メルマガ

VOL.657 体重のこと、食事のこと

2016年01月17日

____________________________________________________________________

 妊娠しやすいカラダづくり No.657 2016/1/17
____________________________________________________________________

今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・今週の必読記事:ゆっくりの咀嚼が子の過剰な体重増加を防ぐのに役立つ
・読者からのメール:体重のこと、食事のこと
・お知らせ(1):埼玉妊活セミナーが開催されます
・お知らせ(2):男性不妊特有の悩みの実態を探るアンケート
・お知らせ(3):臨床試験被験者を募集しています
・当社製品&サービス
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
-------------------------------------------------------------------
2016年1月16日 授かるレシピ
【授かるベーシックレシピ】みきママ流煮卵をアレンジ
http://www.akanbou.com/column/recipe/20160116.html
--------------------------------------------------------------------
2016年1月13日 最新ニュース
原因不明不妊女性へのサプリメントによる栄養補充の有効性
http://www.akanbou.com/news/news.2016011301.html
--------------------------------------------------------------------
2016年1月13日 曇り時々雨、のち晴れますように
ベッキー
http://u0u0.net/qrIz
--------------------------------------------------------------------
記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


今週の必読記事______________________________________________________

  ゆっくりの咀嚼が子供の過剰な体重増加を防ぐのに役立つ
-------------------------------------------------------------------
子供の肥満度は大人のBMIとは違い、身長別に標準体重が決められていて、
標準体重を20%以上上回ると肥満傾向児とされます。文科省の統計をみて
みると、肥満傾向児率はここ数年は横ばいですが、年齢別にみると小学生の
間は、学年が上がるほど肥満児の割合が増え、中学生以降は10%前後くら
いで安定しています。

おそらく、小学生までの食事や生活の習慣がその後の肥満度に影響するもの
と想像できます。また、子供時代に肥満だった人の半分以上、調査によって
は80%が成人後も肥満なのだそうです。

肥満は生活習慣病の一番のリスク要因ですから、小学生までの生活習慣が子
の将来の健康に大きく影響を及ぼすということになります。

要は親の責任が大きいわけです。

さて、食事内容以外で体重増加に最も関連するのが「食べる早さ」、すなわ
ち、咀嚼回数だと言われていますが、そのことを示す新たな研究がこの記事
です。

さまざまなダイエット法が流行しますが、最も簡単にできるのが「よく噛む」
ことです。

確実に太りにくくなります。子供に最も影響するには親が「言っていること」
ではなく、「行っていること」であるとの研究結果があります。

よく噛んで食べる習慣は、お金以上の価値がありそうですね。

▼記事はこちらから。
http://u0u0.net/qsuB


読者からのメール Jan.2016_________________________________________

 体重のこと、食事のことについて
--------------------------------------------------------------------
読者のRさんから体重のこと、食生活のことについてメールをいただきまし
た。

---〈Rさんからのメールここから〉-------------------

今年、帰省した時に義姉に予告なしに体重を聞かれ、体重管理ができないか
ら不妊になるだよって言われてしまいました。

私の身長は161.9センチ、体重は61.9キロですが減量するべきでしょうか?

私は昨年、契約社員の仕事を退職して、不妊治療に専念する為に専業主婦に
なりました。

家庭に入ってから、動くことが少ないので、普段の買い物や病院の通院や帰
省する時は公共機関を使って移動して階段を使うようにしています。

ただ、朝食は午前5時半、昼食は午前12時から午後1時半の間、夕食は夜
8時から9時の間と、時間が空いてしまい、ついつい、食べ過ぎてしまった
り、おやつを食べてしまうのが気になります。

どんなことに気をつけるべきでしょうか?また、小腹がすいた時に手軽なお
やつについてもアドバイスをお願いします。

---〈Rさんからのメールここまで〉-------------------

ご心情をお察しします。

確かに、体重は不妊に関係し、太り過ぎたり、やせ過ぎたりすると、妊娠し
にくくなるとされています。

なにをもって太り過ぎ、やせ過ぎと言うのかはBMI(体格指数)を目安にし
ています。BMIとは体重(kg)を身長(m)の二乗で割り算出します。BMI
が18.5以上25未満が普通体重、また、不妊の関係についてはハーバード大
学の研究では20から24の間が妊娠に適したゾーンとなっています。

