[要 約]
車の排気ガス等で汚染された大気によって、
新生児の染色体の異常が発生するリスクが高まることが、
アメリカ国立保健研究所の研究によって判明しました。
この研究は、1998年から始まったニューヨークの母と子の健康の研究プロジェクト、
都会の大気汚染がどのように妊婦とその胎児の健康に影響するのかを調査するプロジェクト
の一環として、
コロンビア大学のチームによって実施されたもので、
ニューヨークの3つの地区のタバコを吸わない妊婦60人を対象に行われ、
空気中の環境汚染物質である、
多環式芳香族炭化水素(PAH)という化学物質に曝露している量を測定しました。
その結果、出産後のへその緒の血を白血球を調べたところ、
PAHの曝露量が全体の平均の半分以下だった女性の赤ちゃんでは、
白血球1000個当たり4.7の染色体異常が見つかったのに対して、
PAHの曝露量が平均を超えた女性の赤ちゃんでは、
染色体異常が7.2に増加していました。
染色体異常は白血病やいろいろなガンの原因となることが考えられると言います。
|