メルマガ

VOL.055 L-カルニチンで精子が元気になる

2004年07月17日

                               
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□■□                     2004年7月17日発行  
◆◇◆◇◆
□■□■□     ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇        《毎週土曜日配信》
■□■□■                        VOL.055
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.nature-g.com
--------------------------------------------------------------------
》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
--------------------------------------------------------------------

妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することにチャレンジしてみませんか?

私たち、「妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト」は、
不妊に悩むカップルを
正しい知識と情報を提供することによって
応援したい、

人まかせではなく、
自分たちのおかれた状況を正しく認識し、
自分たちを見失うことなく、
主体的、根治療法的な取り組みの力になりたい、
そんなふうに考えています。

よりよい内容にするためにも、
このメルマガに関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。

◆メールアドレス:info@nature-g.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

「にがり」が大変なブームです。
にがりは、もともと豆腐を作るときの凝固剤で、
単に体重を落とすことは、
健康体でいるための一つの手段であって、
決して目的にはなり得ません。
主な成分は塩化マグネシウムです。

なぜ、くみ上げた海水を熱して煮詰めたものが、
これだけもてはやされるのか、理解に苦しむところでしたが、
案の定というべきでしょうか、
14日の水曜日に国立健康・栄養研究所から、
にがりのダイエット効果には根拠がなく、
とりすぎに注意するよう呼び掛けをはじめたようです。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail.php?no=170

実は、にがり人気がそのダイエット効果ゆえのこととは、
このニュースを見て初めて知りました。

だいたい、にがりをたくさん飲めば下痢します。
下痢をすれば、多少は体重が減りますが、
これをダイエット効果とするにはかなり無理があるというか、
少なくともカラダに良いダイエット方法ではないことは、
間違いありませんし、
長続きするとは到底思えません。

根拠のない宣伝に踊らされてしまうのは、
それだけ、ダイエット願望が切実だということでしょうか。
いや、"楽して手軽に痩せられる方法"に、
関心が高いというべきでしょうか。

それにしても、にがりに限らず、
ブームに煽られて、
根拠のないダイエット効果に期待して、
投じたお金の総額はいかほどなのでしょうか?

ブームを煽って、
次から次へと手を変え品を変え、
"根拠"のない商品が溢れている世の中です。
所詮、そのことを非難しても詮無いこと。

これに翻弄されることなく生きるためには、
自分に必要なもの、相応しいものが、
なんなのか、
そしてそれはどれなのか、
見抜く眼を持つことしかありません。

--VOL.055-INDEX-----------------------------------------------------

・最新ニュース&トピックス

 ■L−カルニチンで精子の運動能力が向上
 ■体外受精の胚移植は1個で
 ■ニュージーランド政府は体外受精での胚移植数を1個に規制
 ■湾岸戦争従軍兵と不妊
 ■正しい食事が子宮内膜症を予防する

・ストレスとどう付き合う?気功的生活のすすめ
 第15回 「ちょっとした対応と会話の大切さ その2」

・編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  最 新 ニ ュ ー ス & ト ピ ッ ク ス

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週は、主にアメリカ生殖医療学会が発行する
学術誌「Fertility and Sterility」からの掲載論文からのニュースです。
男性の運動率を改善するサプリメント、
治療法に関すること、
湾岸戦争に従軍した兵士と不妊症、
そして、正しく食事と子宮内膜症。
まさに、最新のニュースとそのトピックスをお送りします。

--------------------------------------------------------------------
 L−カルニチンで精子の運動能力が向上
--------------------------------------------------------------------
http://www.fertstert.org/article/PIIS0015028204002092/abstract

最近、ダイエットを補助するサプリメントとして注目されているLカルニチ
ンと体内でLカルニチンが変化して出来るLアセチルカルニチンを摂取する
ことで、不妊に悩む男性の精子の運動能力が改善されることが、イタリアの
ローマ大学の研究により、明らかになり、「Fertility and Sterility」の
6月号に掲載されました。

