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妊娠しやすいカラダづくり
VOL.358
2010年4月18日
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じぶんたちにあったこたえをだすために・・・
なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"上でのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
━［今週の内容］━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼編集長コラム
出会うことよりも関係をつむぐこと
▼今週の更新情報一覧
▼編集後記
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編 集 長 コ ラ ム
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出会うことよりも関係をつむぐこと
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ひょんなことからメールをやりとりするようになって５年になるＮさんが、
かれこれ８年間の不妊期間をへて、この春、妊娠されました。
そして、
"授かる"ということは、
"大切な人と出会う"ことのようだと、
振り返ってみれば、つくづく、そう思うとのこと。
大切な人、たとえば、人生の伴侶との出会いも同じなのではと言うわけです。
本当にその通りだと思いました。
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人、それぞれに、出会い方や出会うタイミングがあります。
私たちは、ついつい、周囲の人たちと比べてしまい、
先を越されたとか、取り残されたような、
そんな感覚を抱いてしまいます。
また、どうすれば出会えるのかについてのノウハウが気になったり、
自分には、その資格がないのか、備わっていないのかを心配したりもします。
ところが、とにかく、人ぞれぞれで、
それ以上でも、それ以下でもありません。
どこで、どんなふうに出会うのがいいとか、悪いとか、
早く出会うのがよくて、遅く出会うのが悪いとか、
そんな問題では、全く、ありません。
ましてや、勝ち負けの問題でもありません。
結果としての出会い方や出会った時期こそが、
それぞれの人にとってのベストなのだと信じます。
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いくら頑張って、もがいてみても、どうにもならないこともあります。
コントロールするにも限界があります。
相手あってのことですからね。
ですから、自分の都合やペースにこだわり過ぎると、
おかしなことになってしまいかねません。
もちろん、知りあう機会が少ないとか、
知りあうことの障害になっていることがあるのであれば、
それを取り除くことは必要なことでしょう。
ところが、その先のことは、
コントロールしきれるものではありません。
最近、何かと話題の"婚活"でも、
出会う機会を増やすこと以上に積極的に努力しても、
もしかしたら、そのこと自体が、
相手を引かせることになりかねないところがあるように思います。
悲しいのは、
コントロールしきれないことではなく、
ついつい、コントロールしようと頑張ってしまう、
私たちに備わった、どうにもしようのない人情なのかもしれません。
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出会うこと、そのことよりも、
関係をつむぐこと、
あるいは、関係をつむぐ努力をすることのほうが、
よほど大切なことです。
そして、出会うことは、
自分の思い通りにはなりませんが、
関係をつむぐこと、つむごうとすることは、
自分の努力でどうにかなりそうなところが大きそうです。
であれば、出会うことを頑張るよりも、
いや、頑張りようのないことに一生懸命になることよりも、
よい関係をつむげるようになれるように、
自分を高めることに努力することのほうが大事なことでしょう。
そう考えてみると、
なかなか授からないことで味わう気持ちや感覚は、
いろいろな気づきや発見をもたらしてくれることで、
自分を高めることにプラスになる経験にできるはずです。
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もし、私たちの一番の願いが、
血がつながっていようがいまいが、
周囲の人たちと豊かな関係をつむぎ、
この人生を、明るく、創造的に暮らすことであれば、
私たちのすべての経験は無駄になるはずがない！
そう信じたいものです。
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今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2010年4月14日 最新ニュース
オメガ３脂肪酸の摂取量と男性不妊との関係
http://www.akanbou.com/news/news.2010041401.html
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編 集 後 記
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最新ニュースでご紹介していますが、
オメガ３脂肪酸は、男性の精子の健康になくてはならない栄養素のようです。
最近、脂肪酸の摂取バランスが、
女性の体外受精の妊娠率や子宮内膜症の発症リスクを左右すると、
相次いで報告されています。
妊娠の可能性を高めるための食生活を考える場合、
脂肪酸の摂取バランスは、
最重要テーマの一つであることは間違いありません。
そこで、お勧めしたいのは、自家製ドレッシング、
別名、妊カラ（妊娠しやすいカラダになる）ドレッシングです。
亜麻仁油大さじ４杯と、
レモンジュ－ス大さじ２杯に塩こしょうを合わせ、
滑らかになるまで混ぜるだけ。
お好みで、ヨーグルト大さじ２杯、
或いパルメサンチーズ大さじ１杯、蜂蜜大さじ１杯、
アーモンドバター大さじ１杯などを加えても美味しいですね。
現在、市販のドレッシングやマヨネーズを使っているのであれば、
妊カラドレッシングに代えると、
オメガ３脂肪酸を摂れるだけでなく、
悪い油を摂らなくて済むようになること、
野菜サラダを食べる機会が増えるようになって、
一石三鳥です。
とっても簡単ですが、その効果が絶大です。
是非とも、お試しください！
さて、Ｑ＆Ａには、
毎日、真剣で、切実なメールをいただいていますが、
そんなメールに接していて、つくづく、思うことがあります。
それは、先生に気軽に質問したり、
相談することって、本当に難しいんだなーって。
要するに、治療を受けている先生に聞くべき、
いや、治療をされている先生にしか答えられない内容の質問が、
必ず、あるからです。
でも、これって、困るのは、やっぱり、患者さんのほうです。
確かに、お友達としゃべるようにはいかないと思いますし、
先生のお話しの内容も、簡単な内容ではないでしょう。
聞いたことのない言葉や横文字が出てくることもあるでしょう。
あと、そもそも、
あまり、フレンドリーでないかもしれません、っていうか、
どっちかと言うと、とっつきにく感じを漂わせている先生のほうが、
多いかもしれません。
それよりも、なによりも、忙しいそうにしていると思います。
よーく、分かります。
でも、それでも、だからといって、
先生に質問しないままにしていて、困るのは患者のほうです。
分からないこと、聞きたいこと、心配なこと、相談したいことを、
そのまま、家に持って帰ってくるのは、
通院している意味がないと言っても過言ではありません。
不妊治療って、
命にかかわるような病気を治すわけではなく、
どんな治療を、どれくらい続けるのか、
自分たちの希望や価値観が反映されるところがありますし。
もしも、先生と話しできないと感じていらっしゃるのであれば、
頑張って、先生とコミュニケーションをとる工夫をしてみましょう。
先生も人間です。
話しかけるタイミングや内容について、
マナーさえ守っていれば、
何も恐れたり、遠慮することはありません。
お金を出して、
医療サービスを買っているのは、
あなたなのですからね。
ご主人に協力してもらうのもいいかもしれません。
で、いくら努力して、頑張っても、それでも話しさえできない、
そんな先生であれば、
転院を考えたほうがあなたにとっていいのかもしれません。
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妊娠しやすいカラダづくり［毎週末発行］ VOL.358
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【編 集】 細川忠宏（不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー）
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