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VOL.732 産まなくても、育てられます

2017年06月25日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.732 2017/6/25
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今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・トピックス:夏こそ、冷えに気をつけよう!
・今週のおすすめ本:産まなくても、育てられます 
・イベント&セミナー情報
・当社製品&サービス
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2017年6月24日 曇り時々雨、のち晴れますように
いろいろなニュース
http://www.akanbou.com/column/reproductivecounseling/20170624.html
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2017年6月20日 最新ニュース
ビタミンのD摂取量や血中濃度と妊娠しやすさの関係:ISIS Study
http://www.akanbou.com/news/news.2017062001.html
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info@akanbou.com


トピックス June.2017_______________________________________________

 夏こそ、冷えに気をつけよう!
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昨日、気象庁から発表された長期予報によりますと、今年の夏は猛暑が予想されているようです。であれば!ということで、妊娠しやすいカラダづくりのメルマガ恒例の「夏こそ、冷えにご用心!」です。

意外に思われるかもしれませんが、カラダが最も冷えやすい季節は「冬」ではなく、「夏」なのです。

そのため、妊娠、出産にふさわしいカラダを意識されている方にとっては、夏の過ごし方がとっても大切です。


━ 夏は冷えやすい

女性にとって、不妊だけでなく、多くの体調不良のリスク要因になり得るのが、"冷え"です。

そもそも、女性は宿命的に冷えやすいカラダになっています。例えば、血管が細いので、血行が悪くなりやすく、また、カラダで一番熱をつくる臓器である筋肉量が少ないという理由からです。

それに加えて、夏は体温調節機能が働いて、どんどん汗をかいて、カラダを冷やそうとします。それにもかかわらず、薄着で冷房の効いた部屋で過ごし、冷たい飲み物や食べ物をとって、せっせとカラダを冷やし続ければどうなるでしょうか。

さらに、建物の中と外では大変な温度差があるので、体温調節機能が混乱してしまって、自律神経のバランスがおかしくなると、ますます、カラダが冷え、それだけでなく、ホルモンのバランスにも影響を及してしまうことになりかねません。

このように、暑い夏だからこそ、"冷えやすく"なるのです。

子宮や卵巣などの大切な生殖器官は臓器の末端に位置するので、その中でも冷えやすい臓器なので、妊娠を意識されている女性にとって、夏の冷え対策はとても、とても重要です。


━ 知らず知らずにカラダを冷やしていることを自覚することから

自分では、気をつけている"つもり"でも、知らず、知らずにカラダを冷やしていることがよくあります。

たとえば、冷たいオレンジジュースを毎朝飲んだり、アイスコーヒーやビール、カラダを冷やす野菜や果物など。また、薄着していたり、素足にサンダル。さらには、夏場はお風呂につからず、シャワーで済ましてしまうなど。

これらは全てカラダを冷やしてしまいますが、そもそも、暑いので冷やしているという自覚がありません。

まずは、冷静に自分の生活を振り返ってみましょう。知らず知らずにカラダを冷やしている習慣に気づくことでしょう。


━ 1日のスタートに

朝、目覚めた時は、まだ体温は低めで、カラダもだるく、頭もボーしています。1日をスッキリとした気分で元気よくスタートしましょう。メリハリをつけるのが、自律神経のバランスをよくするためには、とっても大切なことです。

朝起きたらすぐに、日の光を浴びて、そして、手をブラブラ、足首をグルグル、腰を回して、鏡の前で、ニッコリ!

体内時計をリセットし、身体を目覚めさせ、血流をよくします。また、口角を上げれば(笑顔をつくれば)、ご機嫌じゃなくてもご機嫌になります。


━ 朝夕の通勤電車内呼吸法

お勤めの方は、毎朝夕の通勤電車では何をなさっていらっしゃいますか?何もせずにボーとしたり、本をよんだりしていると思いますが、自律神経を整える通勤電車内呼吸法をお勧めします。

もともと、自律神経というのは、私たちの意志とは無関係に働く神経なので、間接的に働きかけることしかできません。

呼吸法はその1つです。

1)椅子にすわって、背筋を伸ばし、脱力して、顔をゆるめます。
2)鼻から息を吸います。
3)吸いおわったら、2~3秒、息を止めます。
4)力を入れないで、少しずつ鼻から吐いていきます。
5)出しきったら、少し息を止めます。
6)15回ほど繰り返します。

通勤電車に乗らないという方でも、例えば、テレビをみながらでも出来ます。


━ エアコン対策

夏場は、オフィスでも、自宅でも、長時間、エアコンの効いた部屋で過ごすことになります。特に、オフィスなどでは、自分にあった温度設定ができないので自分で防御するしかありません。

◎ハラマキと五本指靴下

ポイントは、肌に直接触れる素材は、必ず、シルク(絹)にすること。シルクは、汗を発散させるからです。それに対して、綿は、汗を吸ってしまい、水分が蒸発していくにつれて、身体から熱を奪ってしまい、冷やします。