この研究は、20才から40才の精子無力症と診断された60名を対象に行
われた二重盲検試験※で、一方のグループには、L−カルニチン(1日2グ
ラム)とL−アセチルカルニチン(1日1グラム)を、もう一方のグループ
には偽薬を6ヶ月間、処方したものです。

その結果、治療開始2ヶ月後には、L−カルニチンを飲んだグループの男性
の精子濃度が高まり、前進運動率、運動率ともに改善されました。最も顕著
に効果があらわれたのは、研究開始時に運動率の最も低かった男性グループ
であったとのことで、この調査研究の実施中に4組の夫婦が自然妊娠出来た
のことです。

※二重盲検試験とは
薬物の効果を確認する試験で、試験薬物と対象用の(効果のない)偽薬を、
医師・患者ともにわからないように投薬して、それぞれの有効性を判定する
という客観的に比較判定する信ぴょう性が高い試験方法のこと。

--------編集室より--------------------------------------------------

L−カルニチンは、ダイエットのサプリメントとして、
最近、脚光を浴びているアミノ酸の一種です。
主には、エネルギーを作り出すために必要な成分なのですが、
血液中の脂肪分を燃焼させエネルギーを産生するミトコンドリアの中に
送り込むことから、
体脂肪の燃焼を促進する働きがあるのではということから、
ダイエットの補助として注目されたという訳です。

そして、L−カルニチンの摂取によって、
体内でのエネルギーが高まることから、
性機能の向上が期待出来るのではと、
以前から研究者の間では考えられていました。

また、L−カルニチンと、その代謝物であるアセチルL−カルニチンは、
精子に多く含まれていて、
精子のエネルギーの代謝に大きく貢献しており、
精子の運動のためのエネルギー源になっています。

このようの精子の運動率の改善のためには、
これまでの研究から、
この「L−カルニチン」と「コエンザイムQ10」を併用し、
2ヶ月以上摂取することをお勧めします

---------【L−カルニチン】-----------------------------------------

※医療機関で使用されているL−カルニチン
http://www.nature-g.com/shohin/vitalin/01.html

---------【コエンザイムQ10】-------------------------------------

※食品中に含まれるコエンザイムQ10
http://www.nature-g.com/shohin/yarbaprima/12.html

★詳しい利用方法は直接ご相談下さい。
info@nature-g.com

--------------------------------------------------------------------
 体外受精の胚移植は1個で
--------------------------------------------------------------------
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/3851313.stm

■体外受精の胚移植の数は、2個ではなく、1個にするべき

6月27日から30日までドイツのベルリンで開催されたヨーロッパ生殖医療学
会で、北欧の研究者より、1個の胚移植でも妊娠する確率は変わらないとの
調査研究結果を発表しました。そして、胚移植数を1個にすることで多胎妊
娠に伴う母子の健康へのリスクを回避できるとしています。

ところが、イギリスの専門家は、さらなる研究による根拠を示す必要がある
との見解です。HEFA(The Human Fertilisation and Embryology:イギリス
保健省の管轄下におかれる公的機関で、直訳すれば、ヒトの受精および胚研
究に関する認可庁)のスポークスマンは、胚移植を1個にすることにはやぶ
さかではないが、それによるマイナス面を見極める必要がある、としていま
す。

スウェーデン、ノルウェイ、デンマークの北欧3国において、660人以上を
対象に調査が行なわれた模様で、全員36歳以下の女性で、初めて、もしくは
2回目の周期、そして、少なくとも2個の状態の良い卵子を採卵できていま
す。一方のグループには2個の胚を移植し、もう一方のグループには1個を
移植し、妊娠しない場合には次の周期に凍結胚を移植しました。

■標準治療

1個を胚移植したグループの妊娠率は、39.7%で、2個を移植したグループは
43.5%でした。1個を移植したグループの91人がはじめの周期で妊娠し、
次の周期で29人が妊娠しました。それに対して、2個の胚を移植したグルー
プは、142人が妊娠しました。

