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VOL.151 汝、結果を、コントロール出来ると思うことなかれ

2006年04月16日

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           妊娠しやすいカラダづくり
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2006/4/16 #151
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.akanbou.com
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。

このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

---[INDEX]--------------------------------------------------------
 
01 今週のコラム:妊娠報告に教えられること
02 今週の更新情報
03 妊カラニュース:妊娠しやすいカラダづくりのための気功教室から
04 特集企画:妊カラサバイバルガイド[1]

---[CONTENTS]-----------------------------------------------------

━01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         今週のコラム
           VOL.151
      妊娠報告に教えられること
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嬉しいことに、このところ、妊娠報告に投稿数が増えています。
それまでは、月に多くても、2、3件だったのが、
先月は、4件、今月は、未だ月半ばにして、既に、5件頂きました。

春という季節のせいなのか、
このサイトへのアクセス数が、昨年暮れあたりから急増した結果なのか、
原因は定かではありません。

あっ、これを読んで、焦らせたり、心を騒がせたのであれば、許して下さい。

ここで、言いたいのは、妊娠報告が増えているということではなくて、
皆さんからの投稿を拝見していて、
皆さん、共通して強調されていることがあることに気づいたということです。

それは、どうやって、妊娠や治療のことを忘れてリラックスするかに、
皆さん、とっても、心を砕かれたということです。

それだけ、普通にしていても、
頭の中は、それらのことで一杯になってしまい、
ストレスが高まるばかり、ということなんですね。

だいたい、何かを忘れるということは、結果として、忘れてしまうわけで、
自ら、忘れようとしても、忘れられるものではなく、
忘れようとすれば、するほど、忘れられないのが、何とも、皮肉なものです。

ストレスや考え過ぎることが、妊娠に悪影響だと聞けば、尚更です。

さて、妊娠報告にみられる成功パターンには2つありました。

1つは、"逃げる"こと、もう1つは、"客観視"することです。

まず、逃げるというのは、聞こえは悪いのですが、
おそらくは、最も効果的だと思われます。

具体的には、趣味やスポーツに没頭したり、
前々からやってみたいと思っていて我慢していたことを思いきって始める、
不妊を意識し出してから、我慢していたことを、
たまには、解禁してあげるといったところでしょうか。

要するに、それまで、妊娠や治療にいっていたエネルギーや気持ちを、
楽しいこと、やりたいことをやることによって使うわけですね。

もう1つの客観視というのは、ちょっと、分かりづらいかも知れません。

普通は、不妊のこと、治療のことって、
まずは、誰にもしゃべらない、しゃべれない、
要するに、パートナーとお話しされる以外は、自問自答の世界ですよね。

ですから、次第に、頭の中は、"主観の嵐"が吹きまくって、
風景が固定化してしまいがちなわけです。

ここは、誰かに、しゃべったり、相談したりして、
客観視してみるのが、効果絶大ということなんですね。

なんて言うか、いつも、頑張って、そして、手探りで、歩いているのですが、
たまには、休憩して、ちょっと、小高い丘に立って、
これまでの足取りやこれからの行程を、ちょっと、眺めてみると、
いつもと違う風景がみえてきたりするものです。

で、しゃべったり、相談したりする対象者はというと、
やっぱり、話しや関心事が通じるということを考えると、
例えば、クリニック等が開催しているセミナーや不妊カウンセリング、
或いは、患者の会が主催しているような集まりとかです。

もちろん、ご紹介したものに限らず、
ご自身で、いろいろ、探したり、調べたりすれば、
何かしら、あるものです。

最後に、ご主人としゃべるということ、
場合によっては、余計にストレスになるなんてこともあるかもしれませんが、
やはり、一番、頼りになる、お互いのナビゲーターでしょう。

以上、最近の妊娠報告から教えられたこと、でした。

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★このコラムへのご感想、ご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━02━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週の更新情報
http://www.akanbou.com
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2006年4月16日 Q&A
夫に対する不信感が募ってしまい、悩んでいます
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006041501.html
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2006年4月15日 個人サイト&ブログリンク集
ベイリーフの赤ちゃん〜不妊治療の記録〜他
http://www.akanbou.com/link/kojin.html
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2006年4月15日 妊娠報告
精一杯努力して、それでもダメなら、それも使命と
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006041501.html
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2006年4月14日 Q&A
ステップアップした方がよいのでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006041401.html
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2006年4月13日 妊娠報告
ステップアップを肯定的に考えてもいいのでは
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006041301.html
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2006年4月12日 最新ニュース
ディーゼル排ガスが子宮内膜症に影響
http://www.akanbou.com/news/news.2006041201.html
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2006年4月11日 最新ニュース
妊婦の9割以上が葉酸不足
http://www.akanbou.com/news/news.2006041101.html
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2006年4月11日 妊娠報告
欲しいという気持ちをほんの少し手な放して
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006041101.html
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2006年4月10日 Q&A
排卵誘発剤と乳ガンの発生率との関係について
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006041001.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━03━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             妊カラニュース
20060415
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★「妊娠しやすいカラダづくりの」ための気功教室について
http://www.akanbou.com/kikouclass/top.html

