HOMENEWSトップ 》 不妊治療のリスク》 2006/09/30/01

双子であることで子供の知能の発育には影響しない

■2006/9/30 UP

■出典:the British Medical Journal

■キーワード:多胎妊娠、知能の発育、不妊治療のリスク
   
 

[要 約]
双子で生まれたからといって、
単胎児に比べて、知能の発育において、何ら変わりないことが、
デンマークのオーデンセのthe Institute of Public Healthの研究チームの調査によって明らかになりました。

調査は、1986年から1988年にデンマークで生まれた3,411組の双子と7,796人の単胎児を対象に、
出生時の体重や母親のお腹にいた期間、両親の年齢、学歴を確認した上で、
15歳、もしくは、16歳の時点での学校での試験の成績を調査しました。

その結果、ほとんどの科目で、双生児と単胎児との間で成績の優劣はなく、
数学だけは、双生児の方が、単胎児よりも多少、成績がよい傾向がみられたようです。

出生時の体重は、双生児は単胎児に比べて、平均908グラム少なかったとのことで、
これまで、多胎児は、低体重等によって、知能の発育が遅れるのではないかという懸念がありましたが、
今回の調査で、全く問題がないことが判明したようです。

 
   

[解 説]
体外受精等の高度な生殖補助医療を受けて妊娠した場合は、
自然妊娠に比べて、多胎妊娠の割合が高く、
そのことによるさまざまなリスクが懸念されてきました。

子供の知能の発育についての懸念もその1つでしたが、
今回の調査の結果は、とりあえず、そのことは杞憂であるという証拠の1つになりそうです。

■関連ニュース
超低出生体重児は成長するにしたがい、出生時のハンディーを克服する