研究チームのリーダーは、1個の胚移植でも同じ程度の結果が得られるので
す。しかも、多胎児なしに、です、と述べています。多胎出産は、未熟児に
なりやすく、子供にも母親にも健康上のリスクが伴います。さらに、全ヨー
ロッパにおいて、状態の良い卵子が採卵できた36歳以下の女性の最初と次の
周期には、1個の胚を移植することを標準的な治療とするべきであると主張
しています。

イギリスで不妊治療のルールを設定しているHFEAは、今年のはじめに各周期
の胚移植数は2個を最大とするよう規制しました。スポークスマンは、この
会議で他国の調査結果を確認しているが、HFEAが、胚移植数を1個に規制す
るには、さらなる根拠が必要であると述べています。胚移植数を1個にする
ことでのマイナス面を考慮に入れる必要があります。ただし、年齢的な条件
を設けるというのであれば、正しい治療としなければならないでしょう。

--------------------------------------------------------------------
 ニュージーランド政府は体外受精での胚移植数を1個に規制
--------------------------------------------------------------------
http://www.stuff.co.nz/stuff/0,2106,2969841a7144,00.html

ニュージーランド政府の新しい不妊治療政策は、年間に50以上もの双子の出
産を減らし、新生児の医療サービスの負担を軽減するだろう

ニュージーランド政府は体外受精についての新しい政策の一つとして、周期
当たりの胚移植数を1つとすることを決定しました。多くの女性は、妊娠率
を上げるために複数の胚移植を選択する傾向にありますが、そのことが、多
胎妊娠になる確率を上げることになります。

2000年から2002年までの統計によりますと、37歳以下の女性が、2つの状態
の良い胚を移植した場合は、47%が出産に至り、そのうち37%が双子でした。
1個の胚を移植した場合は、妊娠率が40%に低下するものの、双子の確率は
2%になります。

生殖医療協会では、この新しい政策のもとで、不妊治療数の増加をカウント
しても、国の補助による体外受精で双子を妊娠する数は、年間に50に半減
すると見積もっています。毎年、ニュージーランドでは、約800組の双子が、
産まれています。

生殖医療協会のウェリントンのメディカルディレクターは、この政策の変更
を歓迎しています。多胎妊娠は、母子ともに大きなリスクを抱えており、多
胎出産は、社会的にも大きな負担となっていました。母親が高血圧になるリ
スクが4倍に、死産になるリスクは4〜10倍になると言われています。不妊
に悩む夫婦は多胎妊娠のリスクやその結果を考慮に入れることよりもついつ
い妊娠することにのみとらわれがちです。

この20年間に子作りをはじめる年齢が上昇し、不妊治療を受ける女性の数が
増えたことに伴い、多胎出産が64%も増加しています。多くの多胎出産は早
産で、病院の新生児集中治療室でのケアが必要です。早産児を28週間、ケア
するのに、一人当たり、8万ドル(ニュージーランドドル:約520万円)かか
ります。

--------編集室より--------------------------------------------------

体外受精後、胚を移植する場合に、
胚をいくつ戻すかは、妊娠率、多胎率(双子以上の妊娠する確率)が
関連してくる重要な問題です。
母子の健康を考えるとできるだけ多胎は避けながらも、
妊娠率は維持したいというのがテーマで、
最近の研究では、
状態の良い受精卵が得られれば、
連続した2つの周期で比較すれば、
1個の移植でも2個の移植と遜色ない妊娠率が得られるようです。

ただし、このための条件は、状態の良い受精卵が得られることです。
年齢にも左右されるものですが、
状態の良い卵子と精子は、
状態の良い女性と男性のカラダがつくるものです。

また、ニュ−ジ−ランドでは胚移植数を1個にすることを、
ルール化したということですが、
日本とニュージーランドでは医療に対する背景が全く異なります。
ニュージーランドでは、基本的に医療費は無料。
38歳までの女性は、国の補助でIVFを受けることができるそうです。

--------------------------------------------------------------------
 湾岸戦争従軍兵と不妊
--------------------------------------------------------------------
http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/news/fullstory_18957.html

