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VOL.372 Our Story それぞれの夫婦の物語 004

2010年07月25日

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 妊娠しやすいカラダづくり 
 VOL.372
 2010年7月25日                  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.akanbou.com ━

じぶんたちにあったこたえをだすために・・・

なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"上でのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。


━[今週の内容]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼今週の更新情報一覧

▼妊カラフォーラム
Our Story それぞれの夫婦の物語 004

▼編集後記


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 今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2010年7月22日 Q&A
体外受精にステップアップすべきか悩んでいます。
http://www.akanbou.com/qa/qa.2010072201.html
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2010年7月21日 最新ニュース
体外受精と小児ガンの発症リスクとの関係について
http://www.akanbou.com/news/news.2010072101.html
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2010年7月20日 編集長コラム
ココロとカラダのコミュニケーション
http://www.akanbou.com/column/main.html
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ご質問、ご感想等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


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 妊カラフォーラム
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 Our Story それぞれの夫婦の物語 004
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Our Storyでは、
それぞれの夫婦の物語を紹介しています。

不妊と一口に言っても、
それぞれの状況や事情はすべて異なるもの。

たとえ、同じ治療を受けていても、
そこに至る経緯や背景もさまざまです。

ですから、"何をどうした"という、
方法論的には参考にならないかもしれませんが、
皆さんが自分たちの方法や答えを見つけるきっかけになったり、
そして、これからも前を向いて進むための励みになれば嬉しいです。

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今回のOur Storyは、東京都在住のAさんご夫妻です。

Aさんは、結婚当初は、ご主人との間で、お子さんを望まれる気持ちの温度
差がとても大きかったにもかかわらず、根気よく話しあいを続けられ、その
後のハードルも、リーベマリール(※)の青山さんとの二人三脚、そして、
なにより、夫婦ふたりで支え合って克服、結婚5年目でお子さんを授かられ
ました。

今回も、Aさんと青山さんにお話しをお聞きしました。

Aさんの年齢:37歳
ご結婚歴:4年10ヶ月
ご懐妊されるまでかかった期間:4年4ヶ月

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結婚当初、ご主人は子どもがいる生活に消極的

→根気よく、話し合いを続ける
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結婚当初、Aさんとご主人のお子さんを望まれる気持ちの温度差には相当な
開きがあり、Aさんは、お子さんを切望していたにもかかわらず、とにかく、
ご主人はお子さんがいる生活には消極的だったと言います。

Aさんは、そんなご主人に対して、ご自身の気持ちを伝え、根気よく、ひた
すら、話しあいを続けられました。

そして、2年たち、3年たって、話しあいの甲斐あって、また、その頃、ご
主人の姪子さんの存在にも影響されたようで、徐々に、お子さんのことを前
向きに考えるようになりました。

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生理がはじまって以来の不順

→食生活や生活リズムの改善、ウォーキングで
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一方、Aさんは、生理が始まって以来の不順で、ご自分でもいつくるかわか
らないといった感じで、2ヶ月こないということもあったようです。

ご主人との話しあいを続けるとともに、妊娠や出産にふさわしい体質に改善
しようと、Aさんの友人が通っていて、いろいろな話しを聞いて興味をもっ
ていた、リーベマリールの青山さんを訪ねられました。

それまでは、朝食はトーストのみ、運動習慣はなく、夜、寝るのは午前1時
頃と、今の社会では、決して、珍しくないライフスタイルだとは思いますが、
ホルモンバランスを改善し、月経サイクルを整え、妊娠しやすい体質に変え
るために、青山さんの生活指導のもと、カラダづくりに取り組み始めました。

身体というのは、本当に、正直なもので、1週間に50種類の野菜や果物を
目安に食生活を徹底的に見直し、早く起き、早く寝るように心がけ、そして、
それまで運動習慣のなかったAさんでしたが、会社帰りに歩いたり、とにか
く、よく歩くようになるに伴って、50日サイクルが当たり前だったのが、
45日、40日と、多少のムラはあったものの、少しずつ、安定していきま
した。

