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VOL.269 妊娠しやすいカラダづくりの基本って?

2008年07月27日

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           妊娠しやすいカラダづくり

  2008/7/27 No.269
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

-[お詫び]-----------------------------------------------------------

妊娠しやすいカラダづくりは、
通常は、毎週末(日曜日)に配信していますが、
269号は、システムの不具合と操作ミスにより、
配信が1日遅れとなってしまいました。
申し訳ございません。

-[INDEX]------------------------------------------------------------

》今週の更新情報
》不妊サバイバルガイド 第8回 妊娠しやすいカラダづくりの基本って?
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記

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            今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2008年7月24日 最新ニュース
凍結融解胚移植で生まれた子どもの出生時の健康について
http://www.akanbou.com/news/news.2008072401.html
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2008年7月23日 Q&A
このままでいいのかと不安がいっぱいです
http://www.akanbou.com/qa/qa.2008072301.html
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2008年7月22日 Q&A
焦ってもしかたのないことはよくわかりますが焦ってしまいます
http://www.akanbou.com/qa/qa.2008072201.html
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2008年7月21日 編集長コラム
2種類の幸福感
http://www.akanbou.com/column/main.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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           連載企画「不妊サバイバルガイド」
    
      第8回 妊娠しやすいカラダづくりの基本って?
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★不妊治療医の本音

イギリスで世界初の体外受精ベイビーが誕生したのが、
1978年7月25日ですから、今年でちょうど30年になります。

30周年を記念して、そのイギリスで、
不妊治療医を対象にした意識調査が実施され、
その中で、大変興味深い結果が報道されています。

回答した不妊治療医の約70%は、
たばこを吸っている女性や肥満の女性は、
治療を断るべきだと考えているというのです。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/7523172.stm

要するに、ほとんどの不妊治療医は、
妊娠を望むなら、病院で不妊治療を受けるよりも、
禁煙したり、ダイエットしたりといった生活習慣を改めるのが先決だと、
そう考えているというわけです。

日本では、良好な治療成績を維持するために、
年齢制限を設けているという話しを耳にすることがありますが、
病院経営という観点を別にすれば、
患者の立場に立った医師の本音なのかもしれません。

つまり、それほどに、
生活習慣が治療の結果に影響を及ぼすことを実感している、
そういうことに違いありません。

★医師の本音が意味することは?

これは、日々、妊娠を望まれるご夫婦に、
授かるためのさまざまなアプローチを施されている医師の本音です。

たばこを吸う女性や肥満の女性は妊娠率が低いといった、
単なる調査"データ"ではなく、
例えば、お薬の効き目や採卵できた卵の数や質、
あるいは、子宮内の着床環境について等々、
つまり、妊娠が成立するための条件や環境を整えるうえで、
たばこを吸う女性や肥満女性の場合、
狙い通りの結果を妨げられることが多かったと、
ほとんどの臨床医が、経験則で、
そして、感覚的にも、そのように感じているということでしょう。

このことは、赤ちゃん待ちの期間をどのように過ごすべきなのかを、
的確、かつ、良心的に、教えてくれています。

すなわち、妊娠しやすいカラダとはどんなカラダなのか、
また、自分たちでタイミングを合わせること以外に何が出来るのか、
そして、特別な原因が見当たらない場合、何をすればよいのか、
はたまた、現在、不妊治療を受けている場合、
治療がうまくいくために自分たちで出来ることがあるのか、
これらの疑問への確実な答えだと思うのです。

それは、一言、"基本を大切にしましょう"ということです。

つまり、妊娠を望む夫婦にとって、不妊治療を受けたり、
何か特別なことに取り組むことよりも大切なこと、
それは、次の2つです。

いずれも、それほどのお金をかけずに実践可能です。

1つは、身体に有害なものは避けること。

そして、身体に入るものと出るものの量と質のバランスをとることです。

★妊娠しやすいカラダづくりの基本って?

「たばこを吸う人、太っている人は治療お断り」、
この不妊治療を専門にしている臨床医の本音は、
「妊娠しやすいカラダづくり」とは、
具体的には、何を、どうするべきなのかを、示唆してくれています。

◎身体に有害なものは避ける

たばこを吸わないということは、
すなわち、体内で悪さを働く可能性のあるものは避けましょうということ。

ただし、たばこやお酒、カフェインなどは、
摂取しているという自覚が伴いますから、自分でコントロールしやすいもの。

やっかいなのは、無自覚に、身体に取り込んでしまっている"毒"です。

例えば、トランス脂肪酸などの有害な油。

トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングなど含まれ、
加工食品やファーストフード、スナック菓子などを好む人は要注意です。

アメリカで実施された調査では、
トランス脂肪酸の摂取が多い女性は、
排卵しづらくなる傾向があることが確認されています。

また、妊娠しやすさだけでなく、
そもそも健康にとってマイナスなものですから、
すでに、ニューヨークなどの都市では、
レストランでは使用を禁じられている等、規制されています。

また、添加物や残留農薬、残留溶媒など。

もちろん、添加物にしても、農薬にしても、
それぞれは、安全性が確認されているものです。

ところが、1つの製品に複数使用された場合のリスクについては、
未知の世界で、検証不能です。

食以前に大切な空気と水についても言えることです。

汚染された空気を吸わない、水道水の塩素は除去することが大切です。

◎肥満とは"入"と"出"のアンバランス

太るということは、
摂取カロリーが消費カロリーを上回っているということ。

そして、それは、単に食べる量の問題だけではなく、
食物の質や食べ方の問題でもあります。

例えば、栄養バランスが崩れていること。

炭水化物や脂質、たんぱく質などのエネルギー源になる栄養素に比べて、
それを体内で使うために必要なビタミンやミネラル等の
微量栄養素や酵素が不足しているために、
使い切れずに蓄積してしまうこと。

また、血糖値を乱高下する食べ方を繰り返すことで、
太ってしまうということ、
そして、身体をそれほど動かさないということです。

誤解を恐れずに申し上げますと、
スーパーやコンビニで、
値段と手軽さ、便利さ、そして、見た目だけで、
食材や飲み物を選べばこうなるといったものです。

もしかしたら、ストレスの問題もあるかもしれません。

全て、ホルモンバランスを崩してしまい、
生殖能力を低下させてしまう根本原因になってしまいます。

★細胞が活き活きと活動するということ

いかがでしょうか?