第一次湾岸戦争への兵役経験者は、従軍しなかった兵士にくらべて、妊娠し
づらい傾向になることが、このほど調査により明らかになりました。この調
査は、LHTM(ロンドン大学衛生熱帯医学大学院)による郵送によるもの
で、1990年から1991年にかけて、クウェートとイラクでの戦争に従軍した兵
士は、従軍しなかった兵士にくらべ、不妊症や死産を経験する人が多かった
というもの。

調査にあたった研究者は、統計的有意差が見られたとして、今後は、現在、
先のイラク戦争に従軍し、帰国した兵士を対象にさらなる調査に取り組まな
ければならないと話しています。

--------編集室より--------------------------------------------------

戦場に送り込まれた兵士に精神的なダメージが残り、
自殺者が多いことはベトナム戦争からの帰還兵を対象にした調査から
明らかになっていますし、
イラク戦争に従軍したアメリカ兵についても同様の問題が、
発生していることも報道されているところです。

不妊症との関連を指摘した今回のニュースは、
イギリスの医師会の学術誌のオンライン版に掲載されました。

いずれにしても、
人間の生殖システムは、
メンタルな影響を強く受けることを物語るものです。
なかなか妊娠しない原因が肉体的には、
なかなかみつからない場合には意外なところに原因が潜んでいる可能性が
ありそうです。

--------------------------------------------------------------------
 正しい食事が子宮内膜症を予防する
--------------------------------------------------------------------
http://www.healthday.com/view.cfm?id=520089

イタリアの研究者は、多くの女性を悩ませている子宮内膜症が、赤身の肉や
ハムを控え、野菜や果物を豊富に食べることで防ぐことが出来るのではとい
う調査研究結果を発表しました。

新鮮な果物と緑色の野菜を豊富に食べている女性は、子宮内膜症にかかるリ
スクが、40%下回りますが、肉をよく食べる女性は、子宮内膜症にかかる
リスクが80〜100%増加するとしています。この報告は、生殖関連の学
術誌「Human Reproduction」の7月15日号に掲載されました。

この調査研究は、イタリアのミラノ大学附属婦人科病院の医師によるもので、
500人の子宮内膜症の女性と500人の病歴のない女性を対象に聞き取り
調査を行ったものです。聞き取り内容は、生殖関連の病歴、生活スタイル、
食事のことで、インタビュー前の1年間の食事について1週間にどれくらい
に頻度で抗酸化物質の豊富な野菜や果物を食べているのか、どれくらいのお
酒、コーヒーを飲むのかについて調査しました。

その結果、野菜や果物を豊富に食べる女性のは子宮内膜症が少ないこと、と
ころが、レバー、人参、チーズ、魚、穀物、コーヒー、お酒、ミルク、バター
マーガリン、脂肪の摂取に関しては関連性は見い出すことが出来ませんでし
た。

そして、研究チームのリーダーは、新鮮な果物と緑色の野菜をもっと食べる
ことで、イタリアだけで1年間に1万人の女性の子宮内膜症の発症を未然に
防ぐことが出来るだろうと述べています。

この研究に対して、ニューヨーク大学のメディカルセンター長である医師は、
食事と子宮内膜症には関連性がありそうだと述べ、子宮筋腫のような他のホ
ルモンに関連する症状と食事の関連ありそうだとしています。ただし、だか
らと言って子宮内膜症にかかるかどうか、全てが食事によるものであるとは
ならないとしています。それは、遺伝的なもの、免疫機構の要因などが影響
していると考えられ、おそらく、その上で食事の影響も加味されると考えら
れるとしています。

--------編集室より--------------------------------------------------

子宮内膜症は、外部からのウイルスや物理的な力によるものではなく、
カラダが徐々にそのような状態になったものなので、
当然、遺伝的な要因を始めとして、
生活スタイルや食事などの"癖"なども複合的な原因の一つと、
考えられるでしょう。

