メルマガ

VOL.156 妊娠するのかさせるのか

2006年05月21日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           妊娠しやすいカラダづくり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2006/5/21 #156
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.akanbou.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。

このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

---[INDEX]--------------------------------------------------------

01 今週のコラム:妊娠するのかさせるのか
02 今週の更新情報
03 妊カラ基礎講座:卵子のシンデレラストーリー
04 妊カラサバイバルガイド:

---[CONTENTS]-----------------------------------------------------

━01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        今週のコラム
         VOL.156
      妊娠するのかさせるのか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
断食道場として有名な伊豆の「やすらぎの里」に行ってきました。
代表の大沢先生にお話しをお伺いするためです。
http://www.y-sato.com/index.html

断食というと、ストイックな修行なんていう、
ちょっと、暗いイメージがあったのは一昔前のことで、
温泉とリラクゼーションプログラムで、
とっても気持の良い断食で、
いまや、若い女性に大変な人気なのだそうです。

その時のレポートや家で実践可能な週末断食の方法等は、
次号で詳細をご報告させて頂く予定です。

それにしても、大沢先生のお話しは、
まさに、目からウロコの連続で、
いちいち、腑に落ちることばかりでした。

そんな中で、強く感じたことがあります。

それは、"妊娠させる"ことにやっきになるよりも、
"妊娠する"ような環境を整えて"待つ"ことの大切です。

"妊娠させる"の主語は、「私たち」で、
"妊娠する"の主語は、「卵子や精子といった生殖細胞」ですね。
そして、もちろん、"待つ"のは、「私たち」です。

まあ、ある意味、自然にまかせる、ということです。

一例を挙げますと、

基礎体温表やら、検査薬やらで、排卵のタイミングを探って、
なんとか、ベストなタイミングで頑張ろうということで、
お互いに、万難を排して、励むよりも、
お互いに、"ムラムラ"する時に、
その自然な欲求にまかせるほうがよいのかも知れないということです。

頭で考えたり、知識に頼ったりするよりも、
身体の本能に従うほうが、
よい結果を招く可能性が高いということです。

なぜなら、身体が妊娠しやすいホルモン環境にある時こそが、
卵子や精子の生命力が最も高まる時であり、
かつ、私たちの身体の欲求が最も高まる時であるからです。

ですから、身体に尋ねることが一番、というわけです。

反対に、基礎体温表や検査薬とにらめっこして、
ああでもない、こうでもないと、"頭を使うこと"は、
自然な欲求に水を差してしまうことになりがち。

誤解しないで頂きたいのは、
決して、タイミング法を否定しているわけではありません。
自然の摂理に逆らわないことが大切なのではと言いたいだけです。

妊娠させるものではなく、妊娠するものと、
そして、"待つ"ことは、感謝し、信じることと、つくづく感じます。

--------------------------------------------------------------------
このコラムへのご感想、ご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━02━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週の更新情報
http://www.akanbou.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
--------------------------------------------------------------------
2006年5月20日 妊娠報告
やはり夫婦の共同作業なんだと思いました
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006052001.html
--------------------------------------------------------------------
2006年5月19日 Q&A
タイミング法について気になることがあります
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006051901.html
--------------------------------------------------------------------
2006年5月18日 妊娠報告
妊娠しやすいカラダと心の状態がいかに大切か実感しました
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006051801.html
--------------------------------------------------------------------
2006年5月17日 Q&A
性行為の体勢やトイレに行くことについて
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006051701.html
--------------------------------------------------------------------
2006年5月16日 妊娠報告
お互いの気持ちが一致すること
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006051601.html
--------------------------------------------------------------------
2006年5月15日 Q&A
PCOSで全く卵が育ちません
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.tatsumi-017.html
--------------------------------------------------------------------
上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━03━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        妊 カ ラ 基 礎 講 座
       パート1 あたらしいいのちのはじまり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
望んでも授からない期間が長くなり、
あれこれ、自分たちで努力が必要になったり、
特に、不妊治療の助けを借りざるを得なくなると、
それぞれの段階で、常に、"選択と決断"を迫られるようになります。

そして、それぞれの選択と決断においては、
二人で、自分たちらしい、そして、後悔のない選択をしたいものです。

そのためには、最低限の"知識"が必要です。

新しい生命は、どのようなメカニズムによって、
どのようなプロセスをへて、誕生するのか、です。

そこで、妊カラ基礎講座で、一緒に勉強していくことにしました。
原則的には、毎週連載を予定しています。

パート1は、"あたらしいいのちのはじまり"です。

--------------------------------------------------------------------
        1−2 卵子のシンデレラストーリー
--------------------------------------------------------------------  
避妊を止めてから妊娠する迄にかかる期間は、
母親になる女性の年齢が高くなれば、なるほど、長くかかるようになります。