Rさんの身長と体重ではBMIは23.62です。よって、普通体重であり、妊娠
に適したゾーンにあります。また、月経不順などがなく、ちゃんと排卵があ
れば問題ないと考えてよいと思います。

厳密に言えば、22あたりが最も不妊症のリスクが低いという研究データが
あります。それで言えば、Rさんでは57.67kgですが、あくまでも一つの目
安です。その体重でなければ妊娠できないというわけではありません。その
証拠にBMIが20未満、25以上でも、普通に妊娠、出産されている方は大勢
いらっしゃいます。

さて、妊娠前、妊娠中の食事はとても大切です。最近、栄養の不足やアンバ
ランスが妊娠や出産、さらには、お子さんの健康に悪い影響を及ぼすという
研究データが蓄積されてきています。

食事をとる時間が長くあくので、空腹のために食べ過ぎたり、間食したりす
るのが気になるということですね。

このようなケースで気をつけたほうがよいのは「食後高血糖」です。血糖値
が高い状態が続くと、糖尿病予備軍になったり、妊娠する力や出産にもいろ
いろな点で不利になります。

血糖値に影響するのは糖質の量や質、食べ方です。

食べ方としては、朝食をしっかり食べ、昼食、夕食と次第に軽くすること、
食べる順番は食物繊維が豊富な野菜を最初に食べ、その次にたんぱく質、最
後にご飯などの炭水化物を食べることで食後の血糖値の上昇がゆるやかにな
るということが研究で確かめられています。

また、夕食が遅くなる場合は炭水化物を食べず、ご飯をお豆腐などにすると
血糖値を低く抑えられます。

あと、炭水化物はできるだけ精製度の低いものを選ぶことが大切です。

間食も同様に精製度の高い糖質は避けたほうが無難です。砂糖入りの全ての
お菓子やケーキなどを空腹時に食べると血糖値が急上昇してしまいます。砂
糖や人工甘味料入りの清涼飲料水は禁物です。

ナッツや果物、チーズ、ヨーグルト、スティック野菜などが大人のおやつと
して最適です。

いずれも食後血糖値を上げませんし、スイーツなどとは反対に、ビタミンや
ミネラル、ポリフェノールなど「摂りたい」栄養素が豊富です。

糖を消費する「運動」はとても大切です。バスやタクシーを使わず歩いたり、
階段を上り下りするのはよてもよいことだと思います。

このような観点で工夫されてみてはいかがでしょうか?心身の調子がよくな
ることで実感できるようになり、習慣化できればしめたものです。

--------------------------------------------------------------------
記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


編集室からのお知らせ(1)_________________________________________

 埼玉妊活セミナー開催のお知らせ
--------------------------------------------------------------------
昨年9月に発足した男性不妊を専門とし、臨床にあたっている泌尿器科医で
構成されているNPO法人男性不妊ドクターズ主催の埼玉妊活セミナー(講演
会と個別相談会)が開催されることが決定致しました。

開催概要は以下の通りです。

日時:2016年2月28日(日)
時間:12:30~16:00
場所:獨協大学天野貞祐記念館(埼玉県草加市)
定員:講演会400名・相談会50名
費用:無料
主催:NPO法人 男性不妊ドクターズ
http://www.mids.jp/

プログラム:生殖医療専門医による講演と相談会の2部構成です。

第1部(12:30~14:10)
講演1:「知っておきた妊活事始め」
     梅ヶ丘産婦人科院長 辰巳賢一 先生
講演2:「意外と身近な男性不妊のお話」
     獨協医科大学越谷病院リプロダクションセンター長 岡田弘 先生
講演3:「栄養と運動で妊娠力をUPしましょう!」
     大宮レディスクリニック院長 出居貞義 先生

