[要 約]
不妊治療を受けている男性は、
一般の男性よりも20倍精巣ガンにかかりやすいことが、
医学専門誌「Journal of Urology」の11月号に掲載された研究によって明らかになりました。
不妊症と診断された男性は、
精巣ガン検査の受診を怠らないようにすべきです。
ただし、不妊治療のせいで精巣ガンが増えるわけではないとしています。
男性不妊は、内分泌系の不妊治療医にかかり、
男性不妊そのものへの治療よりも、
体外受精を受けるのが一般的になりつつあります。
ただし、多くのケースでは、もともと、精巣ガンになる割合が高いとされている、
生まれた時におなかの中から精巣が陰嚢まで降りてこない停留精巣以外に、
男性不妊と精巣ガンの共通の原因があることが分かっています。
不妊男性の精巣ガンにかかる人の割合を調べるために、
New York-Presbyterian/Weil Cornell Medical Centerの過去10年間に診察した男性不妊患者、
3800人を調べたところ、精巣ガンと診断された男性が10人でした。
National Cancer Institute が運営するデータベース、
SEER(Surveillance Epidemiology and End Results )にあたったところ、
不妊の男性は、同年代の一般の男性に比べて、
22.6倍も精巣ガンにかかりやすいことが分かりました。
10名の精巣ガンの男性のうち、2名が停留精巣でしたが、
彼らを除いても、18.3倍も精巣ガンにかかりやすいとのことでした。
もしも、男性不妊と診断されればたとえ、不妊治療により妊娠できたとしても、
泌尿器科で検査を受けるべきであるとしています。
そして、不妊は、糖尿病や甲状腺の状態、その他のガン等の病気のサインでありうることを、
知る必要があるとしています。
|