントを摂取していたかどうか、また、同時期の食事状況を聞き取りました。
喫煙習慣等の先天性異常の発症リスクに影響する因子を排除した結果、
妊娠前から妊娠後までの葉酸のサプリメントの摂取は口唇裂の発症を40%低下させること、
そして、サプリメントではなく、野菜や果物を豊富に食べることは、
口唇裂の発症を25%低下させることが分かりました。
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