第2部(14:20~16:00)
相談会:不妊治療専門のドクター・看護師・胚培養士による個別相談

埼玉妊活セミナーへは専用の申し込みフォームから事前に参加申し込みくだ
さい。第2部の個別相談は当日会場にて先着順にて受け付けます。

*お申込は以下のフォームからお申し込みください。
http://maleinfertility.jp/blog/?page_id=1626

*詳細はパンフレット(PDF)をダウンロードください。
http://www.akanbou.com/docs/ninkatsuseminar.pdf

*お問合せ:埼玉妊活セミナー事務局宛下記のアドレスにメールにて受付
seminar@maleinfertility.jp


編集室からのお知らせ(2)_________________________________________

 男性不妊特有の悩みの実態を探るアンケート
--------------------------------------------------------------------
不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整
NPO法人Fineは2016年1月15日より、不妊体験者を対象とする「知ってい
ますか? 男性の不妊治療〜男性に対する不妊の検査・治療についてのWeb
アンケート〜」を実施しています。

これは、厚生労働省 平成27年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「我
が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究」の一環として
不妊治療経験者の実態を調べるもの。本調査研究では、泌尿器科医・産婦人
科医・看護職など多角的な調査が行なわれますが、Fineは不妊当事者団体
「フィンレージの会」とともに不妊体験者の調査を担当。男性不妊の検査・
治療の現状や、どのようなサポートが望まれているかなどをリサーチします。
また、本Webアンケートでは、男性不妊治療の最新情報についても紹介、社
会への不妊治療の啓発に努めます。

※研究責任者・湯村 寧先生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 生殖
医療センター 部長 泌尿器科)

■アンケートURL → http://danseihunin.index.ne.jp
(実施期間:2016年1月15日〜2月14日)

■設問の一部
Q:精液検査を受けたタイミングは?(女性の検査より先に・女性の検査と
同時期に・女性の検査が終わってから)
Q:精液検査の結果は、どのような形で聞きましたか?(カップル揃って・
女性のみ・男性のみ)
Q:精子の状態にはばらつきがあり、1回の検査のみで判断しないことが大
切です。そのことを知っていますか?

以上、アンケートにご協力いただければありがたいです。


編集室からのお知らせ(3)__________________________________________

 臨床試験被験者募集のお知らせ
--------------------------------------------------------------------
現在、抗糖化サプリメント摂取による妊娠補助効果の臨床試験を行っており、
ご参加していただける方を募集しております。

詳細は以下の臨床試験募集要項をご覧ください。
http://www.akanbou.com/docs/clinical-trial.pdf

*臨床試験被験者募集についてのご質問は編集室では対応できません。
 募集要項に記載されている医療機関にお問い合わせください。


当社製品&サービス________________________________________________

・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
 http://babyandme.jp/

・翻訳書:妊娠しやすい食生活
 http://www.akanbou.com/shoku/

・妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/


編集後記____________________________________________________________

読者の方からのメールでも触れていますが「ペットボトル症候群」という現
代病があります。

ペットボトルが悪いわけではなく、お茶やミネラルウォーターであればいい
のですが、いわゆる、清涼飲料水がくせものです。

簡単に言うと、添加物入り砂糖水なんですね。350mlの炭酸飲料水では、ス
ティックシュガーに換算すると、10本分くらいになるとか。

この砂糖水を、毎日、飲んでいると、常に血糖値が高い状態が続き、身体の
ダルさやのどの渇きを感じるようになり、糖尿病のような症状が出ることが
あるというのです。

これが、ペットボトル症候群とよぶのだそうで、最近、急増しているとのこ
とです。血糖値が高い状態が続くと、生殖ホルモンにも悪影響が出て、排卵
しづらくなってしまいますし、高血糖、そのものが卵子や精子を悪くしてし
まいます。

健康のためにも、ペットボトルの中身は、お茶かミネラルウォーターにする
のが無難です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.657
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
--------------------------------------------------------------------
不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整
理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
--------------------------------------------------------------------
発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎発行部数
・自社配信: 1,679部
・まぐまぐ: 3,744部
・合計部数: 5,423部(1月17日現在)
--------------------------------------------------------------------
◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
--------------------------------------------------------------------
◎著作権について
当メールマガジンの内容に関する著作権は株式会社パートナーズに帰属しま
す。一切の無断転載はご遠慮下さい。