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ご主人は平日は出張で不在、家に帰るのは土日のみ

→タイミングが限られた中で
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ご主人の気持ちも変化を見せはじめ、Aさんのカラダづくりの効果も実感し
だしたにもかかわらず、お子さんを授かることのハードルは他にもありまし
た。

それは、ご主人の仕事の関係で、平日は地方勤務で不在、金曜の夜から日曜
日にかけての週末に帰るという生活を余儀なくされてしまったというのです。

よくやく、新しい家族を迎えようと、二人の気持ちが同じ方向を向きだした
ものの、限られた機会だけでは、なかなか、タイミングが合うことが叶わず、
時だけが過ぎていき、Aさんの年齢のことを考えざるを得なくなってしまい
ました。

この状況について、二人で話しあいを繰り返し、医療の力を借りることにし、
不妊治療に踏み切ることにしました。

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思い切ってすぐに体外受精を受けることを決意

→ふたりの生活環境や検査結果、年齢などを考えて
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限られたタイミングしか持てないことから、当初は、人工授精を受けること
を検討していたのですが、ご主人の精液検査の結果が思わしくなく、人工授
精ではなく、体外受精を勧められることになりました。

Aさんたちにとって、予想外のことだっただけに、すぐに体外受精を受ける
ことについて、大いに悩んでしまいました。

ただ、これまで、子どものこと、家族のことについて、自分たちの生活につ
いて、ふたりで、何度も話しあいを重ねていたので、さまざまな状況を相談
し、考えた結果、思い切って体外受精を受けることにしました。

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1回目の体外受精で妊娠

→二人とも万全な態勢で臨んだ結果
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その時々で、二人で話しあい、段階を踏んできたことで、Aさんにとっても、
ご主人にとっても、十分な"カラダづくり"に取り組む機会を得たことにな
り、その結果、万全な態勢で、体外受精に臨むことが出来たわけです。

完璧にバランスのとれた食生活、ウォーキング、早く寝て早く起きる規則正
しい生活リズム、そして、ふたりで体外受精に備えたサプリメントの摂取な
ど。

その甲斐あってか、幸運にも、最初の体外受精、胚移植で、ご懐妊されまし
た。

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 妊カラ編集室から
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★それぞれのカップルにふさわしい環境を整えたい

不妊と一言で言っても、それぞれのカップルによって状況はさまざまです。

不妊治療の解説書などをみると、不妊の原因が説明されていますが、そのよ
うな通り一遍の原因を排除すれば一件落着!とはいかないケースは少なくな
いように思います。

現実には、妊娠に至らない原因や理由は、単に、身体の状態によるものだけ
ではないからです。

ふたりのお子さんを望む気持ちの温度差や生活環境など、そうそう簡単には
解決できるわけではありません。

そんな状況をそのままにしたままで、いくら治療に励んでも、本来の効果を
期待するのは難しいところがあるように思います。

そういう意味では、今回、Aさんのお話しを聞かせていただいて、改めて、
環境を整えることの大切さを教えてもらったように思います。

そして、ふたりにとってふさわしい環境を整えるために最も大切なことは、
ふたりで繰り返し話しあうことに尽きるということも、本当にその通りだと
思いました。

★ココロとカラダの準備が大切

そもそも、妊娠し、出産することは、どんなカップルにとっても、それまで
経験のないことでしょう。

Aさんは、子どもを持つということについて、夫婦で何度も話し合うことに
よって、その意味をふたりで理解、共有し、そして、心の準備ができたこと
は、ふたりにとって、とてもよかったとおっしゃいます。

どんな理由であろうとも、すぐに妊娠、出産が叶わない状況に遭遇すること
は、結果として、夫婦でココロやカラダの準備をする絶好の機会となるはず
です。

★高度生殖医療と言えども

体外受精や顕微授精などの高度な生殖医療技術を駆使しても、その成功率が
思ったほど高くないこと、また、高度生殖医療の妊娠率を左右するのは医療
を提供する側のチカラだけではないことは、治療前のカップルにとって、意
外にも、あまり知られていないように思えてなりません。

