EDの改善は食生活の見直しと運動から

男性不妊の背景にある病気

2006年03月04日

the American Heart Association annual conference

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学 のブルームバーグ公衆衛生学部の研究チームは、運動習慣と食生活の見直しが、EDやそれに伴う心臓疾患の改善に寄与する可能性があると、大規模な研究の結果を発表しました。

また、アメリカ合衆国のEDの男性の割合を明らかにした初めての調査であるとしています。

EDの男性の割合は年齢によって異なり、20~40代の男性では5%なのが、70歳以上になると70%になります。そして、アメリカ合衆国では約1800万人にのぼるとされています。

EDは、特に、高血圧や糖尿病の男性に多く、また、EDは心臓病の兆候でもあります。

研究チームは、合衆国政府による2001~2002年の全国健康・栄養調査(NHANES)の対象者、2,200人の成人男性のデータを集計しました。

その結果、EDの男性には、糖尿病や高血圧等の心臓病のリスク要因となる疾患をチェックし、高血圧糖尿病の男性にはEDをチェックしたところ、2型の糖尿病の男性の50%はEDでした。

そして、運動をしない男性は、EDになりやすいことが判明しました。

このことから、食生活や運動等のライフスタイルの見直しが、EDの発生率を低下させることになるのではとしています。

コメント

EDの原因は、このような疾患だけでなく、精神的な要因も少なくないようです。それぞれの状況に応じた対策を施すことが重要です。

EDになった際には、これらの疾患にかかっていることも疑ってみるべきかもしれません。

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