そして、それは、妊娠が成立して、
新しい生命が誕生するための最重要条件である、
卵子の質が、母親になる女性の年齢と反比例するからです。

このことは、それぞれの"選択と決断"の際に、
一番に考慮に入れなければならないことと言えます。

なぜ、卵子は、女性と一緒に年をとっていくのでしょうか。

それは、女性は、なんと!母親のお腹にいる胎児の段階で、
既に、一生分の卵子を原始卵胞という形で、卵巣にもっているのです。

因みに、卵の数が、最も多いのは、どの段階だと思いますか?
なんと、妊娠20週頃で、その数、700万個と言われています。

そして、以降は、どんどん減っていく一方で、
出生時には、70%が自然に消滅して、200万個くらい、
7歳で、50万個、思春期には、40万個まで減ってしまうのです。

さらに、その先をみてみますと、
37.5歳で、2万5,000個程度になります。

そして、卵巣内の卵子数が、
2万5,000個になってから、だいたい、13年、
年齢にして、52歳で閉経というのが平均的な推移です。

一方、女性が、一生の内で排卵される卵は、どれくらいでしょう。

1年で12周期として、約40年間、12×40=480個、
だいたい、400〜500個と考えてよいでしょう。

いかがですか?

まだ、生まれる前の段階で、700万個の卵をもっていて、
その内、ほとんどは、消滅し、幸運にも排卵されるのは、0.005%です。

ずっと、待っているわけです。

待つ期間が、12年の卵もあれば、30年、40年の卵もあるわけです。

要するに、女性とその卵子は、同じ年齢だということです。

ところが、男性はと言いますと、
精子が造られはじめるのは、思春期以降で、
常に、造り続けられています。

--------------------------------------------------------------------
内容に関するご質問やご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
edit@akanbou.com


━04━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        妊 カ ラ サ バ イ バ ル ガ イ ド
           不妊を乗り切るために
http://www.akanbou.com/survaival/top.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妊カラサバイバルガイドは、サイト版にアップしています
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
望んでもお子さんを授からない期間を長く経験することは、
おそらく、人生で、最も難しく、
また、ある意味、最もやりがいのある経験の1つかも知れません。

そして、苦痛や喪失感、失望を伴う経験です。

また、自身をとてつもなく成長させてくれる経験でもあります。

私たちは、妊カラサバイバルガイドが、
二人が不妊を乗り切る手助けとなるだけでなく、
二人が人間として、また、夫婦として、強くなること、
そして、二人の努力が報われることの一助になることを願って止みません。

--------------------------------------------------------------------
2006/5/20 汝、冷やすことなかれ
--------------------------------------------------------------------
http://www.akanbou.com/survaival/top.html

--------------------------------------------------------------------
特集の内容に関するご質問やご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
edit@akanbou.com

》》》妊娠しやすいカラダづくり編集室より

━[不妊に関するご相談はQ&Aへどうぞ!]━━━━━━━━━━━━━

▼人には聞けない不妊の悩みに専門家がお答します。

【回答者】

・梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一先生
・セルフサポートグループNPO法人FINE(ファイン)代表 松本亜樹子さん
・日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 細川忠宏

↓以下のページからどうぞ
http://www.akanbou.com/qa/main.html


━[妊娠報告をお願いします]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼皆さんからの妊娠報告をお待ちしています。

とにかく、不妊を克服された方々の体験は本当に励みになります。

↓以下のページからどうぞ
http://www.akanbou.com/houhoku/main.html


━[不妊改善のためのサプリメント活用術]━━━━━━━━━━━━━━

▼サプリメントであれば、何でもよいというわけではありません。

あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案します

↓以下のページからどうぞ
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
↓どんなサプリメントがよいのか分からないという方、ご相談下さい。
http://www.nature-g.com/query/index.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コラムでも書きましたが、
伊豆の断食道場「やすらぎの里」を訪ねるにあたって、
自宅で週末断食を実践してみました。

半日程度で、しかも、断食といっても、野菜ジュースは飲みますから、
それほどの辛さはありませんでした。

空腹は最高のソースの言葉通り、
断食後の食事は最高に美味しく感じられます。

あと、驚いたことに、とっても気持ちよいのです。
なぜだか、集中力も高まったりします。

それにしても、食べないということだけで、
気持ちよさ、美味しさが何倍にもなるなんて、
不足が、こんなにも、幸福感を高めてくれるとは思いませんでした。

次号では、詳細をご紹介します。

====================================================================
妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]   No.156
--------------------------------------------------------------------
◎発行部数
・自社配信: 955部
・まぐまぐ: 4,867部
・合計部数: 5,822部(5月21日現在)
--------------------------------------------------------------------
◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
--------------------------------------------------------------------
◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかなる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
--------------------------------------------------------------------
◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
◎著作権について
当メールマガジンの内容に関する著作権は株式会社パートナーズに帰属しま
す。一切の無断転載はご遠慮下さい。
--------------------------------------------------------------------
◎ご意見、ご希望は下記メールアドレス宛にお願いいたします。
info@akanbou.com
--------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発
行しています。配信の停止は下記のページから手続き下さい。
http://www.mag2.com/m/0000116311.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【責任者】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━