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VOL.199 妊娠する力を高める生活習慣を身につけるために

2007年03月25日

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           妊娠しやすいカラダづくり

  2007/3/25 No.199
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

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》今週のコラム:母なる大自然
》今週の更新情報
》妊カラ実践セミナー(1):妊娠する力を高める生活習慣を身につける
》妊カラ実践セミナー(2):賢いサプリメント活用法
》編集後記

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            今週のコラム
                VOL.199           
              母なる大自然  
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アメリカの国立がん研究所(NCI)の研究員は、
この25年間に世界各国で承認された1184種類の新薬の70%は、
自然界の植物や動物から発見されたものであると専門誌に発表しています。
http://pubs.acs.org/cgi-bin/abstract.cgi/jnprdf/2007/70/i03/abs/np068054v.html

最先端の技術を駆使して開発されているイメージの強い医薬品ですが、
まだまだ、人工的に化学合成されるものよりも、
自然界に存在する未知の物質を探してくるほうが圧倒的に多いとは驚きです。

まさに、マザーネイチャー(母なる大自然)の力を思わざるを得ません。

昔から子どもは「授かる」ものといわれてきたのも、
子どもの誕生には人知の及ばないところがあるということ、
母なる大自然への畏れと感謝の気持ちの表れだったのでしょう。

頑張って通院しているのにもかかわらず、なかなか結果が出ないと、
つい、自分を責めたり、医療への不満を感じたりするのは、
妊娠するための努力を重ねれば重ねるほどに、
「子どもをつくっている」という意識が芽生えてくることも、
理由の1つとしてあるのかもしれません。

卵子と精子を体外で操作するような治療を受けるようになると、
尚更のことでしょう。

ところが、よくよく考えてみると、
最先端の生殖医療でさえ、介添えすることは出来ても、
何もないところから、卵子や精子を造ることは、到底、不可能です。

私たち人間は、
新しい生命の誕生に際して、
細胞1つを造りだすことも出来ないのが現実なのです。

くれぐれも誤解しないでいただきたいのは、
決して、生殖医療が無力だと言っているわけでもありませんし、
不妊治療を否定しているわけでもありません。

とんでもないことです。

ただ、それぞれの役割を正しく知っておかないと、
不必要な悩みをしょいこみかねないのではと言いたいだけです。

その役割とは。

未だ見ぬお子さんに遺伝子を提供し、
誕生のきっかけをつくるのはお二人です。
場合によっては、医療の力を借りるかもしれません。

そして、新しい生命を造るのは母なる大自然です。

母なる大自然に授かったお子さんを産むのは母親になる女性、あなたです。
そして、生まれるのはあなたがたお二人のお子さんです。

いかがでしょうか?

お金と労力をかけているからには、
プレッシャーを感じてしまうのは人情ではあるのですが、
ちょっと、見方を変えるだけで、
もしかしたら、今、感じている世界がガラッと変わるかもしれません。

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             今週の更新情報
            http://www.akanbou.com
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年3月22日 最新ニュース
妊娠中のビタミンD摂取は子どもの小児ぜんそくを予防する
http://www.akanbou.com/news/news.2007032201.html
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2007年3月21日 最新ニュース
つわりがあると流産しにくい
http://www.akanbou.com/news/news.2007032101.html
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2007年3月20日 妊娠報告
子宮内膜ポリープ切除手術後の人工授精で
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2007032001.html
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2007年3月19日 Q&A
低温期が長めです
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007031901.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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            妊カラ実践セミナー(1)
               
       妊娠する力を高める生活習慣を身につけるために
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イギリス政府から委託された科学者が、
いろいろな薬物中毒による有害性をランキングにした結果が発表されました。
http://www.nature.com/news/2007/070319/full/070319-15.html

関心を集めているのは、
1位がヘロイン、2位がコカイン、
そして、なんと、アルコールが5位、タバコが9位で、
11位の大麻や14位のLSDより上位にランクされていることです。

アルコールやタバコは合法、かつ、一大産業を形成してますから、
その有害性は、なかなか、正確に認識されにくいのかもしれません。

▼最も妊娠する力を低下させる生活習慣は喫煙

妊孕性(妊娠する力)への影響については、年齢に次ぐのはタバコです。

最新の研究でも喫煙や飲酒、カフェイン等の生活習慣で、
実際に卵巣年齢を高めることが明確に確かめられたのはタバコだけでした。
http://www.akanbou.com/news/news.2007020601.html

また、卵の質を、明らかに悪くするだけでなく、
着床環境をも悪化させることが明らかになっています。
http://www.akanbou.com/news/news.2006110901.html

結局、喫煙や女性の生殖期間を縮めてしまうのです。
http://www.akanbou.com/news/news.040801.html

ところが、悪いのは分かっているのだけれど、
なかなか、禁煙できないという、
そんな悩みを打ち明けられることが少なくありません!