ですから、5本指靴下を重ね履きする場合には、まずは、シルク素材のものを履いて、その次に、綿の素材のもの、その上は、またシルクという具合に交互に履くとよいです。

要は、肌に接しているところに水分が残らないことが大切です。


━ 1日の終わりに半身浴

夏は、シャワーで済ませてしまう人が多いのですが、熱めのシャワーを浴びることで、自律神経のうちの交感神経が優位となってしまい、リラックス効果は期待できなくなってしまいます。

身体が温まり、リラックスもできて一石何丁にもなる半身浴をお勧めします。

ぬるめのお湯(37~38℃)に、胸やみぞおちあたりまで、20~30分、ゆっくりとつかります。

その間ぼっ~としててもいいのですが、雑誌や本を持ちこんで読むのもいいですね。いつも読みたくても読む時間がない本も、毎日この時間に読めてしまえます。

半身浴は、身体の芯から温まり、血行がよくなり、新陳代謝が活発になります。習慣化してしまうと毎日簡単にできるようになります。


━ 就寝前の呼吸法

床について、寝ながらできる呼吸法です。

1)枕をしないで、仰向けになり、両手をおへその下に軽くあてます。
2)両膝を立てて、軽く合わせ、足先を内側に向けます。
3)息をゆっくり吐きながら、下腹を徐々にへこませていきます。
4)鼻から自然に吸い込みます。
5)2、3秒息を止めて、再び、吐いていきます。

1分間に2、3回の割で10回程度繰り返します。吸う時は背骨が反り、吐く時は丸くなり、肛門を縮め、身体全体で吐き切ってしまう感じで。


━ 正しい身体の休め方

自律神経のバランスをよくするには、規則正しい生活リズムが大切なのですが、それでは、具体的に何時に食べて、寝るのがいいのか、これも、また、意外に知られていないものです。

いくら寝ても疲れが取れないという場合、疲れ=腎臓の疲れ、である可能性があります。

腎臓は生きる中心の臓器、つまり、親からもらった生命エネルギーと、食べ物から摂ったエネルギーを蓄えて元気の元をつくる臓器です。

ですから腎臓の疲れが取れないと身体の疲れも取れません。

この腎臓が休まる時間が夜の10時から12時。ですから、この時間帯に睡眠をとることによって、身体は、しっかりと休まります。できることなら、10時に就寝するのが理想的です。

また、寝る3時間前以降は何も食べないことが、消化器官のためにも、質のよい睡眠のためにも大切なことです。

十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、疲れがとれないというような方は、この辺りに気をつけてみてはいかがでしょうか。

身体の休息は、量より質、身体のメカニズムに合った休め方をすることです。


━ カラダの冷えは複合的な要因から

冷えは、一発勝負で克服出来るようなものではありません。

そのため、大げさに聞こえるかもしれませんが、方法論ではなく、生き方の問題と言っても過言ではないと思っています。

仮に、医療の力を借りて、妊娠、出産できたとしても、身体が冷えやすいという体質を抱えたままでは、いつかは、また、別の体調不良に悩むことになる可能性が大です。

まずは、夏こそ、冷えに気をつけましょう!

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今週のおすすめ本____________________________________________________

 産まなくても、育てられます 不妊治療を超えて、特別養子縁組へ 
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この本は筆者から次のような問いかけではじまります。『もし、あなたがいま、「子どもがほしい」と願い、不妊治療を続けているなら、いったん立ち止まり、考えてみてください。あなたは子どもを産みたいのでしょうか。それとも、子どもを育て、ともに過ごしたいのでしょうか。もしも、後者であるなら、不妊治療だけが願いをかなえる手段ではありません。この社会には、あたを親として必要とする子どもたちがいるのです。』

その手段が「特別養子縁組」で、この本は、その特別養子縁組で子どもを迎える選択をした8組の夫婦の体験の紹介、そして、養子縁組についての実践的な情報がまとめられています。

親になりたいすべてのカップルが読むべき本だと思います。

・妊娠しやすいカラダづくりBOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/isbn10-4062203294.html

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イベント&セミナー情報____________________________________________

7月9日 市民公開講座「夫婦で妊活」(静岡県沼津市)
http://www.akanbou.com/seminar/20170709-4597.html


当社製品&サービス________________________________________________

・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
 http://babyandme.jp/

・翻訳書:妊娠しやすい食生活
 http://www.akanbou.com/shoku/

・妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/


編集後記____________________________________________________________

この季節、ムシムシ、じめじめして、どうしても体調を崩してしまいがちです。

特に、水分をたくさん摂るために、水分がたぶついて、胃腸の働きが低下してしまったり、そのうえ、食中毒の起こりやすい時期でもあります。

そこで、お勧めしたいのが「梅干し」です。水分代謝を高めてくれますし、強い殺菌力をもっているからです。ピロリ菌の感染症を抑え、胃炎を予防してくれることもわかっています。

梅雨は梅干しでのりきるべし!です。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]    VOL.732
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします。
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出来る限り客観的な視点でお届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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◎発行部数
・自社配信: 2,033部
・まぐまぐ: 3,287部
・合計部数: 5,320部(6月25日現在)
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