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歯周病悪化は早産の一因に

歯周病で歯茎の炎症が悪化した妊婦は、そうでない人より約5.1〜5.7倍、
早産や切迫早産になりやすいとする調査結果を、
鹿児島大学の研究グループが発表しました。

炎症にかかわる情報伝達物質のサイトカインが血中で増え、
子宮の収縮を誘発していると考えられるとしています。
早産の原因は、クラミジアなどの性感染症や年齢などがありますが、
2割程度は原因不明とされています。
それらの一部は、歯周病が原因であるのではとして、
歯茎の炎症を治したら、早産が10%から2%まで減ったとの海外の研究もあると指摘、
歯周病の治療や予防を呼びかけています。

■出典: 「共同通信 2004/11/02」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000030-kyodo-soci

     

[解説]
歯周病と早産や流産の関係は、これまでにも指摘されているところです。
アメリカのUCLA大学歯学部の研究グループは、
歯周病にかかっている妊婦は、未熟児を産んだり、流産する危険がそうでない人に比べ、
7.5倍になるとのデータを発表しています。

歯周病とは、細菌が歯茎に感染して慢性的な炎症を起こす病気ですが、
この炎症部分に炎症メディエーターという物質ができて、
この炎症メディエーターが体内の筋肉を収縮させる物質であるプロラクチンを増加させ、
その結果、子宮を収縮させ、早産や流産が起こりやすくなるというメカニズムです。

また、不妊治療でホルモン療法を受けている女性は、
ホルモンの影響で歯周病にかかりやすい傾向にありますから、
要注意です。