不妊治療医の憂鬱は、
身体に悪いものはとりこまない、
そして、太りすぎないということなのですが、
そのことは、どうやら、現代の社会では、
ごくごく普通の日常生活の"結果"のようです。

つまり、"たばこ"や"肥満"は、
あくまで、表面的、かつ、象徴的なものであって、
問題の本質は、現代社会のシステムにあるといっても
決して、過言ではありません。

授かるまでに時間がかかってしまうことは、
焦ったり、心配したり、いろいろと、心乱されるものです。

でも、考えてみれば、妊娠することは、
何も時別な身体の働きでもなんでもありません。

ということは、不妊原因があって、
明らかに治療が必要とされる場合は別として、
取り組むべきことは、周囲の雑音に惑わされないで、
生活の基本を大切にすること、これに尽きると思います。

"当たり前なこと"と言いかえてもいいかもしれません。

ゆっくりと深い呼吸と規則正しい生活リズム、
身体に悪いものは極力さけること、
5大栄養素をバランスよく食べること、
妊娠前に大切な栄養素を信頼のおけるサプリメントで補充すること、
老廃物は身体にためないで、スムースに排泄すること。

そして、知っておくべきことは、
これら、当たり前なことを実践すれば、
偶然に左右されることなく、確実に結果が出るということです。

人間は60兆個の細胞が集まってできていると言われています。

それぞれの細胞に、
酸素と栄養素がスムースに届けられ、
悪いものを入れないで、
老廃物をスムースに排泄すれば、
結果として、必ず、細胞が活き活きとした状態で、長生きします。

★複雑な世界の単純な法則

次の周期に、結果として、授かることが出来るかどうかは、
たくさんの要因が複合的に絡み合っています。

そのため、私たちの努力だけではいかんともしがたいところがあって、
新しい生命の誕生は、まるで、偶然が支配するとしか理解できない、
そんな複雑な世界ですすむもののようです。

授かること、そのものがコントロールしづらいものであれば、
私たちにできること、私たちが取り組むべきことは、
授かるための条件や環境が整うことに、
プラスになることを実践し、
マイナスになることは避けることです。

そして、それは、細胞が活き活きした状態でいることに他なりません。

そのためには、一見、退屈で、地味に思えるかもしれないような、
そんな日常の当たり前なことを、当たり前に実践することです。

大切なことは、当たり前なことは、継続することによって、
必ず、細胞が活き活きするようになるという結果が伴うという、
単純な法則です。

ここは、継続さえすれば、確実性が高いということです。

★当たり前なことを当たり前に実践するために

毎日の当たり前なことを実践することが、
面倒に感じたり、
そのことがストレスに感じることがあるというのも人情で、
これも当たり前なことです。

そのことは痛感します。

けれども、だからといって、
誰にでも当てはまる、"飛び道具"や"魔法の○○術"などは存在しません。

当たり前なことを実践するのが、
面倒に感じたり、ストレスに感じたるするのは、
もしかしたら、やり方やペースが間違っていたり、
あなたの性格や生活環境にマッチしていないのかもしれません。

あきらめる前に見直して、工夫することで、解決できるはずです。

当たり前なことを、当たり前に実践することは、
健全な妊婦生活や出産のためでもあります。

もっと言わせていただくと、
現代社会において、
心身のエネルギーが充ち溢れ、
頭がスッキリした状態で仕事や趣味い取り組み、
ちょっとやそっとのことでは挫けないしなやかな体と心で、
人生を最大に楽しむための基本中の基本です。

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上記の記事についてのご意見、ご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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        妊娠しやすいカラダづくり編集室から
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編 集 後 記
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人間は、食べたもので心身の活動エネルギーを得て、
身体そのものの材料にしています。

すべて、日々、身体に取り入れたものでできているわけです。

ですから、よいものを、正しく取り入れ、正しく食べれば、
心身の活動の状態やレベルは抜群によくなり、
その反対に、悪いものを、間違って取り入れ、間違って食べれば、
心身の活動の状態たレベルは酷いものになるということです。

ここに、偶然性の入り込む余地はありません。

必ず、そうなります。

若い頃には、"若さ"のお陰で、あまり、自覚していないだけです。

結果、本当の年齢よりも身体の状態やレベルが老けこんだり、
反対に、若かったりするということが起こりえるわけです。

妊娠しやすいカラダづくりは、タイムリミットが存在します。

つまり、悠長に構えてはいられない側面があるわけです。

だからこそ、です。

飛び道具を探し、無駄な時間やお金を浪費するのではなく、
当り前な(確実性の高い)方法を、
早くからスタートし、継続することが大切です。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.269
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◎発行部数
・自社配信: 845部
・まぐまぐ: 5,629部
・合計部数: 6,474部(7月27日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)  
【サイト】 http://www.akanbou.com
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