思っていたよりも治療が長い期間に渡る可能性があること、母親になる女性
と父親になる男性のココロやカラダの状態も治療成績を左右することは、予
め、知っておくべきことでしょう。

高度生殖医療について、正しく理解し、ふたりでカラダづくりに取り組むこ
とで、ある程度、ココロやカラダの準備を整えて、治療に臨むことはとても
大切になってくるはずです。

そういう意味では、Aさんにとって、ご主人と繰り返し納得できるまで話し
あったこと、そして、青山さんと二人三脚で進んでこられたことが、結果と
して、妊娠しやすいココロとカラダをつくることになり、そのことが、最初
の体外受精で授かったことにつながったのではないでしょうか。

Aさん、青山さん、ご協力いただきましてありがとうございました。

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※ホリスティックリフレクソロジートリートメント「リーベマリール」

▼サロン(東京三鷹市)
http://www18.ocn.ne.jp/~marille/index.htm
▼マリール怒涛の不妊治療(ブログ)
http://liebemarille.blog19.fc2.com/

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▼皆さんの「Our Story」を投稿ください!

あなたの"物語"を聞かせてもらえませんか?

お子さんを授かったという方、そして、現在進行形で、赤ちゃんを待ってい
らっしゃるという方、さらには、二人の人生を選択されたという方、それぞ
れの物語、また、掲載された「OurStory」への感想などもお聞かせいただけ
れば嬉しいです。

メールをお待ちしています。

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 編 集 後 記
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暑い日が続きますね。

私の周りでは、夏風邪が流行っています。

皆さん口を揃えて、"エアコンが・・・"と。

どうも、頭が求める快適な温度は、
カラダの働きが最適になる温度よりも相当低いようです。

おそらく、人類の長い歴史の中で、
そのようなメカニズムが出来あがったのかもしれません

ところが、それって、今の時代には、
かえって、災いを招きかねないということですね。

エアコンの設定温度が、
調整可能であれば高めの設定にし、
自分の都合だけで調整できない環境にいるときには、
ハラマキや重ね着なんかで自己防衛を考えたほうがよさそうです。

ただし、男性陣に限っては、下半身を温め過ぎるのは禁物です。

精巣の温度が体温以上に高くなると、
精子をつくる働きがにぶってしまうからです。

トランクスのようなゆったりした下着を着用し、
いつも、風通しをよくしておきたいものです。

ところで、日本人は伝統的に「梅干し」を食べてきましたが、
最近では、必ず、食べるという家庭は少なくなってきているようです。

伝統的に残っているものにはその根拠があるはずです。

梅干しは、夏場に必要な塩分補給できて、
クエン酸はエネルギーの産生効率を高め疲労回復に効きます。

また、冷たいものを飲んだり、食べたりして、弱った胃腸にも、
効果絶大です。

ところが、あの独特の酸っぱさが苦手という方も少なくないようです。

そんな方は「梅干しご飯」にすればいかがでしょうか。

ご飯を炊く時に、お米を研いだあと、梅干しを入れて、普通に炊くだけ。
炊きあがったら、梅干しの種だけを取り除き、お米と梅を混ぜ合わせます。

とってもおいしくいただけて、酸味が食欲を増進させます。

夏を乗り切る秘訣は、
しっかり食べ、しっかり寝ることに尽きますが、
暑い夏は、どうしても寝苦しいものです。

スムース、かつ、深い眠りに入るコツは、
ベッドに入る前に、半身浴やストレッチなどで身体を動かして、
体温を上げておくことだそうです。

なぜなら、体温が上昇すると、
身体の体温調節メカニズムが働いて、
発汗などで、体温が下がり、
それによりより深い眠りに入ることが出来るからです。

暑い夜に寝苦しいのは、
体温がなかなか下がらないために、
眠りに入ることが難しくなってしまうからだそうです。

いろいろ工夫して、暑さを克服し、夏を楽しみたいものです。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.372
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・まぐまぐ:5,347部
・合計部数:5,564部(7月25日現在)
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