▼禁煙方法についての最新報告

イギリスのExeter大学の教授らは、
これまで発表された12の研究結果を調べたところ、
ウォーキングのような運動が禁煙するのに有効であると、
専門誌に発表しました。
http://www.addictionjournal.org/viewpressrelease.asp?pr=58

運動は禁煙時のニコチン禁断症状を緩和するとして、
たとえ、5分間のウォーキングでも効果的であるとしています。

また、運動の程度が高まれば高まるほど、その効果も増し、
運動後にタバコを吸いたくなるまでの時間は、
運動をしていない場合に比べて、2〜3倍に長くなること、
市販のニコチンパッチと同じ程度の効果があるとのことです。

その理由として、運動によって気分を高揚させるドーパミンが増えて、
ニコチンへの依存度を低下させるからではないかとしています。

▼行動科学から考える健康習慣の身につけ方

1)罪悪感だけを動機として習慣を変えるのは難しい

タバコは妊娠には悪いからとか、健康によくないからとか、
罪悪感だけから習慣を変えることはなかなか難しいもののようです。

すいか割りで、あなたが目隠しして、
すいわを割ろうとしているところをイメージしてみてください。

「そっちはダメ!」としか言われなければどうでしょう?
そっちにはいくのは止めるでしょうが、
ダメとしか言われなければ、足がすくんでしまいますよね。

「いいよ、いいよ」と言ってもらわなければ足が前に出ていきませんね。

2)止めるかわりに、新たに何かを始める

このように、ダメとか、止めろ、とかだけでは、
要するに、妊娠にはマイナスだからという理由だけでは、
失敗する可能性が高いわけです。

ですから、止めた分、何かを埋めることが大切です。

たとえば、禁煙やダイエットを始める際に、
ウォーキングや気功やヨガを始めるとかです。

止めるだけでは、穴があいたままなので、
挫折してしまう可能性が高いというわけです。

3)止めることだけでなく、止め方を具体的に決めておく

禁煙の場合は、タバコを吸いたくなった時に何をするか、
予め決めておくということです。
例えば、水を飲むとか、ガムを噛む、シャワーを浴びる、歩く等。
たくさん、想定しておくことが大切です。

4)何度も挫折することを織り込んでおく

挫折することは、それまでの計画や取り組み方が間違っていたことの証です。

ですから、挫折することは、決して、終了を意味するものではなく、
計画の修正が必要であることを意味するものです。

3歩進んで、2歩下がるくらいの感覚で調度よいかもしれません。

※参考資料:Harvard Women's Health Watch 2007 JAN.

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           妊カラ実践セミナー(2)

    賢いサプリメント活用法について
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▼今週最も多かったお問い合わせ

Q)ベイビー&ミーとBコンプレックスを購入したいのですが、
  国内の葉酸のサプリメントにはほとんど含まれている
  ショ糖脂肪酸エステル等の添加物が心配です。

A)妊娠前や妊娠中に摂取するサプリメントで最も気をつけるべきは、
  安全性であることは言うまでもありません。
  ただ、錠剤に加工する際には、必ず、賦形剤が必要ですし、
  錠剤の表面を滑らかにするために滑剤や光沢剤が必要になります。

  避けたいのは合成添加物です。
  たとえば、ご指摘のショ糖脂肪酸エステルやソルビトール等です。
  催奇形性の疑いが報告されていますので、
  妊娠前や妊娠中は避けるのが無難です。

  ベイビー&ミーやBコンプレックスともに、
  100%食品由来原料を使用しています。
  そのため、滑剤や光沢剤は、ホーステール等の植物を使用しており、
  合成添加物は一切使用していませんし、
  遺伝子組み換え作物や着色料、保存料、香料、甘味料なども、
  一切使用していません。
  さらには農薬や重金属の一切含みません。
  原料は自社の専用農場で有機栽培され、
  野菜や果物、穀物の栄養素を損なうことがないように、
  低温下で製造されています。

★「Bコンプレックス」

単なるビタミン剤ではなく、
100%野菜や果物、穀物を原料に食物中に存在する栄養素の形態です。
妊娠前、妊娠中に摂取するサプリメントに相応しい安全性です。
http://www.nature-g.com/shohin/member/01.html
http://www.nature-g.com/shohin/biosan-gentei.html

▼あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案、販売します!

★妊娠への5つのステップ ステップ3 サプリメントを有効に利用する
http://www.akanbou.com/5step/step3/step3.html
★不妊改善のためのサプリメントガイド
http://www.akanbou.com/5step/step3/supplementguide.htm

サプリメントであれば何でもいいというわけではありません。

最新の研究報告や私たちに経験に裏付けられた、
不妊改善のセルフケア法、
サプリメントの賢い選び方、上手な使い方を提案します!

↓以下のページからどうぞ
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
↓どんなサプリメントがよいのか分からないという方、ご相談下さい。
http://www.nature-g.com/query/main.html

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編 集 後 記
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土曜日は仕事が終わらず、日曜日のこの時間の配信になってしまいました。

禁煙は大変ですよね。

私もつい数年前に、何度も挫折して、
なんとか禁煙したくちですからよくわかります。

結局、健康習慣を身につけるポイントは、
そのことによる快適さを実感することしかないように思います。

禁煙するためには運動が効果的なのも、
タバコを吸わないことによる気持ちよさが実感できるからだと思います。

ダイエットもしかり、ではないでしょうか。

気功をやっていても思うのですが、
自分の身体の状態に対する感度が高まれば高まるほど、
不健康な生活習慣から遠ざかっていくようになると思います。

人間って、本当にご褒美には弱いんですね。

うまくいくことをお祈りしています。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.199
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◎発行部数
・自社配信: 1,002部
・まぐまぐ: 5,217部
・合計部数: 6,219部(3月25日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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◎注意事項
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場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかなる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編集長】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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