薬や外科的な治療を施しても、
ほとんどが再発するということは、
それらの複合的な要因への根本的な解決になっていないからでしょう。

問題を分かりやすくするために極端な言い方をすれば、
子宮内膜症にしろ、
他の要因による不妊症にしろ、
間違った生活スタイルや食事から改めることなしに、
根本的な解決は望めません。

薬などによって一時的に解決、そして、妊娠、出産に至ったとしても、
間違った生活スタイルや食事は、
将来的に、また、異なった問題を必ず引き起こすものです。

---------★最新ニュース&トピックスに関するご質問等は★-------------

今週、ご紹介した最新ニュース&トピックスに関するご質問等ありましたら、
下記のアドレス宛にお送り下さい。
info@nature-g.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  連載コラム「気功的生活のすすめ」            第15回
      
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
不妊を克服するために最も大切なことは、
パートナーとの協力です。
良好な関係というベースがあってこそ、です。
そのためにも、コミュニケーションは大切です。

--------------------------------------------------------------------
 「ちょっとした会話と対応の大切さ〈2〉」       いで ともみ
--------------------------------------------------------------------
 毎日暑いですねぇ〜。もう、夜も寝苦しくて、さすがにエアコンや扇風機
が大活躍しています。日中外に出ると、ギラギラした日差しに、フライパン
の上で焼かれているかのようで、肌がジリジリ音を立てている感じがします。
夏だから仕方ないとはいえ、正直、辛いですよね。
 でも、皆さんはできるだけ汗をかいて、お茶や水など甘くなく冷た過ぎな
い水分を摂って、これからまだまだ続く夏を乗り切って頂きたいものです。

 今回は、大切な人との会話と対応についてちょっと、話してみたいと思い
ます。
 私たちが最も大切にしたいのが、パートナーと交わす会話ではないでしょ
うか。そこで、あなたは一日のうちでどれくらいの時間、パートナーと会話
を交わしていますか?
 皆さんはとても、忙しく慌しい生活を送っているのでしょうから、ゆっく
り会話を交わす時間を作るのは難しいかもしれませんね。以外に、当り障り
のない言葉のやり取りだけで、一日が終わってしまうことも多くありません
か? 互いに仕事をしていれば生活パターンもそれぞれ違ってくることもあ
るし、夜遅くまでどちらかが仕事していれば、僅かな時間のみ顔を合わせる
だけで、一日が終わってしまうこともあるのではないでしょうか。
 パートナーとゆっくり時間を作ってちゃんと会話をするなんて、考えてみ
れば、余りないかもしれません。付き合い始めた頃は、互いのことを知りた
いと思い、色んな事でも沢山話したものですが、付き合いも長くなり、互い
に仕事などが大変になってきたりすると、削られるのは『会話』になってく
るかもしれません。
 また、互いの対応の仕方も変化してきます。ついつい、疲れているため対
応もないがしろになってしまったり、存在を意識しない状態になってしまう
ことありませんか。
 私も、日常の生活に追いまくられ余裕がなくなると、ついつい、口うるさ
くなるし些細なことにすぐイライラして怖い顔ばかり見せてしまいます。こ
れは互いに相手の事を思いやることを忘れ、自分中心に物事を運ぼうとする
結果と思います。また、それがこうじると、相手をまったく無視した行動に
なり、目の前にいる大切な人を見失うことに繋がってしまいます。いるのが
当たり前...やってくれて当たり前...全て意識しない、見えない流れに飲まれ
てしまう。そして、溺れて苦しくなって初めて気がつく。普通のことが一番
大切で、ちゃんと見失わずにいなければならないということに。

 二人で過ごす年月が長くなればなるほど、パートナーと向かい合って、今、
何を考え思っているのかを話してください。見えていたつもりでまったく見
ていなかった相手の事に、気が付かされるかもしれません。目と目で通じ合
う...という言葉もありますが、やはり、言葉は大切なコミュニケーションの
アイテムです。なかなか目だけでは分かり合えない部分があるし、言葉にす
ることで再確認したり、そのことの意味を実感することが出来ます。
声に出して語り合うことで、また、目では見れない『気』の交流が行われ、
相手の言葉に隠れていた思いが感じれます。
 まず、自分の思いを伝え、相手の思いをしっかりと聴いてください。この
交流...やりとりが会話です。一方通行ではいけません。それではかえって不
完全燃焼してしまいます。

