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VOL.088 高齢出産報道にみる大きな勘違い

2005年01月22日

                               
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□■□■□     ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇        《毎週土曜日配信》
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http://www.akanbou.com
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みなさん、こんにちは。
"妊娠しやすいカラダづくり"メールマガジン版です。
いつもお読み下さってありがとうございます。

寒い日が続きますが、
お風邪など引かれないようにくれぐれもお気をつけ下さい。
特に不妊治療中の方は、要注意です。
http://allabout.co.jp/children/sterility/closeup/CU20050119A/index.htm

風邪を引くと、現在進行中の不妊治療を一旦中止して、
振り出しに戻らざるを得ないとのこと。

予防が一番、それしかありません。
既に答えの明確なことは、実践あるのみ、です。
たとえ、不妊治療を受けていなくても、
インフルエンザは妊娠の敵、しっかりと対策を講じ、
出来ることならば、妊娠菌にかかりたいものです。

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             ★今週の更新情報★
  http://www.akanbou.com
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2005年1月17日 最新ニュース
66歳の女性が提供卵子体外受精で出産
http://www.akanbou.com/news/news.011701.html
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2005年1月19日 妊娠報告
パートナーとの風通し良く、日常を満喫することで
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2005011901.html
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2005年1月20日 妊娠する力に影響を及す"もの"や"こと"
http://www.akanbou.com/ninshin/ninyousei.top.html
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66歳の女性が女児を出産したことは、
新聞やテレビ等のニュースで話題になっていますから、
ご存知の方も多いでしょう。

なに〜!、66歳?
30代の私でも、こんなに苦労しているのに!
なんて、思わず、そんな不合理さを嘆いた方もおられるかもしれません。
私もこの新聞やテレビの報道をみて、「?」と感じるところがありました。

━[コラム]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      66歳の女性の出産報道に見る"大きな勘違い"

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ルーマニアで66歳の元大学教授の女性が、
女児を出産したもので、
出産年齢としては世界最高齢の記録であるというものでした。
ただし、健康な若い男女から卵子と精子の提供を受け、
体外受精させた後、66歳の女性の子宮に移植したもので、
これまで9年間の不妊治療の末の成功だったと言います。
また、男女の双子を妊娠したものの、
男児は死亡、女児のみ、帝王切開の末に1,900グラムで出産したそうです。

ところが、新聞やテレビの報道では、
単に、66歳の女性が、世界最高齢記録で出産に成功した!
という表面的な事実にのみ、スポットを当てるばかりで、
それ以外のこと(卵子も精子も提供を受けていること)は、
スッポリと抜け落ちていました。
朝日新聞に至っては、"人工授精"による、
などと誤って伝えられています。

これでは、不妊治療というのは、
66歳の高齢の女性でも妊娠、出産を可能にしてくれる、
まるで、"魔法の杖"であるかのような、
そんな、誤った認識が、ますます、助長されるばかりです。

そして、このことは、その時が来れば、治療を受ければ何とかなるだろうと、
仕事のキャリアやその他の事情で妊娠を先送りしている女性に、
間違った期待を抱かせかねません。

案の定、同じような懸念を伝える記事もあります。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050120301.html

今回、66歳の女性が妊娠、出産に成功した根本的な要因は、
"不妊治療"を受けたからではなく、
若い男女から、"質の良い卵子"と"元気な精子"を、
提供してもらったからです。
さらに、大きなリスク(母子ともに)を覚悟の上で、
帝王切開しても、双子の内のひとりは死亡、
生まれた女児も1,900グラムと通常の半分の体重しかなかったそうです。

妊娠するために、最も必要とされる条件は、
"質の良い卵子"と"元気な精子"が出会うこと、です。
この条件が整えば、
少々、タイミングがずれようと、
年をとっていようと、
卵管の通りが悪かろうと、
要するに、少しくらい"障害"があっても、
それを克服して妊娠するものです。

ということは、30代、40代で、
なかなか妊娠しないことに悩む女性がとるべき手段は、
あれこれ、検査を繰り返し、
少しの障害もみつけて治療に励むのも必要かもしれませんが、
それよりも、少々の障害なんか、克服してしまえるような、
そんな"良好な卵子"を育むカラダを作ることこそ、大切なのです。

そして、それは、治療によるものではありません。
薬や注射や外科治療では、卵子の質を改善することは出来ません。
不幸にも、間違った治療にかかれば、
かえって、質を低下させてしまう事さえ、あり得るのです。

卵子を良好な状態にし、
元気な精子を数多く育むのは、
カラダに本来的に備わっている"生殖力"に他なりません。
そんな、自然治癒力を高めるのは、
生活を見直すこと、ライフスタイルや食生活を変えることです。
いや、その前に、"意識"を変えることから、です。

現代社会では、つい、この30年ほどで、
人類が誕生してこのかた、何万年も繰り返してきた生活スタイルや食生活を、
快適で、便利で、手っ取り早いスタイルに大きく変化させてしまいました。
それは、表面的には豊かな社会を実現したかのようにみえますが、
快適さ、便利さは、綺麗さは、人間に自然に備わった力を、
大きく低下させてしまったようです。

たまたま、妊娠する力が低下気味であるということは、
そんな事を気づかせてくれるチャンスかもしれません。
これを機会に、今一度、不自然な生活をより自然なものに、
見直すことから始めるべきです。