◎4月22日、4月29日ともに新規の予約が可能です。

それぞれの日程で、2名ずつの新規の「お試し受講」が可能です。
ご希望される方は、サイトで詳細を確認の上、メールにてお申し込み下さい。

◎5月6日はお休みとさせて頂きます。

ゴールデンワークの連休中にあたる5月6日の土曜日は、
気功教室をお休みとさせていただきます。

是非とも、貴重な長期のお休みを有意義にお過ごし下さい。

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上記の内容についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━04━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      【特集企画】 妊カラサバイバルガイド[1] 

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4月という新たな始まりにあたって、
特集企画の新たなテーマは、「妊カラサバイバルガイド」です。

二人の自然な思い、"子供を授かりたい"という願いを実現するために、
何をどう考え、どう取り組めばいいのか、
そんな、"お子さんを授かるための戦略"を、
皆さんと一緒に考えていきたいと考えています。

名付けて、「妊カラサバイバルガイド」です。

第一回目のタイトルは、
「汝、結果を、コントロール出来ると思うことなかれ」、です。

これは、お子さんを授かるための戦略の基本中の基本です。

なかなか妊娠しないことに戸惑い、悩みながらも、
不妊の期間を、健全、かつ、自尊心を失わず、うまくやっていくためには、
最も大切なことであるにもかかわらず、
皮肉にも、最も、受け入れ難いことではないかと、
私たちは、ずっと、思ってきました。

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     汝、結果を、コントロール出来ると思うことなかれ
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私たちは、自身の体に備わった生殖活動をコントールできるのでしょうか?

こう改めて、聞かれると、
そんなこは不可能であることくらい、誰だって知っています。

ところが、そのように、頭では理解しているのに、
私たちは、実生活では、まるで、
自分たちの支配下におけるかのごとくに考え、そして、振る舞っています。

例えば、不妊に悩んでおられるご夫婦は、皆さん、口を揃えて、
避妊を止めれば、すぐに、妊娠出来るものと思っていたとおっしゃいます。

また、結婚の際に、決まって聞かれることは、
「お子さんはいつ頃に?」とか「お子さんは何人つくるのですか?」とか、
妊娠を望むようになったらなったで、
「神経質になったらダメよ」、或いは、「これ食べて、あれ食べて」、
しまいには、「こんな体位でこうやって」等まで、
ご親切ではありますが、有り難くないアドバイスを頂戴することになります。

生殖も、機械を操るかのように、
コントロール下におこうとするのが、私たちの普通の意識のようです。

ところが、そんな意識は、なかなか、妊娠しないとなると、
悩みや苦しみを大きくしてしまうのです。

なぜなら、妊娠できないことで、自分を責めるからです。

要するに、自分は、妊娠することに、"失敗した"となるからです。

例えば、それまでの、自分の生活習慣のせいにしてみたり、
或いは、ストレスのせいにしてみたりします。

もっと、悲しくなってしまうのは、
よく分からないけれども、なぜか、自分の身体が不完全だからとか、
とにかく、自分が悪い、なんてこともあります。

実際、驚くほど、よくあります。

ところが、妊娠のジグソーパズルを完成させるために、
私たち、人間の手で、全てのピースをはめることは、不可能です。

ですから、手元のピースを、全て、正しくはめたとしても、
要するに、全ての準備と用意をしたとしても、
必ずしも、望みが叶わない結果になることもあるということ、
かつ、それは、誰のせいでも、誰の責任でもないのです。

ただし、くれぐれも、誤解しないで頂きたいのは、
自分なりの努力をすることは、無駄であると言っているのではありません。
妊娠しやすいカラダづくりのためのさまざまな努力は、
妊娠への近道になることは間違いありません。

ただ、生殖を、100%、私たちの支配下におくことは出来ない、
ですから、たまたま、悲しい結果に終わったとしても、
自分を責めても、全く、仕方のないことだと言いたいのです。

私たちがコントロール出来ることについては努力を惜しまず、
そして、私たちがコントロール出ないことは謙虚に受け入れること、
自分たちを見失うことなく、不妊の期間をうまくやっていくためには、
最も大切なことではないかと思うわけです。

生殖のプロセスは、人間には、100%コントロール出来ない、
このことは、頭では、理解している積もりですが、
現代社会は、そんな当たり前なことを、
忘れさせてしまう風潮が蔓延しているようです。

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特集の内容に関するご質問やご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
edit@akanbou.com


━[不妊に関するご相談は]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人には聞けない不妊の悩み 専門家がお答します
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.akanbou.com/qa/main.html

━[不妊改善のためのサプリメント活用術]━━━━━━━━━━━━━━
あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案します
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
http://www.nature-g.com/query/index.html

━[妊娠報告をお願いします]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さんからの妊娠報告をお待ちしています
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http://www.akanbou.com/houhoku/main.html


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■編集後記 
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最新ニュースでご紹介していますが、
横浜市立大学の研究グループの調査によって、
妊婦の9割以上が、葉酸の摂取量が不足していたことが分かりました。

一部のマスコミでも、報道されていましたが、
単に、広報が不十分なだけだと思います。

妊娠を意識し始めたその日から、
生れ来るお子さんの先天性障害を予防するために、
葉酸を、サプリメントで、1日、400μg摂取しましょう。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]   No.151
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◎発行部数
・自社配信: 940部
・まぐまぐ: 4,784部
・合計部数: 5,724部(4月16日現在)
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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
      妊娠しやすいカラダづくり事務局
【責任者】 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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