 そして、一緒に思いやって頂きたいのが、相手と接する時の対応の仕方。
常に、相手の存在を考え、互いが心地よい環境を作りたいものです。ちょっ
とした仕草、受け答え、表情や声のトーンに言葉...と、居心地のよい状態を
作るのには欠かせない注意点です。でも、毎日そんなことはしてられない!
というのが、正直、私の本音のひとつとしてあります。いつも、気をつけよ
うと思うのですが、相手にそのつもりがなければ、こうした気遣いや試みも
もちません。でも、やはり、まずは自分から気をつけなければな...と思うと
ころです。なんていいながら、今日もこわーい顔して文句をいってたりする
のですが......。

 互いに長い事、それも四六時中顔を合わせているのですから、我がままも
出てくるし、自分の思い通りにならないとイライラしたり、思いやりに欠け
てきたりもします。でも、ここでもう一度、何か、すれ違っている感じがし
たら、初心に戻って会話の時間を持ってください。その時は、対応の仕方を
考えて、話してみましょう。また、なかなか上手く時間が作れないという人
は、僅かな時間でも向かい合ってどんなことでもいいから会話をしてみてく
ださい。話題は始めはなんでもいいのです。
「今日はどんな一日だった?」なんてとこから始まる会話もいいものです。

-------------------------------------------
いで ともみ(看護師・カウンセラー・気功師)
-------------------------------------------
不妊症は現代病であると考え、西洋医学、東洋医学、心理学に通じた立場と
これまでの豊富な臨床経験を生かし、妊娠しやすいカラダづくりプロジェク
トのメンタルサポートを担当しています。

★連載コラム「気功的生活のすすめ」に関しての感想や内容についてのご質
問等は、どしどしメールでお寄せ下さい。
info@nature-g.com

----Congratulation!-------------------------------------------------
 
      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

--------------------------------------------------------------------
アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。

■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴

■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用

■妊娠にいたった治療内容

■妊娠にいたった経緯

■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

■現在、不妊改善中の方へ一言

以上です。
よろしくお願いします。

--------------------------------------------------------------------
        ★誌上カウンセリングに応募下さい★
--------------------------------------------------------------------
妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311

━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★あなたに相応しい不妊改善のためのサプリメントをアドバイスいたします
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現在の状況を出来るだけ詳しくお書き下さい。適切なサプリメントの摂取プ
ランをご提案させて頂きます。それぞれのご予算に応じたプランニングです。
ご利用を通してフォローさせて頂きます。

--------------------------------------------------------------------
■編集後記 
--------------------------------------------------------------------
戦争から帰ってきた兵士に不妊症が多いというのは、
驚きました。
なぜかと言いますと、
兵士はおそらくは、ほとんどが男性でしょう。
ということは、
男性のメンタルな障害も大いに不妊を引き起こすということです。

これまで、なんとなくメンタルな影響は女性の問題だと、
ぼんやり思っていたように思います。

頂くメールをみていると想像以上に男性に読んで頂いているみたいです。
たまには大いにリフレッシュしましょう。

--------------------------------------------------------------------
★「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
====================================================================
妊娠しやすいカラダづくり No.055
--------------------------------------------------------------------
◎注意事項
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
◎ご意見、ご希望は下記メールアドレス宛にお願いいたします。
info@nature-g.com
--------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発
行しています。配信の停止は下記のページから手続き下さい。
http://www.nature-g.com/mailmag/mailmag.html 
--------------------------------------------------------------------
【発 行】 株式会社ライフケアマネージメント内
      [妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏
【監 修】  荻田浩司(内科医・医学博士)
--------------------------------------------------------------------