皆さんのご意見、ご感想をお聞かせ下さい。

━[投稿記事]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           読者の皆さんからのメール
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「祈りと妊娠」の記事に関しては、
皆さん、"心当たり"がおありのようで、
いろいろメールが寄せられています。
その中の1つをご紹介します。

------〈引用ここから〉----------------------------------------------

〈中略〉

このメルマガを購読して1年くらいです。
淡々としながらも編集者の熱さがビンビン伝わってきてとっても好きです。

「祈りと妊娠」というテーマは、決して笑えませんね。
だって、巷で妊娠に良いとされているものなんて、
ほとんど、そんな類のものです。

からだを温めるとか、サプリとか、豆乳、ルイボスティーとかの類は、
なんらかの効能があるのでしょうけど、
木村さんとか、ざくろの絵だとか、くまのプーさん、子宝草とかになると、
ほとんど、気休めというか、わけの分からない世界ですよね。

どう思われますか?

〈中略〉

------〈引用ここまで〉----------------------------------------------

Iさん、ありがとうございます。

それで、気休めになるものだったら、
問題ないのではないでしょうか?
というより、気休めになるものならば、
どんどん取り入れるべきだと思うのですが、
いかがでしょうか?

それを医学論文にすれば、
科学的根拠とやらを証明する必要も出てくるのでしょう。
はたまた、だれがみても法外な値段で売り出したりすれば、
倫理的な問題も出てくるのでしょうが、
ざくろの絵をインターネットから無料でダウンロードして、
寝室に貼って、気休めになるのなら、
そんなバカな!と言って、
なんで妊娠できないのかを悩み、
悶々としてストレスを大きくするよりは、
どれだけ効果的でしょう。

いかんせん、妊娠しないことに悩みだして、
どうすれば妊娠出来るのだろう、ということを真剣に考え出すと、
曖昧なことだらけで、
あとから、妊娠できなかった理由や妊娠できた理由なんて、
100%把握できる訳がありません。

勝負師がげんをかつぐように、
個人的なおまじないを気休めにすることは、
何も悪いことではないと思います。

━[Q&A]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       皆さんからの"悩み"をお聞かせ下さい
        ◆◇◆誌上カウンセリング◆◇◆
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あなたの今の悩みは医療では解決できない悩みかも知れません。
そうであれば、医療の助けを受ける前に、
カラダの"治療"を受ける前に、
心の"お手入れ"が必要ではないでしょうか?

--------[ご相談内容]----------------------------------------------

■プロフィール

ニックネーム:あい
年齢:32歳
性別:女性
結婚歴:2年
不妊歴:2年(避妊期間なし)

■ご質問・ご相談内容をお書き下さい。

不妊治療を始めるきっかけと勇気がもてずに悩んでいます。
いったん、治療が始まれば、ステップアップを勧められて、
どんどん、深みにはまっていきそうなのが怖いんです。

人工授精や体外受精までは希望していません。
あくまで自然妊娠を希望していますが、
かと言って、このまま、何もせずに、
ただただ、毎月、期待しては、落胆を繰り返すのも正直辛いものがあります。
その上、どこの病院がよいのかもわかりません。

毎日、ひとりで悩むばかりです。
どうか、アドバイスを頂ければと思います。

■結婚後、これまでの経過についておしえてください。

一度、産婦人科で一通りの検査を受けました。
ホルモン検査や卵管の通りは問題なく、
これと言った原因は特定できていません。

基礎体温も2相性を示し、月経サイクルも正常です。

主人が治療は(おそらく)経済的な理由で反対で、
自分の検査さえ受けようとしてくれません。

------------------[編集室より皆さんへのお願い]--------------------

皆さんから、あいさんへのアドバイスやご意見をお待ちしています!

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読者の皆さんから、あいさんへのアドバイスをメールにてお送り下さい。
info@akanbou.com

編集室からの回答だけでなく、
いろいろな視点からのアドバイスなり、ご意見があったほうが、
良いのではないかと思うからです。

皆さんから頂いたアドバイスやご意見を編集の上、
次号でご紹介させて頂きます。

どうか多くの方々からのメールをお待ちしております。

━━━━━[Q&A]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       
   Q&A  皆さんからのご質問やご相談をお寄せ下さい。

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      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

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━━━━━[サプリメント]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

あなたに相応しい不妊改善のためのサプリメントをアドバイスいたします

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現在の状況を出来るだけ詳しくお書き下さい。適切なサプリメントの摂取プ
ランをご提案させて頂きます。それぞれのご予算に応じたプランニングです。
ご利用を通してフォロローさせて頂きます。
http://www.nature-g.com

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■編集後記 
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今回のQ&Aは、ご相談者からのご希望もあって、
読者も皆さんからのアドバイスやご意見を募集することにしました。
是非とも、皆さんの経験にもとづいたご意見を頂ければと思っています。
よろしくお願いいたいします。

冒頭にも書きましたが、寒い日が続いています。
くれぐれも、カラダを冷やさないように、
カゼなど引かないように、
お気をつけ下さい。

春はもうすぐ!、そこまできています。

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★「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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妊娠しやすいカラダづくり No.088
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
      [妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【監 修】  荻田浩司(内科医・医学博士)
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