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VOL.771 デトックスに最適な季節に

2018年03月25日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.771 2018/3/25
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今週の内容__________________________________________________________

・今月のトピックス(2): デトックスに最適な季節に
・当社製品&サービス
・編集後記


今月のトピックス(2) Mar.2018___________________________________

 デトックスに最適な季節に
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東伊豆に「やすらぎの里」という断食道場があります。

道場と言っても、宗教的、禁欲的な雰囲気は、一切なく、伊豆の自然の中で、気持ちよくココロとカラダをリセットできる施設です。

私(細川)は、毎年、滞在するのが恒例となっていますが、代表の大沢先生は、春はデトックスに最適な季節だとおっしゃいます。

秋から冬にかけて、食べるものが少ない季節を越せるようにできるだけ栄養を蓄えていた動物が、春になると、体内の余分なものをそぎ落として体を入れ替える準備を始めるからだそうです。

春はリセットの季節だと。

実際、山菜の苦みには、体の老廃物を出す働きがあり、野菜に含まれるビタミンやミネラルには、体の代謝を促進させる働きがあると言われています。

そんな季節にリセットするのがデトックス効果も高まるというわけです。

どのようにリセットするのか?

「断食」なのです。

そこで、大沢先生に教えていただいた「週末断食」をご紹介したいと思います。

自宅でできる「週末断食」です。

[1]半日断食のメニュー

・前日
朝食と昼食は普通食。夕食はできるだけ軽めの食事にします。

・当日
朝食 野菜ジュース
昼食 野菜ジュース
夕食 お粥(市販のレトルトの全粥一袋)、冷ややっこ(豆腐半丁)、
じゃがいもの味噌汁(お椀一杯)、梅干し1個

・翌日
朝食 普通食。出来るだけあっさりした和食が理想的。肉や油ものは控えます。

[2]半日断食のやり方

半日断食を自宅で行う場合には、朝食と昼食の代わりに市販の野菜ジュース(200cc)を1本ずつ、飲むようにします。自宅でつくったものであれば、さらにいいのですが、半日だけの断食ですので、市販のものでも充分です。

野菜ジュースを飲むことで、低血糖による脱力感が軽減したり、味のあるものを口に入れることで満足感を得ることができます。

[3]自宅で行う場合の注意点

お昼すぎから空腹を感じ、夕方がピークになります。家にいると、お腹が空いてくるので、できるだけ出かけるようにして空腹を紛らわしましょう。公園を散歩したり、映画を見たり、自分の好きなことをしているときは空腹がつらくありません。

また、夕食の回復食を食べ過ぎないようにするために、夕方買い物に出るのは控えるようにします。空腹の状態で買い物に出ると、たくさん買いすぎてしまうので、買い物はできるだけ前日までに、済ませておきましょう。

体のリセットの日です。体と向き合い、少し、運動をするのもよいでしょう。また、お酒は飲まずに、ゆっくりとお風呂に入って、早めに寝るのがよいでしょう。

[4]回復食が大切

半日断食でいちばん大切なことは、夕食にきちんと回復食をとることです。この回復食をしっかりできた場合にのみ、断食の効果を得ることが可能です。

断食というと、「ただ食べなければいいんだろう」と、安易に考える人が多いのですが、断食でたいへんなのは、むしろ、食べ始めてから。専門の施設なら、しっかりと管理されているので心配ないのですが、自宅で行う場合は、この回復食が最大の難関になるとのこと。

昼間は「食べないように」と気が張っているから大丈夫なのですが、夕食を食べ始めると、急に強い空腹感を感じることが多く、「少しくらいいいだろう」と、つい食べ過ぎてしまうことがよくあります。くれぐれも夕食を食べ過ぎないように気をつけます。

半日断食の次の日の朝食は、ご飯、味噌汁、納豆、おひたしなど、あっさりした和食に。和食は添加物が少なく、お腹がいっぱいになるわりにはカロリーも低めなので、断食明けにはとくに理想的な食事といえるでしょう。

[5]半日断食の注意点

1)予定のない休日がお勧めです。仕事があったり、予定のあるときは行わないようにします。
2)断食中に飲む野菜ジュースや回復食の食材は、事前に買って用意しておきます。
3)断食中にお腹が空いたら、お茶や水などの水分をとるようにします。
4)断食中は、ビデオを観たり、ゆっくりと散歩したり、お風呂に入ったりしていると、空腹を紛
らわすことができます。
5)夕食の回復食は量を守って、食べ過ぎないようにします。ここが、自宅で行う場合の最大の注意点です。
6)翌日の朝食は普通に食事でいいですが、できるだけあっさりした和食をとりましょう。
7)自宅で断食を行う場合は、半日を限度にしましょう。それ以上の断食が専門の施設で行うようにしてください。

[6]長期の断食は専門の施設で

実際に断食をやってみると、中にはあまり空腹感を感じないので、半日から1日へ、さらに二日、三日へと断食を延ばしてしまう人もいます。先に書いたように、断食で最も大切なのは断食後の回復食です。断食は出来ても、1日以上の回復食を自宅できちんと行うことは、ほとんど無理だと思ったほうがいいでしょう。自宅では、危険や失敗を伴う長い断食を行うよりも、失敗の少ない半日の断食を行うのが安全で確実な方法です。

[7]断食後の食事の注意点

断食後は、普段より胃腸の働きが良くなり、食べ物が吸収されやすくなっているので、断食明けの食事はあっさりした和食が理想的です。

[8]断食が目的ではありません

あくまでも、断食が目的ではなく、リセットのきっかけです。

◎断食でリセットする

リセットというのは、ある意味、野生を取り戻すという感覚です。

野生動物は、そこにあるものを食べて、健康状態を維持し、不調のときには本能的なやり方で生命力を取り戻しているはずです。

おそらく、カラダが欲するものが、そのまま、カラダが必要としているものになっているのでしょう。

私たちは、正しい食べ方があると信じ、それについての情報やエビデンスを集めていくうちに、もしかしたら、頭でっかちになっているところがあるのかもしれません。

自分の中の「野生」が眠ってしまっている状態です。

それを解き放つべく、食と断つのです。

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・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
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・翻訳書:妊娠しやすい食生活
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・妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/


編集後記____________________________________________________________

いつもと視点を変えて、毎日、当たり前に食べている食を断ってみると、いろいろな気づきがあります。

同じ食べ物でも、お腹を空かせて食べると、全く別の食べ物です。

その感覚を味わうだけでも得した気分が味わえます。

断食でココロとカラダをリセットすることに興味のある方は「やすらぎの里」でチャレンジされるのをお勧めします。
http://www.y-sato.com/

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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
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